日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役社長 最高経営責任者:フランク・オーバーマイヤー)は本日、トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:奥田昌孝)が、ビジネスモデルの多様化・事業のグローバル化に対応し、経営スピードをさらに加速する目的で経理・会計システムを「Oracle ERP Cloud」で刷新することを発表します。
トランスコスモスは、顧客企業のビジネスプロセスのコスト最適化と売上拡大を支援するとともに、近年はデジタル技術の活用による顧客企業のデジタル・トランスフォーメーションを提案する、グローバルなビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)を提供する企業です。また、日本オラクルのパートナーとして、2014年より「Oracle Service Cloud」を活用したコンタクト・センター向けソリューションも提供しています。アジアを中心に世界33カ国・173の拠点でサービスを提供するトランスコスモスは、激化する市場での競争力をより高め、継続的なビジネスの成長に向けた経営全体の柔軟性と迅速性が重要であると考え、経理・会計システムを刷新する選択をしました。
従来のシステムでは業務プロセスとデータが統合されておらず、業務効率化とリスク統制における課題がありました。また、システム運用コストの軽減にも対応できることも重要でした。そこで、トランスコスモスのサービスのイノベーションやグローバル展開というビジネスモデルの多様化にも迅速に対応し、同時に内部統制も担保できるソリューションとしてクラウドERPへの移行を決断し、「Oracle ERP Cloud」を選択しました。業務の標準化だけでなく、さらに多様化したビジネスモデルやサービスに迅速に適応できるシステムを目指します。具体的には、この共通基盤を活用し、グループ会社の決算早期化や内部統制、連結ベースの月次決算や組織・会社横断的なビジネスモデル単位での収支管理などを実現します。将来的には「Oracle ERP Cloud」をグループ各社へ展開することも検討しています。
トランスコスモスは、今回の「Oracle ERP Cloud」の採用にあたり、以下の特長を評価しています。
- ● オラクルの最新かつ最適な技術基盤上で業務プロセスの標準化や情報の統合を実現できる点
- ● 既存システムや将来の新しい業務にも柔軟に連携・対応でき、拡張性も高い点
- ● グループ全体の内部統制に必要なデータ収集において、複数元帳と複数会計基準の仕訳生成エンジンである「Oracle Financial Accounting Hub Cloud」(FAH)を活用することで、追加の開発が必要ない点
本発表に向けた顧客企業のコメント
「トランスコスモスは、創業以来、お客様企業の”売上拡大”と”コスト最適化”の実現をBPOサービスとしてグローバルで提供してきました。新規参入など市場での競争が激化する中で、経営のスピード化、グローバル化、ビジネスモデルの多様化に迅速かつ柔軟に対応できる経営基盤のクラウド化に踏み切りました。その中で、今回、最新の技術基盤上でデータを統合し、変化への対応力が高く、グループ全体の内部統制が可能な経営基盤としてオラクルのERPクラウドを選択しました。今後は、経営のスピードを高め、経営陣の戦略的な意思決定を支える経営基盤として『Oracle ERP Cloud』を活用していきます。」
トランスコスモス株式会社 取締役 上席常務執行役員兼CFO 本田 仁志氏
参考リンク
日本オラクルについて
オラクル・コーポレーションの日本法人。「Beyond Your Cloud >commit;」をスローガンに掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームなど、データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービスの提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一 部上場(証券コード:4716)。URL www.oracle.com/jp
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オラクルについて
Oracle Cloudは、ERP、HCM、Customer Experience (CX)を網羅した広範なSaaSアプリケーションに加え、業界最高水準のデータベースを含む Platform as a Service (PaaS)、Infrastructure as a Service (IaaS) を米州、欧州、アジア地域にわたるデータセンターから提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
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