マネージドPostgreSQLサービスは、データベースのデプロイメント、メンテナンス、および管理に対するハンズオフ・アプローチを提供します。ユーザーは、手動で操作を行うことなく自動化されたバックアップ、更新、およびスケーリングのメリットを享受でき、データベース管理ではなく、アプリケーション開発に集中できます。
マネージド・サービスでは、セキュリティと、バックアップ、パッチ適用、スケーリングなどのすべての管理タスクがサービス・プロバイダによって処理されます。従来のインストールでは、これらの責任はユーザーまたは社内ITチームが負っていました。
OCI Database with PostgreSQLが異なる点は、そのデータベース最適化ストレージ・テクノロジーにあります。コンピュートとストレージを分離する独自のアプローチにより、OCI Database Optimized Storageは競合製品と比較して優れたパフォーマンスだけでなく、迅速なリカバリも実現できます。優れた信頼性と耐久性を確保し、低いRTOで迅速なデータ保護とリカバリを実現します。
オラクルのマネージドPostgreSQLサービスは、ダウンタイムを最小限に抑えられるように設計されています。スケーリングを含むほとんどのメンテナンス・タスクがシームレスに実行されます。ただし、特定の重要な更新には短いダウンタイムが必要になる場合があり、その場合はオフピーク時にスケジュールするとともに、ユーザーに事前に通知を行います。アプリケーションの要件に合わせてメンテナンス・ウィンドウをカスタマイズすることもできます。
現在、PostgreSQLバージョン13、14および15をサポートしています。この拡張バージョン・サポートでは、古いバージョンでの安定性が必要な場合や、新しいバージョンの最新の機能と改善を利用する場合に、アプリケーション要件に最も適したPostgreSQLバージョンでワークロードを実行できます。
サービスでサポートされているPostgreSQL拡張機能の現在のリストは、こちらにあります。現在、本サービスでサポートされているPostgreSQL拡張機能には、pgvector、pg_stat_statements、PostGIS、postgres_fdw、pglogicalなどがあります。これらの拡張機能により、AI/MLの統合、地理空間データ処理、シームレスなデータ統合などの高度な機能を活用することができます。
最新リリースには、以下の新機能が含まれています。
オラクルでは、VPCネットワークの分離、転送中および保存中の暗号化、定期的なセキュリティ更新によってデータを保護しています。OCI Identity and Access Managementの統合では、管理機能が管理され、データベース・システム内で追加の権限管理を可能にする、初期データベース管理ロールが作成されます。
はい。データ・レプリケーションは標準機能です。データベース作成プロセス中に、2つのノード(プライマリ1つとレプリカ1つ)を選択できます。複数のフォルト・ドメインおよび可用性ドメイン・デプロイメント(使用可能な場合)を利用して、高可用性を確保しています。プライマリ・ノードで障害が発生すると、サービスの中断を最小限に抑えるために、トラフィックがスタンバイ・レプリカに自動的にルーティングされます。
そのとおりです。日次、週次、または月次の周期で自動バックアップを行っており、ニーズに基づいて保持期間を選択できます。バックアップを作成したら、バックアップの詳細をクリックしてリストアを開始します。
ネットワーク・セキュリティ・グループは仮想ファイアウォールとして機能し、仮想クラウド・ネットワーク(VCN)内のPostgreSQLデータベースへのトラフィックの流れを制御するセキュリティルールを定義および管理することができます。この機能により、ネットワーク・セキュリティの管理が簡素化され、共通のセキュリティ・ポリシーのもとにリソースをグループ化することで、データの保護が強化されます。
統合は簡単です。データベースを設定したら、アプリケーションの構成にプラグインできる接続の詳細が表示されます。また、データベース・システム、構成、およびバックアップを管理するためのSDK/APIを提供しています。
オラクルでは、ほとんどのアプリケーションに適した十分な数の接続制限を設けています。デフォルトの接続制限は、シェイプ(OCPUとメモリ)のデフォルト構成を介して提供されます。また、接続制限数が異なるカスタム構成を作成し、データベース・システムの作成時に適用することも、既存のデータベース・システムを変更することもできます。
価格は、選択したストレージ、コンピュート・リソース、および追加機能に基づきます。オラクルの透明性の高い価格モデルにより、使用した分だけ料金が発生し、隠れた料金もありません。
同じリージョン内のデータベース間のデータ転送は、基準価格に含まれます。ただし、リージョン間または外部のデータ転送では追加料金が発生する場合があります。バックアップに関しては、サイズと保持期間に基づいて標準のOCI Object Storage料金が発生します。バックアップ保持期間が経過すると、バックアップは削除され、そのバックアップに対する追加料金は発生しません。
主要なすべてのクレジット・カードと銀行振込をご利用いただけます。請求は毎月行われ、リソース使用量と追加料金の詳細な内訳が請求書に示されます。