Oracle Globally Distributed Autonomous Databaseは、大規模なミッションクリティカルなアプリケーションの開発と導入を簡素化する、自律型の管理を備えた分散データベース・サービスです。Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上で利用可能なこのサービスは、ハイパースケールのパフォーマンスとデータベース・シャーディングによる高可用性をもたらすとともに、データ主権要件を満たすためのデータ分散ポリシーの制御を提供します。アプリケーション開発者は、単一の論理的なコンバージド・データベースとインターフェース接続することで、グローバルに導入可能なアプリケーションをシームレスに作成できます。
Globally Distributed Autonomous Databaseは極めて汎用性が高く、さまざまなワークロードに適しています。Oracle Databaseのコンバージド機能は、オンライン・トランザクション処理(OLTP)、オンライン分析処理(OLAP)、インメモリ分析、および混合ワークロードなど、さまざまなワークロードをシームレスにサポートします。この多様性は、構造化データ(リレーショナル・データなど)、半構造化データ(XML、JSON、ORC、Apache Avro、Parquetなど)、非構造化データ(CLOB、空間データ、グラフ・データなど)を含むさまざまなデータ型にも対応します。高度な列指向ストレージを備えたOracle Globally Distributed Autonomous Databaseは、シームレスなビッグ・データ分析機能を提供し、膨大なデータ・セットを処理してインサイトを効率的に提供するプラットフォームの機能を強化します。
Oracle Globally Distributed Autonomous Databaseは、Autonomous Databaseの専用インフラストラクチャ上で実行されます。これは、分散データベース・シャードの自動管理を追加するOracle Autonomous Databaseの分散バージョンです。
Globally Distributed Autonomous Databaseは、あらゆる商用リージョンで利用可能で、地域に関係なくIT機能を活用することができます。あらゆる商用リージョンにおけるGlobally Distributed Autonomous Databaseの可用性は、グローバル・ビジネスに多用途性と戦略的有用性をもたらします。
Oracle Globally Distributed Autonomous Databaseは、シャーディング・キーを使用した戦略的なデータ分散によりパフォーマンスを最大化します。管理者が定義したこれらのキーは、シャード間のデータ配置を決定します。表ファミリーのコンセプトにより、シャード内でのリレーショナル・データの共存が確保され、シャード間の通信が削減されます。これにより、クエリ応答が最適化され、データ・アクセスが向上し、結合、検索、集計などの操作が強化されます。すなわち、データ検索がより高速かつ効率的になり、レイテンシが最小限に抑えられ、全体的なパフォーマンスが向上します。
Globally Distributed Autonomous Databaseは、シームレスな導入プロセスによってディザスタ・リカバリを効率化します。フォルト・トランスレラントなExadataプラットフォームと分散データベース・アーキテクチャを活用し、ディザスタ・リカバリ・ソリューションの強固な基盤を確立します。この組み合わせにより、99.95%の可用性サービス・レベル・アグリーメント(SLA)を達成することができ、これをAutonomous Data Guardの機能と併用すると、99.995%という驚異的なレベルにまで増加します。
Globally Distributed Autonomous Databaseの無料お試しについては、メールで globally-distributed-adb@oracle.comまでお問い合わせください。