Compute Cloud@Customer

Oracle Compute Cloud@Customerは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)Computeを好きな場所で使用できるようにする、フルマネージドかつラックスケールの分散クラウド・プラットフォームです。Compute Cloud@Customer上でストレージとネットワーキング・サービスを備えたOCI Computeを実行することにより、データセンターでクラウドの自動化と経済性のメリットを得ることができます。これは、データ・レジデンシー、セキュリティ、既存リソースとの低レイテンシ接続およびリアルタイム運用といったニーズに対応しながら、クラウド・インフラストラクチャ上でアプリケーションを実行する最もシンプルな方法です。

フルマネージドのラックスケール・インフラストラクチャにより、場所を選ばずOCI Computeの実行が可能

Compute Cloud@Customerがお客様の成功を支援する方法をご覧ください。

分散クラウドでスケーラブルなOCIコンピュート・ストレージ・ネットワーキング・サービスを実行します。

データ・レジデンシー、セキュリティ、レイテンシに関する要件に対応します。

動的な重量課金によりコストを削減します。

アプリケーション・スタック全体を最新化します。

オラクルがフルマネージド・サービスとサポートを提供します。

常時暗号化とOracle Operator Access Controlでデータのセキュリティを確保します。

Compute Cloud@Customerが選ばれる理由

Oracle Compute Cloud@Customerにより、お客様のデータセンター内の高パフォーマンスなクラウド・インフラストラクチャ上でOCIサービスを使用してアプリケーションとミドルウェアを実行できます。これにより、ラック・スケールのプラットフォームとInfrastructure-as-Codeの自動化を使用して、必要な場所にアプリケーションを迅速に導入することが可能になります。Compute Cloud@CustomerとOracle Exadata Cloud@Customer for Oracle Databaseを組み合わせることで、クラウド・リソースを使用してアプリケーション・スタック全体を最新化します。



  • シンプルで低コスト

    フルマネージドのクラウド・インフラストラクチャとOCIコンピュート・サービスを、100%OpExモデルと動的な重量課金で利用し、コストを削減します。

  • 柔軟かつ強力

    最大96個のコンピュート・コアとスケーラブルなオブジェクト・ブロック・ストレージを備えた柔軟なVMシェイプを使用して、クラウドネイティブなアプリケーションと従来のアプリケーションを実行します。

  • 完全な互換性

    オラクルの他の分散クラウドと同じOCIサービス、API、および自動化を導入しているため、一度容易に開発したワークロードをどこでも実行することができます。

  • 場所を問わずに展開

    ラックスケールのインフラストラクチャを分散配置することで、データ・レジデンシーと低レイテンシのニーズに対応します。

Compute Cloud@Customerの仕組み

Oracle Compute Cloud@Customerは、オラクルが所有し、リモートで管理するクラウド・インフラストラクチャであり、お客様が選択したデータセンターまたは拠点にインストールされます。OCIのコンピュート、ストレージ、ネットワーク・サービスを実行しながら、データ・レジデンシーに関する要件と既存のデータセンター資産への低レイテンシ接続およびリアルタイム・データ運用のニーズを満たすことができます。

必要となるコンピュート・コア数と総ストレージを選択すると、オラクルがインフラストラクチャの提供、インストール、メンテナンス、管理を実行します。低コストなCompute Cloud@Customer Infrastructureにサブスクライブし、使用するコンピュート・リソースとストレージ・リソースに対してのみ消費コストを支払います。消費コストの変動や別のベンダーからハードウェアを購入する必要がない他のプロバイダーとは異なり、Compute Cloud@Customerは、OCIに使用するものと同じUniversal Creditsを用い、未使用のリソースに対する請求がないことによりコストを削減する100%OpExモデルを提供します。

Cloud@Customerを使用する場合、データは常時暗号化およびその他のOCIセキュリティ機能により常に保護されます。OCI Consoleと共通APIは、Compute Cloud@Customer、Exadata Cloud@Customer、およびOCIリージョンで実行されるサービスやアプリケーションの管理に使用され、オラクルの分散クラウド環境全体にわたりワークロードが容易にを移動できるようにします。


Compute Cloud@Customerの仕組み
Compute Cloud@Customerの仕組み

Compute Cloud@Customerのユースケース

  • データ・レジデンシーによる資産のモダナイゼーション

    Oracle E-Business Suiteなどのライセンス・アプリケーションを含むアプリケーションをCompute Cloud@Customerに移動し、Exadata Cloud@Customerに直接接続することで、パフォーマンス向上、管理時間の短縮、コスト削減を実現します。従来のワークロードとクラウドネイティブなワークロードを単一のCompute Cloud@Customerプラットフォームに統合し、コストを削減します。

  • 一元管理による分散クラウド

    従来のワークロードとクラウドネイティブなワークロードを単一のCompute Cloud@Customerプラットフォームに統合し、コストを削減します。使用するリソースの消費コストのみを支払うことができる、グローバルで一貫した価格設定モデルにより、インフラストラクチャとサービスの料金を営業費用で支払います。

  • 障害時リカバリ

    Compute Cloud@Customerをスタンバイ・ロケーションに導入し、使用したリソースに対してのみ支払いを行うことで、アプリケーションやミドルウェア・スタックの保護コストを削減します。

Compute Cloud@Customerに関するアナリストの見解

  • 「Oracle Compute Cloud@Customerは、顧客のオンプレミス環境でOCIの可用性を高めることで、OCIの優れた機能、パフォーマンス、手頃な価格を顧客に提供します。これは、データ・レジデンシー、応答時間の短縮によるアプリケーションの待ち時間の短縮、強力なセキュリティを必要とする組織にとって非常に重要です。それと同じくらい重要なのは価格が手頃なことです。」

    – Wikibon Research、シニア・アナリスト、
    Marc Staimer氏
2023年8月9日

Oracle Compute Cloud@Customerの概要

オラクル、製品管理担当バイスプレジデント、Jason Schaffer

Compute Cloud@Customerを使用することにより、高いパフォーマンス、可用性、クラウド経済性を備えたミドルウェアやアプリケーションをコスト効率よく実行することができます。お客様のデータ・センターまたは分散データ・センターに設置することで、データ・レジデンシ要件とエンドユーザーの近くにクラウド・リソースを分散させるニーズを満たす支援をします。

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