Oracle Database Exadata Express Cloud
Service(EECS)は、中小サイズのデータで構成される本番アプリケーションに適した、フル・マネージド・
データベース・サービスです。EECSには、Oracle JDBCおよびUniversal Connection
Pool(UCP)を使用して、Java SEアプリケーション、Java Webアプリケーション(サーブレット)、およびJava
EEコンテナからアクセスします。セキュリティは、TLS v1.2およびJava
KeyStore(JKS)ファイルによって確保されます。これらは、サービス・コンソールからダウンロードできます。接続を確立する手順については、い
ずれかのリンクをクリックしてください。このページでは、JDBCドライバのバージョン12.2または12.1を使用した場合のステップについて紹介して
います。
前提条件(すべてに該当)
Plain JDBC
開
発者ツールの使用(Eclipse、IntelliJなど)
Tomcat
トラブル
シューティングのヒント
WebLogic
Server(WLS) JDBC-OCIの使用
手順1 - ク
ライアント・アクセスの有効化:Exadata Expressサービス・コンソールか
ら、コンソールのクライアント・アクセスを有効にします。
手順2 - ク
ライアント資格証明の取得:コンソールで「Download
Client Credentials」をクリックして、client_credentials.zip
を
取得します。セキュリティが確保されたディレクトリにこれを解凍して、権限のあるユー
ザーのみがアクセスできるようにします。
手順3 - JDKバージョン:JDK9 またはJDK8u162を使用していない場合は、JCE Unlimited Strength Jurisdiction Policy Filesをダウンロードします。インストールに関する注意事 項については、READMEを参照してください。
手順4 - JDBCドライバ:最新の12.2.0.1
JDBC Thinドライバ(ojdbc8.jar)とucp.jarをダウンロードします。
注:バー
ジョン12.1.0.2では、パッチ適用済みのJDBC Thinドライバ(ojdbc7.jar)
とUCP(ucp.jar)を使用するか、バグ23176395に対応したパッチを適用する必
要があります。詳細については、MOS Note 2122800.1を参照してください。
手順1:前提条 件を満たしていることを確認してください。
手順2:DataSourceSample.javaまたはUCPSample.javaをダウンロードし、接続URLを更新して、TNSエイリアスをサービス名と同じにします。
例:DB_URL="jdbc:oracle:thin:@dbaccess
"
手順3:シ ステム・プロパティまたは接続プロパティとして、JKS関連の接続プロパティを渡し、サンプルをコンパイルして実行します。接続レベルのプロパティの設定 に関する詳細については、OracleConnectionを 参照してください。
java -Doracle.net.tns_admin=/home/
myuser
/cloud
\
-Doracle.net.ssl_server_dn_match=true \
-Doracle.net.ssl_version=1.2 \ (12.1.0.2 JDBCドライバのみ)
-Djavax.net.ssl.trustStore=/home/user/cloud/truststore.jks \
-Djavax.net.ssl.trustStorePassword=welcome1 \
-Djavax.net.ssl.keyStore=/home/user/cloud/keystore.jks \
-Djavax.net.ssl.keyStorePassword=welcome1 \
UCPSample
[接続プロパティを使用] Properties info = new Properties();
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_USER_NAME, DB_USER);
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_PASSWORD, DB_PASSWORD);
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_TNS_ADMIN,"
home/user/cloud/
");
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_THIN_SSL_VERSION,"1.2");
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_THIN_SSL_SERVER_DN_MATCH,"true");
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_THIN_JAVAX_NET_SSL_KEYSTORE,
"
home/user/cloud
/keystore.jks");
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_THIN_JAVAX_NET_SSL_KEYSTOREPASSWORD,"Welcome1");
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_THIN_JAVAX_NET_SSL_TRUSTSTORE,
"/
home/user/cloud
/truststore.jks");
info.put(OracleConnection.CONNECTION_PROPERTY_THIN_JAVAX_NET_SSL_TRUSTSTOREPASSWORD,"Welcome1");
OracleDataSource ods = new OracleDataSource();
ods.setURL(DB_URL);
ods.setConnectionProperties(info);
try (OracleConnection connection = (OracleConnection)
ods.getConnection()) { }
このパ スからOracle Instant Clientをダウンロードし、インストールします。
Instant Clientの場所を設定します(下記参照)。
[Linux] export LD_LIBRARY_PATH=/home/myuser/instantclient_12_1:$LD_LIBRARY_PATH
[Windows] set PATH=C:\instantclient_12_1;%PATH%
client_credentials.zip
ファ
イルをディレクトリに解凍します。たとえば、解凍したファイルを/home/
myuser
/cloud
ま
たはC:\cloudtest
に移動します。
Oracleウォレット(*.sso、*.p12)をセキュリティで保護して 保存し、Exadata Expressサービスへの接続を許可されたユーザーのみがアクセスできるようにします。デフォルトでは、ファイルの所有者だけにアクセス権を付与するこ とをお勧めします。
解凍したsqlnet.ora
ファイルを編集し、DIRECTORY
の
値をzipファイルの中身を置いた場所に設定します。
たとえば、次のようにパスを変更します。
WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file)
(METHOD_DATA = (DIRECTORY=?/network/admin)))
Linuxの場合:
WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file)
(METHOD_DATA = (DIRECTORY=/home/myuser/cloud)))
Windowsの場合:
WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file)
(METHOD_DATA = (DIRECTORY=C:\CloudTest)))
環境変数TNS_ADMIN
を、解凍したファイル
が置かれているディレクトリに設定します。sqlnet.oraも必ずこのパスに配置してください。
[Linux] export TNS_ADMIN=/home/myuser/cloud
[Windows] set TNS_ADMIN=C:\CloudTest
JDBCドライバ(ojdbc8.jarまたはojdbc7.jar)はこのクラスパスに
配置します。使用する接続文字列のサンプルは"jdbc:oracle:oci:@dbaccess
"です。
java OCISample
コマンドを使用して
サンプルを実行します。