製品情報

Oracle Database@AWSとは何ですか?

オラクルとAmazonは、オラクルが管理するOracle Cloud Infrastructure(OCI)上で稼働するOracle DatabaseサービスをAWSデータセンター内で提供するための提携を発表しました。この新しいサービスにより、お客様はイノベーションとクラウド移行を加速できます。Oracle Database 23aiの分析およびアプリケーション開発機能と、Amazon SageMakerやAmazon BedrockなどのAWS機械学習サービスを使用して、アプリケーションを迅速に構築し、最新化できます。

Oracle Cloud Infrastructureのどの製品を利用できますか?

Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureを限定プレビュー版として利用できます。Oracle Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureを一般提供(GA)版として利用できます。

顧客がOracle Database@AWSを使用する場合の商業的なメリットは何ですか?

  • AWSコミットメント:AWS MarketplaceからOracle Database@AWSを購入すると、AWS Marketplaceでの支出としてAWSコミットメントの対象となります。
  • カスタム契約条件: お客様はOracle Salesと取引条件について交渉できます。
  • 既存のOracleライセンスを活用:Oracle Cloud Infrastructureと同様にOracle Database@AWSでも、Bring Your Own License(BYOL)を通じて対象となるOracle Databaseライセンスを使用できます。また、ライセンス込みのサービスを購入することもできます。
  • Oracle Support Rewards:Oracle Database@AWSの支出はOracle Support Rewardsの対象となり、オンプレミスのOracleテクノロジー・ソフトウェア・ライセンス・サポート料金に充当できます。

Oracle Database@AWSはどこで利用できますか?

Oracle Database@AWSは米国東部(北バージニア)リージョンで限定プレビュー版として利用できます。

他のリージョンでの利用をご希望の場合は、オラクルまたはAWSのアカウント・チームにお知らせください。

どの世代のOracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureがサポートされていますか。

Exadata X9Mがサポートされています。

Oracle Databaseのどのバージョンを使用できますか?

OCIでサポートされている同じデータベース・バージョンがOracle Database@AWSでもサポートされています。

請求と経済性

既存のOracle DatabaseライセンスをOracle Database@AWSで使用できますか?

はい。Bring Your Own License(BYOL)プログラムを利用すれば、Oracle Databaseライセンスへの既存の投資を活用できます。このプログラムでは、既存のOracle Support料金を引き継いで、Oracle Database@AWSにそれらのライセンスを導入できるため、コストを削減できます。Unlimited License Agreement(ULA)または固定数量ライセンス契約を通じて購入したライセンスなど(ただしこれらに限定されない)、サポートされている有効なOracle Databaseライセンスであれば、BYOLの対象となります。ただし、サードパーティのサポート組織によってサポートされているOracle Databaseライセンスは、BYOLプログラムの対象外となります。

既存のライセンスをお持ちでない場合や、ライセンス数が不足している場合は、ライセンス込みのサービスを購入できます。

Oracle Database@AWSの顧客はOracle Support Rewardsを使用できますか?

はい。Oracle Database@AWSを使用すると、OCIを直接使用する場合と同じOracle Support Rewardsが適用されます。

Oracle Database@AWSの購入はAWSコミットメントの対象となりますか?

はい。Oracle Database@AWSの課金額はAWS Marketplaceでの支出としてAWSコミットメントの対象となります。

Oracle Database@AWSの使用は既存のオラクルまたはOCIの契約とコミットメントの対象となりますか?

いいえ。

ネットワークとセキュリティ

Oracle Database@AWSとOCIデータセンター間はどのように接続されますか?

AWSデータセンター内の各Oracle Database@AWS環境は、専用リンクと冗長リンクを介してOCIデータセンターに接続されます。

Oracle Database@AWSとOCIデータセンター間のトラフィックは暗号化されますか?

はい。Oracle Database@AWSインフラストラクチャを含め、Oracle Database@AWSとOCI間のすべてのトラフィックは暗号化されます。

Oracle Database@AWSとOCIデータセンター間のネットワークに容量制限はありますか?

いいえ。インフラストラクチャの物理容量を超えない限り、AWSデータセンター内のOracle Database@AWS環境とOCIデータセンター間のネットワークは内部リージョン・ネットワークとして扱われるため、トラフィック・コストやスロットリング制限はありません。

Oracle Database@AWSからOCIデータセンターへの接続が失敗した場合、どうなりますか?Oracle Database@AWSのデータにアクセスできますか?

Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure環境は引き続き稼働します。ただし、インフラストラクチャ・リソースの作成、更新、削除はできなくなります。

また、Exadata Database Service環境が機能していても、OCIからAWSモニタリング・サービスに送信されるメトリックとログは遅延します。

パートナー

Oracle Database@AWSの信頼できるパートナー・サービス・プロバイダーと連携することはできますか?

はい。コンサルティング・サービス・パートナーがお客様と連携して、お客様のOracle Database@AWS環境を支援できます。Oracle Database@AWSは、AWS Marketplaceを通じてお客様に直接販売されており、他の企業やチャネルからは購入できませんのでご注意ください。

Oracleサービス・パートナーはOracle Database@AWSの詳細についてどこで確認できますか?

Oracleコンサルティング・サービス・パートナーになることや、Service Expertise指定の資格を得ることに関心をお持ちの場合は、Oracle PartnerNetwork Webサイトで最新情報を確認できます。サービス・プロバイダは、オファリングを直接購入できますが、顧客の代理では購入できません。