オラクルは本日、「Oracle Autonomous Database」ポートフォリオの最新製品である「Oracle Autonomous NoSQL Database」の提供開始を発表しました。「Oracle Autonomous NoSQL Database」は、シンプルな運用のために迅速かつ予測可能なレスポンスを必要とするワークロード用に設計されており、これを利用することで、開発者はUIパーソナライゼーションやショッピング・カート、オンライン詐欺検出、ゲーム、広告をはじめとする大規模なアプリケーションを容易に展開できるようになります。革新的な機械学習および自動化機能を搭載した「Oracle Autonomous NoSQL Database」は、99.95パーセントの可用性により¹信頼性が大幅に優れたNoSQLデータベース、Amazon DynamoDBと比較して最大で70パーセントの低コスト²で提供します。
完全に管理された「Oracle Autonomous NoSQL Database」は低レイテンシやデータ・モデルの柔軟性、伸縮自在な拡張性を必要とするNoSQLアプリケーションに対応します。開発者はシンプルなAPIsを使うことで、サーバーの管理やストレージの拡張、クラスタ・デプロイメントソフトウェアのインストール、バックアップを気にすることなくアプリケーション開発に注力できます。プロビジョニングしたいスループットと容量を指定するだけで、リソースが割り当てられ、動的なワークロード要件に合わせて拡張されます。
オラクル・データベース担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのアンドリュー・メンデルソン(Andrew Mendelsohn)は、次のように述べています。「オラクルは、革新的な自律型機能を利用したデータベース市場への転換を継続しています。最新の自己稼動データベース・クラウド・サービスである『Oracle Autonomous NoSQL Database』は、高度に柔軟なアプリケーション開発フレームワークを実現する、極めて高い信頼性とパフォーマンスを低コストで提供します」
「Oracle Autonomous Database」は、優れたパフォーマンスを提供すると同時に、企業におけるリスクおよびコストの削減にも貢献します。「Oracle Cloud Infrastructure」上で稼働する自律型データベース・ポートフォリオは、自己稼動、自己保護、自己修復機能を備え、パッチ適用やチューニング、アップグレードを含めた重要管理プロセスを自動化することで、重要なインフラストラクチャを自動的に稼働させ続けます。「Oracle Autonomous NoSQL」は、今年すでに提供が開始されている「Oracle Autonomous Transaction Processing」および「Oracle Autonomous Data Warehouse」に加わります。それぞれのデータベース・クラウド・サービスは、特定のワークロード向けにチューニングされています。
「Oracle Autonomous NoSQL Database」は、今日の開発者のニーズに対応するために豊富な機能を備えています。
- • 先進性:開発者指向のソリューションである「Oracle Autonomous NoSQL Database」は、柔軟性に合わせて設計されています。このデータベースは、シンプルな宣言的SQL APIsなどのキー/値APIとコマンドライン・インタフェース、さらにリレーショナル/アドホックJSONなどのデータ・プレゼンテーション向けの柔軟なデータ・モデルをサポートします。
- • オープン:このサービスは、非独占的なSQL言語を提供し、標準リレーショナル・データ・モデルと標準JSONデータ・モデルの間の革新的な相互運用性を実現します。ユーザーには、同じアプリケーションをクラウドとオンプレミスのどちらで実行するかのデプロイメント・オプションも提供され、プラットフォーム・ロックインはありません。
- • 容易:用意されているSDKと特定の言語(Python、Node.JS、Javaなど)のサポートにより、オラクルは「Oracle Autonomous NoSQL Database」に容易に接続できるスムーズなアプリケーション開発ソリューションを提供します。
¹オラクル調べ
²読み取り専用ワークロードでの参照コスト
オラクルについて
Oracle Cloudは、ERP、HCM、Customer Experience(CX)を網羅した広範なSaaSアプリケーションに加え、業界最高水準のデータベースを含むPlatform as a Service(PaaS)、Infrastructure as a Service(IaaS)を米州、欧州、アジア全体にわたるデータセンターから提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関する詳細な情報については、www.oracle.comをご覧ください。