オラクルは本日、革新的な「Oracle Autonomous Database」をベースとした最初のサービスである「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」を全世界で提供開始すると発表しました。本日、オラクル本社で行われたイベントにおいて、新しい自律型データベースを特別にテスト稼働していただいたお客様とパートナー様から、自律機能の価値について意見をうかがいました。Accenture、Hertz、QMP Health、Qualexの各社の代表が、オラクルのエグゼクティブと共に檀上に上がり、パフォーマンスの向上、コスト削減、データとシステムのセキュリティの向上といった、「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」によってすでに得られている画期的な成果について語って下さいました。
オラクルのデータベース・サーバー技術担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのアンドリュー・メンデルソンは次のように述べています。「『Oracle Autonomous Database』はオラクルをご利用いただいている世界中の42万社のお客様にとって真の変革的テクノロジーであり、業界にとって重要な進歩です。自動稼働（Self-Driving）、自動保護（Self-Securing）、自動修復（Self-Repairing）の機能は、お客様のデータの管理・保護の方法を大きく変えるものであり、今日の市場においてほかに類を見ないサービスとなっています」
世界初の自律型データベースである「Oracle Autonomous Database」は、データベース・システムにおける管理とセキュリティの主要プロセスを自動化する自動稼働、自動保護、自動修復の機能を搭載しており、パッチ適用、チューニング、アップグレードといったすべての処理が、重要なインフラストラクチャの稼動を中断することなく行われます。オラクルは、「Oracle Autonomous Database」により、お客様のデータおよびシステムのリスク最小化とセキュリティ向上を支援します。「Oracle Autonomous Database Cloud」サービスは、機械学習を利用することで、優れたパフォーマンス、シンプルさ、伸縮性をデータ・ウェアハウスにもたらします。数ある同サービスの第1弾として提供されるのが、「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」です。
複数の組織が「Oracle Autonomous Database」のテスト稼働を実施
Accentureの最高技術責任者（CTO）兼最高イノベーション責任者（CIO）であるポール・ドーアティ氏は次のように述べています。「インテリジェント・エンタープライズの時代が幕を開けようとしている今、自律型データベースの登場は自然な進展といえるものです。自動稼働機能を備えたデータ・ウェアハウスを、早い場合には数分から数時間で構築することができることにより、ビジネス上の洞察を得るためのより強力でシンプルな手段がもたらされます」
Aker BPのアーキテクトであるエリック・ドゥバーンズ氏は次のように述べています。「『Autonomous Data Warehouse Cloud』は瞬時の拡張に自在に対応し、市場で他に類のない優れた柔軟性を備えています」
CERNのビッグデータ・エンジニアでデータ・サイエンティストであるマヌエル・マルティン・マルケス氏、データベース管理者のORセバスチアン・マッソン氏は次のように述べています。「初期テストの結果、『Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud』は重要なイノベーションをもたらすことがわかりました。たとえば、『Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud』は、重要な制御システムで必要となるストレージを自動的に1/10に削減してくれます」
DX MarketingのCTOのジェリー・ゲアディング氏は次のように述べています。「拡張と縮小が容易に行え、実際に使う分のプロセッサ・サービスだけを購入すればいいという、『Autonomous Data Warehouse Cloud』の持つ柔軟な拡張性は、DX Marketingとって大きなメリットです」
Hertzのビジネス・インテリジェンス&アナリティクス担当ディレクターであるベンジャミン・アルヌルフ氏は次のように述べています。「『Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud』が、微調整なしでさまざまな種類とサイズの分析ワークロードに対応し、より優れたパフォーマンスを発揮する点に、非常に感銘を受けました。これによって、コストを削減し、節約分をカスタマー・サービスの改善に充てることができるようになり、お客様に喜んでいただけると考えます」
クラウドベースのBIと分析を専門に手掛けるLookerでは、エンタープライズ対応でありながらも使いやすいデータ・ウェアハウスのニーズの拡大を見込んでいます。Lookerの戦略的提携担当バイスプレジデントであるキーナン・ライス氏は次のように述べています。「完全管理型のサービスの需要が高まるなか、『Autonomous Data Warehouse Cloud』はお客様が自社データから価値を引き出すことを更に容易にしてくれます」
ミネソタ州政府のデータ・インテグレーション・チーム・マネージャーであるマイルス・オースタッド氏は次のように述べています。「『Autonomous Data Warehouse Cloud』は非常に使いやすく、データ・ロードが容易に行え、パフォーマンスも素晴らしいと感じました」
QMP HealthのCEOであるマイケル・モラレス氏は次のように述べています。「人間を相手にするとなると、時間が何より重要になってきます。『Autonomous Data Warehouse Cloud』はダウンタイムを発生させることなく、自動でチューニングや管理を行えるため、すばやい対応と意思決定が可能になります。これは、私たち、そして患者さんたちにとっても非常に重要なことです」
11880.comのCEOであるクリスティアン・マール氏は次のように述べています。「『Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud』は11880.com Solutions AGにとって理想的なソリューションです。管理用のリソースが不要で、優れたパフォーマンスを発揮し、また柔軟性に富んでいることから、自社の成長に合わせて拡張することができます」
業界アナリストが認めるマーケット・リーダーシップ
複数の独立系業界アナリストが最新の報告書の中で、「Oracle Autonomous Database」テクノロジーについて評価しています。以下に、それらの報告書の一部と主な分析結果を紹介します。
- Gartner社から2018年2月13日発行の『Magic Quadrant for Data Management Solution for Analytics』において、オラクルは前回に引き続き、実行能力で最も高いポジションに位置するリーダーと評価されました。*
- 2018年2月のIDC Perspective、『Oracle’s Autonomous Database: AI-Based Automation for Database Management and Operations』において、筆者のカール・W・オロフソン氏とデイビッド・シューメール氏は、「オラクルは、人工知能と機械学習を利用することでソフトウェア管理への人的介入をできるかぎり不要にし、エンタープライズ・ソフトウェアを容易に導入、使用、管理できるようにするという動きの先頭に立っている」と書いています。
- KuppingerColeが2018年1月に発表した『Executive View: Oracle Autonomous Database』報告書には、次のような記述があります。「オラクルのやっていることは、単に最新のサービスを使った自動化に留まらない。このアプローチにより、顧客の労力とコストが削減されるだけでなく、人的エラーと社内外の悪意のある行為の両方に対するデータベースの耐性が大きく向上するというメリットが期待できる。また、各データベースではすべてのセキュリティ機能がデフォルトで有効になっており、現在のセキュリティのベストプラクティスとコンプライアンス要件に応じて、すべての適切なパラメータが自動で設定されるようになっている」
オラクルについて
Oracle Cloudは、ERP、HCM、Customer Experience (CX)を網羅した広範なSaaSアプリケーションに加え、業界最高水準のデータベースを含む Platform as a Service (PaaS)、Infrastructure as a Service (IaaS) を米州、欧州、アジア全体にわたるデータセンターから提供しています。 オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
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