Oracle Cloud Infrastructure Kubernetes Engine (OKE) は、コンテナ化されたワークロードの開発、導入および操作を大規模に簡素化するマネージドKubernetesサービスです。OKEを使用すると、OCIのコンピュート、ネットワーク、およびストレージ・サービスを活用するKubernetesクラスタを迅速に作成、管理、および利用できます。
Kubernetesを使用してKubernetesベースのコンテナ・アプリケーションをデプロイおよび管理したい場合に、OKEを使用します。これにより、標準のアップストリームKubernetesの本番グレードのコンテナ・オーケストレーションと、OCIの制御、セキュリティ、および予測可能な高パフォーマンスを組み合わせることができます。
OKEは、リージョンおよび可用性ドメインに記載されているとおり、すべてのリージョンでサポートされています。
OKEは、FedRAMP High、ISO/IEC 27001、PCI DSS、SOC1/2/3など、多数の業界標準および規制への準拠をサポートしています。詳細については、インフラストラクチャ・コンプライアンス・ページをご覧ください。
いいえ。OKEでKubernetesクラスタを作成すると、サービスが自動的に高可用性Kubernetesコントロールプレーンを作成します。また、Kubernetesのバージョン・アップグレードなど、コントロールプレーンに関連する継続的な管理タスクも、サービスがシームレスかつ中断することなく処理します。
はい、OKEがリリースしたすべてのKubernetesバージョンは、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)の適合プログラムに認定されています。
OKEクラスタを作成すると、OKEは自動的に、障害ドメインと可用性ドメイン(論理データセンター)にまたがる複数のKubernetesコントロール・プレーン・ノードを作成し、管理します。これにより、マネージドKubernetesコントロール・プレーンが確実に高可用性を実現できます。Kubernetesの新しいバージョンへのアップグレードなどのコントロール・プレーン操作は、サービスを中断することなく実行できます。さらに、ワーカーノードをプロビジョニングする際には、配置構成を使用して、それらが作成されるフォルト・ドメインと可用性ドメインを制御できます。ノードは自動的にオンラインになり、ラベル付けけされます。このラベルを使用してワークロードをスケジュールすることで、堅牢性と高可用性を実現できます。
はい、OKEクラスタはKubernetesのRBACに対応しています。マネージドKubernetesはOracle Identity and Access Management(IAM)とも統合されているため、ユーザーはクラスタへのアクセスを強力に制御できます。
はい、マネージドKubernetesクラスタは既存のVCNにデプロイできます。これにより、セキュリティ・リストや基礎となるサブネットの使用を、より詳細に制御できます。
はい、OKEを使用すると、KubernetesクラスタはVCNに統合されます。クラスター・ワーカー・ノード、ロードバランサ、Kubernetes APIエンドポイントは、VCNのプライベートサブネットまたはパブリックサブネットの一部になります。通常のVCNルーティングとファイアウォール・ルールによってKubernetes API エンドポイントへのアクセスが制御され、企業ネットワークからのみ、要塞ホスト経由、または特定のプラットフォームサービス経由でアクセスできるようになります。
Kubernetes Engine で新しいクラスタを作成する際には、クラスタの種類を次のいずれかに指定する必要があります。
基本クラスタは、管理責任をより多く引き受ける意思があり、拡張OKEクラスタの高度な機能が必要ない場合に適しています。将来、より高度な管理機能が必要になった場合は、拡張OKEクラスタに簡単に切り替えることができます。
OKEは、SLAに基づき、1クラスタあたり0.10ドル/時が請求されます。さらに、OKEで作成されたOCIサービス(コンピュート、ストレージ、ネットワーク、その他のインフラリソース)に基づいて料金が請求されます。
また、ワーカーノードに仮想ノードを選択した場合は、実行時間に応じて1ノードあたり0.015ドル/時の追加料金が発生します。
はい、ベアメタルのワーカーノードでマネージドのKubernetesクラスタをデプロイできます。また、ベアメタルと仮想マシンの両方を使用してクラスタを作成し、Kubernetesのワークロードを適切にターゲティングすることもできます。
OKEクラスタをセットアップする際には、パブリック/プライベートSSHキーペアをマネージドノードおよびセルフマネージド・ノードに割り当てることができます。これにより、そのSSHキーペアを使用してワーカーノードにアクセスできます。ただし、OKE仮想ノードはOKEによって完全に管理されているため、SSHキーペアを使用してもアクセスできません。
1つのOKEクラスタ内でマネージド・ノードとセルフマネージド・ノードを組み合わせることが可能です。ただし、仮想ノードをOKEクラスタ内の他のノード・タイプと混在させることはできません。
OKE仮想ノードには、永続ストレージ機能がまだありません。ただし、OCI Block Storage および OCI File Storage をバックエンドとする永続ボリュームのサポートが今後追加される予定です。Kubernetes アプリケーションで永続ストレージが必要な場合は、OKE 管理ノードの使用をお勧めします。
仮想ノードは、E3、E4、および A1 コンピュート・シェイプと互換性があり、新しいシェイプが定期的に追加されています。仮想ノードがサポートしないシェイプをワークロードに必要とする場合は、代わりにマネージド・ノードを使用することができます。
ライフサイクル管理用のアドオンを備えたソフトウェア・パッケージは、以下の通りです。また、新しいソフトウェア・パッケージは定期的に追加されます。