Fusion Analyticsの機能に関する詳細

可視化とレポートのカスタマイズ

ユーザーは、デフォルトのKPI、ダッシュボード、レポートに加え、Oracle Cloud Applicationsデータや可用性データ・ソースのビジネス・サブジェクト・エリア・ビューからオブジェクトをドラッグ・アンド・ドロップすることで、可視化やレポート作成を迅速に行うことができます。また、テキストや音声を使ったシンプルな検索のような体験において、自然言語を使用したデータ・クエリを実行し、結果を視覚的な回答や音声による説明として得ることができます。

セルフサービスによるデータの可視化

Oracle Fusion Analyticsには、カスタム・ダッシュボードやレポートを作成するための包括的なセルフサービス可視化機能が搭載されています。自動化されたチャートとグラフの推奨および簡単なドラッグ・アンド・ドロップにより、魅力的なビジュアル・ストーリーを構築します。ウォーターフォール・ブリッジ・レポート、パフォーマンス・タイル、自然言語、マップなど、45種類以上の可視化タイプで迅速に開始します。

図1: セルフサービスによるデータ可視化の例

可視化、ダッシュボード、レポートの作成

Oracle Cloud Applicationsのデータからデフォルトのビジネス・サブジェクト・エリアを表示することにより、ユーザーは属性とメトリックをドラッグ・アンド・ドロップして迅速に可視化を実行できます。これらのサブジェクト・エリアは、概要レベルから最小粒度のトランザクション分析まで、特定のビジネス上の質問に回答し、ユースケースに対応するメトリックと属性で設計されています。データモデル/パイプラインのサブジェクト・エリアに関する詳細をご確認ください。

図2:HCM従業員の主要サブジェクト・エリア(左側)の例

音声ドリブンな分析

テキストまたは音声を使用したシンプルで検索のような体験において、自然言語を使用した対話型のデータ・クエリを実行し、結果を視覚的な回答または音声ナレーションで得ます。モバイル・アプリケーションは、28種類の言語と、同義語、略語、ダイナミック・フィルター、計算などのさまざまな言語構成をサポートする自然言語処理を使用しています。ユーザーは、「今月の従業員の離職率を教えてください」などのビジネスに関する質問をタイプ入力、テキスト入力、または声に出して質問することができ、返答として自動的にレンダリングされた可視化情報を得ることができます。

図3:音声ドリブンな自然言語処理の例

自然言語の生成

Fusion Analyticsは自然言語生成機能を使って、クエリや可視化の結果についてのテキストによる説明を作成します。ユーザーが通常のデータの発見や分析プロセスのように、データを追加、フィルタを変更、またはコンテキストを変更すると、自動的に説明が更新されます。

図4:自然言語生成の例(右側)