適切なマネージド・データベース・サービスを利用することで、自社のクラウド・データベース・リソースを管理する負担から解放され、もっと多くの自由度と時間をビジネスにとって重要なことに集中させることができるようになります。サービスプロバイダの評価方法、必要な機能、ニーズに合ったマネージド・サービス・プロバイダを選択することで得られるメリットについてご紹介します。
マネージド・データベースとは、組織のITスタッフではなく、サードパーティ・プロバイダによって管理および維持される、ストレージ、データおよびコンピュート・サービスを含むデータベースと定義されます。
単なるマネージドか、それとも完全なマネージドか、どのようにOracle Autonomous Databaseによってほぼすべての手作業が排除されるかをご覧ください。
セルフマネージド・データベースでは、オペレーティング・システムやデータベースを自社で維持する必要があります。そのため、エンドツーエンド・セキュリティからスケーリングまでのありとあらゆる分野について一定レベルの専門知識とスキルセットを組織が所有している必要があります。セルフマネージド・システムを維持することによって制御が可能になるかもしれませんが、それには欠点が伴うことがあります。たとえば、時間の経過に伴ってコストが増加することがあります。また、技術革新や製品設計というよりは、スキーマ設計、パッチ、セキュリティ、アクセスの管理といったタスクに時間とスタッフを費やす必要があります。
一方、ホストされたデータベースでは、運営、管理、およびメンテナンスをサービスプロバイダに移譲することができます。プロバイダは、設定、管理、セキュリティおよびスケーリングを担当します。代わりに、組織のITスタッフや開発者は、新しいアプリケーションの開発や技術革新を通じてビジネス価値を高めるという本来の業務に戻ることができます。手間のかかるメンテナンスやサポートをマネージド・データベース・サービス・プロバイダに担当してもらうことができます。
マネージド・データベース・プロバイダには、いくつかの利点があります。
フルマネージド・データベースはプロバイダによって完全に管理されていますが、すべてのプロバイダがフルマネージド・サービスを提供しているわけではありません。真のフルマネージド・データベース・サービス・プロバイダと提携しているお客様は、セルフマネージド・データ・センターでしているように自社のデータベースを監視、管理、維持する必要はありません。すべてのトラブルシューティングおよびセキュリティに加えて、セルフマネージド環境においては手動で介入する必要があったパッチ適用やチューニングもサービスプロバイダによって処理されます。
マネージド・データベースのクラウド・サービス・プロバイダの選定は、結局のところ、予算、データ型、目標によって決まります。さらに重要なことは、次の分野についてのマネージド・データベース・プロバイダの評判を考慮することです。
マネージド・データベース・サービス・プロバイダを評価する際、決定する前に尋ねることができる簡単な質問が1つあります。それは「実際のところ、何が管理されていますか?」という質問です。どのような妥協をする必要があり、それぞれの作業が必要かどうかを確認します。各プロバイダに対して、必ず自動化のレベルとそれが組織のIT管理と運営に与える影響について質問してください。次の点を考慮します。
すべてのマネージド・データベース・サービス・プロバイダが同じ機能を提供しているわけではないので、プロバイダが管理するものと組織が社内で行わなければならないことを慎重に確認してください。
現在、開発は有意義な仕方でビジネスの成長に貢献しており、それには分散アプリケーションの開発が関わっていることがあります。これは、個別のチームが、独自のペースで、独自のツール、言語、データモデル、異なっている可能性がある多数のデータベースを使用して、さまざまなサービスを処理していることを意味しているかもしれません。開発者は、独自のツールやデータを使用して、目的の作業を好きなツールで素早く達成することを好みます。
組織全体にとっては、これにより問題が生じる可能性があります。データを別々のサイロに置くことで、全体にわたって不整合が発生し、実用的なインサイトを得ることが難しくなります。開発者が独自のプロジェクトやタイムラインで運用している場合、開発者は自分の作業を固めるのに役立つデータにアクセスできないかもしれません。データベースで処理できないデータ型やアクセスの不整合などが原因である可能性があります。
コンバージドシステム機能(各開発チームが希望しているデータモデルやアクセス方法がサポートされているマルチモデル、マルチテナント、マルチワークロード・データベース)を提供しているマネージド・データベースは、開発者とその組織の両方にとって役立ちます。また、運用コストの削減にも役立ちます。たとえば、JSONを使用している開発者は、データ型に基づいて、自分以外の他のデータベースにアクセスできます。ユーザーは自分のデータにアクセスする方法を1つに制限されません。開発者および他のユーザーは、SQLを使用してJSONデータを問い合せたり、グラフクエリを使用して関係を調べてデータの関連性を発見したりできます。開発者がデータモデルを変更する必要がある場合は、同じデータベースをコンバージドモデル内に保持できます。インサイトを獲得しやすいため、組織全体で意思決定を迅速に行えるようになります。
Oracle Autonomous Databaseには、前述の利点があるだけでなく、企業が事業運営を改善し、コストを削減するのにも役立ちます。自動運転サービスは、可用性の高いデータベースをプロビジョニングし、特定のワークロード向けに構成およびチューニングを行い、機密データを保護し、必要に応じて計算リソースを自動的にスケーリングします。Oracle Autonomous Databaseでは、マルチモデル・コンバージド・データベースと機械学習に基づくライフサイクル全体の管理の自動化により、運用コストを90%削減することができます。
Oracle Autonomous Databaseによってどのように完全に管理し、運用コストを削減できるかご覧ください。
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