Analytics Platformの機能に関する詳細

この機能概要では、Oracle Analytics CloudおよびOracle Analytics Serverで使用可能な機能の全体的な概要を説明します。ビジネス・ユーザー、アナリスト、企業内データ・サイエンティスト、データ・エンジニアなど、それぞれの役割に応じた機能の詳細をナビゲーションします。

概要

Oracle Analyticsは、さまざまなワークロードやデータに対応した、すぐに使用できるサービスを備えた完全なプラットフォームです。Oracle Analyticsは、クラウド、オンプレミス、ハイブリッドなどのあらゆる種類のデータから価値ある実用的な分析情報を提供し、ビジネス・ユーザー、データ・エンジニア、データ・サイエンティストが、関連するデータにアクセスして処理し、予測を評価し、迅速で正確な意思決定を行えるようにします。Oracle Analyticsプラットフォームは、データの取り込み、準備と強化、可視化、コラボレーションなど、分析プロセス全体のニーズに対応します。機械学習(ML)はプラットフォームに組み込まれており、組織がデータドリブンを超えて分析ドリブンになれるよう支援します。他の製品とは異なり、Oracle Analyticsでは、集中管理されたガバナンス対象の分析とセルフサービスによる分析のバランスをカスタマイズできます。

Oracle Analyticsの製品ツアー

  • Oracle Analyticsのデータ可視化のデモ(2:52)

  • ビジネスユーザーのための機械学習 (3:35)

  • Oracle Analyticsに組み込まれたているデータ準備(3:02)

分析ワークフロー全体に対応するプラットフォーム

以下、Oracle Analyticsプラットフォームの説明 この画像は、分析ワークフローを表す概要図です。分析ワークフローを6つのステップで定義しています。そして、Oracle Analyticsに組み込まれている機能を、データ・ソースとの接続から、データ・モデリング、データ準備、データ探索、セルフサービス分析、そして時間や場所を問わず誰もが利用できるコラボレーションまで、6ステップのワークフローに分類しています。
  1. 1. 接続 - Snowflake、Salesforce、BigQuery、Dropbox、MongoDB、MySQL、Teradata、Excelなど、Oracle Analyticsが提供する組み込みのネイティブなコネクターが多数表示されます。
  2. 2. モデル - 集中管理されたモデリングおよびセルフサービスのデータ・モデリングの両方の機能が組み込まれていることを示します。
  3. 3. 準備 - Oracle Analyticsプラットフォーム内でデータセットを直接準備し、強化するための組み込み機能を示し、セキュアでないスプレッドシートで操作するためにデータをエクスポートする必要性をなくします。
  4. 4. 探索 - ユーザーが自然言語を使用してデータを直接探索し、やりとりできるようにする自然言語処理のような機能を示します。
  5. 5. エクスペリエンス - Webブラウザやモバイル・アプリケーションなど、ほとんどのユーザーが扱うであろう機能を示します。エクスペリエンスには、データの可視化、自然言語によるナラティブ、サードパーティー・アプリケーションに分析を組み込むなどの機能も含まれます。
  6. 6. コラボレーション - 情報共有の機能を示します。これには、ソーシャル・ネットワーキング、分析カタログ、マルチユーザー開発などが含まれます。

Oracle Analyticsは、データへの接続、モデリング、データの準備と強化、データの探索、可視化、ストーリーテリング、コラボレーションなど、分析ワークフロー全体を強化するリッチなワークベンチ機能を提供します。データの準備と強化のギャップを埋めるためにセキュアでないExcelエクスポートを利用する必要性を減らします。オラクルは統合的な分析プロセスを提供し、データ・ソースから可視化まで、確実にすべてのデータが追跡可能で共有可能なプロセスにより管理されるようにします。

Oracle Analytics Cloud(OAC)

データがクラウドに引き寄せられている場合は、分析も同様です。OACは、次世代のOracle Cloud Infrastructure(OCI)上で提供されるクラウドネイティブなサービスです。OACは、オンプレミスのデータセンターを必要とせずに、オラクルネイティブなクラウド・サービスのコラボレーションと可視化の利点をもたらします。

Oracle Analytics Cloud(OAS)

インフラストラクチャとデータをオンプレミスに維持することが推奨される場合、OASはオンプレミスのプライベート・クラウド分析プラットフォーム製品とサービスに必要となるものを提供します。Oracle Business Intelligence Enterprise Edition(OBIEE)をOASに新規導入または既存導入から移行できます。OASは、既存のOBIEEのお客様に追加費用をお支払いいただくことなく、すべてのデータをオンプレミスに保持しながら、AIによる最新の分析を提供します。

Oracle Analytics Serverを選ぶ理由

Oracle Analyticsプラットフォームは、以下を実現します。

  • IT、データ・エンジニア、企業内データ・サイエンティスト、データ・サイエンティスト、エグゼクティブ、ビジネス・ユーザーなど、組織内のあらゆる職務に対応する分析機能。
  • コード不要のワンクリック分析から、特定のユースケース向けにトレーニングされたカスタマイズ可能なアルゴリズムまで、あらゆるレベルのユーザー向けの組み込み機械学習機能。
  • 一貫性のある信頼できる数値を常に確保しつつ、集中管理されたガバナンス対象のレポートと分析、およびビジネス主導のセルフサービスの両方。
  • 物理的なデータ・ソースとクエリ言語をビジネス・ユーザーから抽象化するデータ・モデル。
  • セキュアでないデータ・エクスポートとExcelの必要性を排除する、組み込みの追跡可能で反復可能なデータの準備と強化。