クラウド・コンピューティングは、さまざまな形で組織にメリットをもたらします。実際、そのメリットは非常に数多く、クラウド・プラットフォームへの業務移行を検討せずにいることは不可能と言っても過言ではありません。しかし、多くの企業はそのメリットを理解していないことから、時代遅れで非効率的なプロセスを利用しています。
ここでは、クラウドベースのシステムの導入を検討しているすべての企業に向けて、クラウド・コンピューティングの主要な10のメリットをご紹介します。
これは、さまざまな州や国にまたがる各支店やオフィスにおける話です。アクセシビリティの向上による影響を受けるのは従業員だけでなく、顧客や取引先もアカウントにログインして情報にアクセスできるようになります。これにより、オフィスでも外出先でも、誰もが最新の情報を入手できるようになります。
クラウド・コンピューティングを利用することで、サーバー、ケーブル、ネットワークスイッチ、バックアップ生成、冗長ルーターなどを独自で用意する必要がなくなりました。クラウド・プロバイダーの選択によっては、月額料金でこれらすべてを管理することができます。どのようなビジネス・モデルにおいても、経費削減は必須であり、どのクラウドベースのプラットフォームもこの要因だけでもメリットがあります。
クラウド・コンピューティングを使用する場合、データのバックアップはクラウド・プロバイダーのデータセンターに一元化されるため、個々のユーザーやチームがオンサイトまたはオフサイトで独自のバックアップを維持する必要がなくなります。このため、いずれかのバックアップが失敗したり、災害で破壊されたりしても、データ損失のリスクが軽減されます。クラウド・プロバイダーは、クラウド・ストレージに保持されている別のコピーからデータを復元することができ、このコピーはデータが追加されるたびに継続的に更新されていきます。
チームは、データの暗号化や2要素認証などのクラウド・セキュリティ・テクノロジーを活用することで、自宅やオフィスの自前の機器やサーバーを使用する場合よりも高いプライバシーを確保することができます。オラクルは、自動保護を組み込んだセキュリティファーストのクラウド・アーキテクチャを使用しています。
クラウド・コンピューティングのリソースを同時に使用することで、独自に専属のサーバー・ハードウェアを用意するよりも高いパフォーマンスを得ることができます。クラウド・コンピューティングにより、1秒あたりの入出力操作(IOPS)が増加します。
クラウド・サービスは、複数のクラウド施設に分散しているため、ダウンタイムなしで高可用性をも提供します。クラウド・プロバイダーは、エンド・ユーザーに対して透過的な、クラウド・システムのアップデート、クラウド・ソフトウェアのバグやセキュリティ上の問題の修正に対する責任を担います。
予測不可能なビジネス・ニーズでは、クラウド・コンピューティング・リソースが急遽必要になることがよくあります。ハードウェアの追加調達やITスタッフによるサーバーのセットアップを待つことなく、すぐに利用できるクラウド・アプリケーションを迅速に導入できることにより、クラウド・アプリケーション開発を強化できます。
さらに、さまざまなタイプのクラウド・インフラストラクチャ・テクノロジーをサポートする幅広いサービスの中からご選択いただけます。
クラウドベースのプラットフォームは、収集したデータに即座にアクセスできる独自の機会を提供します。これにより、より適切な意思決定、および履歴データからの予測に基づく組織の将来に関するインサイトの入手が容易になります。
災害や不測の事態が発生した際の効果的なバックアップ計画は万端でしょうか。計画のお備えがない場合には、クラウド・コンピューティング・サービスを利用することで、組織にメリットをもたらすことができます。クラウド・コンピューティングは、無限のデータ・ストレージ・スペースと、ビジネス継続性を確保するために必要に応じてリモートで起動できるシステムを使用します。
クラウド戦略の導入には初期投資が必要となりますが、高価なハードウェアやローカルのデータセンターを維持する必要がないため、長期的に見ればかなりの金額の節約になります。また、クラウドベースのシステムの利用には初期費用がかからないため、企業は自らのペースで投資前にテストすることができます。オラクルはコスト・パフォーマンスと柔軟なサイズ設定を提供します。
需要急増に対応するためにクラウド・リソースを即座に割り当てることが可能なため、ダウンタイムを二度と経験することがないクラウド・コンピューティングは、仮想のコンピューター環境に最適です。クラウド・コンピューティングを利用することで、スタッフの増員や設備投資を行うことなく、機能をほぼ難なく拡張して需要の増加に対応することができます。
クラウド・コンピューティングは、従来のITソリューションよりも環境に優しいテクノロジーです。クラウドへの移行により、企業はエネルギー消費と二酸化炭素排出量を最大90%削減できます。企業は、社内にサーバーやソフトウェアを置かず、クラウドベースのサービスを利用することで、インターネットに接続されたコンピューターまたはデバイスから、同じアプリケーションおよびデータにアクセスすることができます。これにより、企業が自らITインフラストラクチャを購入およびメンテナンスする必要がなくなります。
より環境に配慮した、費用対効果の高いITサービスの提供方法をお探しの場合は、クラウドへの移行をご検討ください。