Monitoringに関するよくある質問

FAQのトピック

一般的な質問

Oracle Cloud Infrastructure Monitoringとはなんですか?

Oracle Cloud Infrastructure Monitoringは、スタック全体を監視するための詳細なメトリックと通知を企業に提供します。Oracle Cloud Infrastructureリソース向けにすぐに使用できるパフォーマンスおよび正常性メトリックが提供されています。さらに、業界標準の統計、トリガー演算子、および時間間隔を使用して、これらのメトリックにアラームを作成できます。アラームは、Notificationsサービスを介して、クラウドインフラストラクチャとサービス全体の重要な変更をリアルタイムで警告します。また、独自のカスタム・メトリックについてアラームを発行、視覚化、および作成して、すべてのメトリックを1か所で監視することもできます。Monitoringには、クラス最高のメトリック・エンジンが搭載されており、複数のメトリック・ストリームおよび次元にまたがる強力な集計とスライス・アンド・ダイス・クエリをリアルタイムで実行できます。

Monitoringのメリットは何ですか。

Monitoringを使用すると、クラウド・インフラストラクチャとサービスの正常性とパフォーマンスを把握できます。Monitoringにより、リソースの使用率を最適化し、異常にリアルタイムで対応するために必要なインサイトを得ることができます。

Monitoringメトリックを表示または取得するにはどうすればよいですか。

Monitoringメトリックは、コンソールで時系列グラフとして利用できます。SDK、CLI、およびAPIを使用してメトリックをクエリできます。Service Essentialsに関するドキュメントのリソース監視の紹介セクションに、メトリックの取得とグラフの表示に関する概要が示されています。

コンソールには、3つのMonitoringメトリック・ビューがあります。

  1. リソースについてデフォルトのメトリック・グラフを表示する: コンソールには、選択したリソースの過去1時間のメトリック・データが表示されます。選択したリソースから発行されたメトリックごとにグラフが表示されます。
  2. リソースのセットについてデフォルトのメトリック・グラフを表示する: 「サービス・メトリック」ページには、コンパートメントおよびメトリック・ネームスペース内のすべてのリソースのデフォルトのグラフが表示されます。このデータは、次元を使用してフィルタリングできます。
  3. 1つ以上のクエリからメトリック・グラフを作成する: Metrics Explorerでは、ユーザー指定の統計、次元についてのフィルタ、および間隔を使用した複数のクエリがサポートされています。Metrics Explorerには、MQL(Monitoring Query Language)を使用してクエリを作成および表示することができる詳細モードも含まれています。

アラームを作成および表示するにはどうすればよいですか。

Monitoringアラームは、SDK、CLI、およびAPIを介してだけでなく、コンソールでも作成および表示できます。アラームの構成および使用方法の詳細については、Monitoringアラームに関するドキュメントをご参照ください。Monitoringでは、Notificationsを使用して、指定された宛先にアラートを送信します。

コンソールの「アラーム・ステータスの監視」ページには、現在作動しているアラームの概要が表示されます。

どのOracle Cloud InfrastructureサービスがMonitoringにメトリックを発行しますか。

メトリックを発行できるリソースまたはコンポーネントを持つ、サポートされているサービスのリストについては、Monitoringでサポートしているサービスに関するセクションをご参照ください。各サービスは、リソースのタイプに固有の主要なメトリックを提供します。提供されるメトリックの詳細、メトリックの定義、および利用可能な次元については、ドキュメントを参照してください。サポートされているサービスのリストは、今後も拡充される予定です。

Oracle Cloud Infrastructureサービスからメトリックを生成するには、どのような設定が必要ですか。

メトリックは、追加設定なしで、Oracle Cloud Infrastructureサービスについて生成されます。メトリックを表示するために必要なIAMポリシーに関連した前提条件がいくつかあります。メトリックを提供するサービスのリストについては、サポートされているサービスのリストをご参照ください。コンピュート・インスタンスでは、Monitoringを有効にするためにOracleCloudAgentが必要になります。新しいインスタンスの場合、OracleCloudAgentはデフォルトで提供されています。既存のインスタンスの場合、OracleCloudAgentをインストールできます。OracleCloudAgentの詳細およびインストールされているかどうかの確認方法については、Compute Monitoringに関するドキュメントをご参照ください。

Monitoringに独自のメトリックを送信できますか。

APIを使用して、独自のカスタム・メトリックをMonitoringに公開できます。カスタム・メトリックは、コンソールでグラフ化したり、APIを使用して取得したりできます。MonitoringコンソールとAPIでは、カスタム・メトリックに基づいたアラームの構成もサポートされています。

コンソールの「Metrics Explorer」ページでは、リソースによって提供されるメトリックとともにカスタム・メトリックも表示することができます。

Monitoringに関連する制限には、どのようなものがありますか。

Monitoringに関連する制限については、Monitoringに関する制限のMonitoringのセクションをご参照ください。

Monitoringに関する詳細情報はどこで入手できますか。

Monitoringの開始方法および使用方法の詳細については、Oracle Cloud Infrastructureのドキュメントをご参照ください。


請求

Monitoringにはどのくらいのコストがかかりますか。

使用されているMonitoringに対してOracle Cloud Infrastructure Monitoringの価格で課金が行われます。課金は、次の2つの基準で行われます。

  1. 取り込まれたメトリック:OCI Monitoringに送信されたカスタム・メトリック・データ・ポイントに対して課金されます。Oracle Cloud Infrastructureサービスによって提供されるメトリックは取り込まれたメトリックにカウントされないため、OCI接頭辞付きのネームスペースではそれらのメトリックに対する課金はありません。
  2. メトリック取得:視覚化またはアラーム評価のためにMonitoringから取得されたときに分析されたデータ・ポイントに対して課金されます。また、Oracle Connector Hubを使用したモニタリング・サービスからサポートされているターゲット・サービスに移動したメトリック・データ・ポイント数に応じても課金されます。

データ・ポイントとは何ですか。

YAメトリック・データ・ポイントとは、Monitoring APIに取り込まれたメトリック・ストリームの1つの値(タイムスタンプ付き)のことです。例: 2018-05-10T22:19:00Z, 10.4

分析されたメトリック・データ・ポイントとは何ですか。

分析されたメトリック・データ・ポイントとは、Monitoringのメトリック取得クエリのメトリック・ストリームごとの1分間あたりのデータ・ポイントのことです。このため、1分間以内に複数のメトリック・データ・ポイントが取り込まれた場合でも、1つの分析されたメトリック・データ・ポイントとしてカウントされます。1分間に取り込まれたメトリック・データ・ポイントがゼロであっても、1つの分析されたメトリック・データ・ポイントとしてカウントされることに注意してください。特定のクエリについて、GET/Query操作の計算コストは、時間の長さとメトリック・ストリームの数に直接比例します。

メトリック・ストリームとは何ですか。

メトリック・ストリームとは、メトリックの1つの集計データセットのことです。ストリームには、単一のリソースに固有のものもあれば、コンパートメント内のすべてのリソースについて集計したものもあります。