日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、執行役社長 最高経営責任者:フランク・オーバーマイヤー)は本日、株式会社BlueMeme(ブルーミーム、本社:東京都品川区東品川、代表取締役:松岡 真功)が超高速開発基盤「OutSystems」を用いたアジャイル開発サービス「agile SDK™」の対応基盤として「Oracle Cloud Infrastructure」を採用したと発表しました。また、同社では、社内システムおよびトレーニングの基盤としても「Oracle Cloud Infrastructure」を採用しています。
BlueMemeは、ソフトウェア開発の分野における自動プログラミング技術と、2001年に宣言されたアジャイル開発手法を組み合わせることによって、大規模かつ複雑な業務アプリケーションの開発生産性を大きく向上させることを目的として、2009年6月に設立しました。プログラマのコーディング作業を自動化する自動プログラミング技術と、少人数で効率的な開発を実現するアジャイル開発手法、深層学習技術によるモデルデータ分析を活用することで、プログラマやエンジニアを活用することなく、業務アプリケーションを使用するユーザー自身が業務アプリケーションの開発を行うという、シチズンデベロッパーによるイノベーションの実現をコーポレートミッションとして事業を展開し、超高速開発基盤「OutSystems」、最新のサーバーレスアーキテクチャを採用した次世代型の統合認証基盤「Auth0」、NoSQLデータベース「MarkLogic」などの製品および開発サービスを提供しています。
現在、企業システムのクラウド化とスマートデバイスの急速な普及に伴うIT人材の不足が顕著化しており、プログラマを必要としない自動プログラミング技術と、少人数チームによるアプリケーション開発が可能なアジャイル開発手法が注目されています。また、中長期的には、ITを活用した新たなビジネスモデルの登場とともに、業務アプリケーションのモジュール化と短命化が進み、現在の業務アプリケーション開発の大部分において自動プログラミング技術を活用したアジャイル開発への需要拡大が見込まれます。BlueMemeは、2012年に日本で初めて超高速開発基盤「OutSystems」の導入及び付随する開発を顧客へ提供して以来、「OutSystems」の販売、ローカライゼーション、トレーニング及び日本国内の製品サポートを提供してきたほか、「OutSystems」を用いたアジャイル開発サービス「agile SDK™」を提供してきました。BlueMemeは、本サービス提供に関して、エンタープライズ・クラスのシステム構築のノウハウをそのままクラウドで活用でき、かつ優れたパフォーマンスとセキュリティを低コストで実現するパブリック・クラウドを検討していました。さらに、中長期的なアジャイル開発の需要拡大や変化する顧客のニーズに対応するため、柔軟なリソースおよびサービス拡張に対応するクラウド・インフラストラクチャを探していました。
BlueMemeでは、これらのニーズを満たすパブリック・クラウドを選定するため、複数のクラウドで比較、検証した結果、エンタープライズ・クラスのインフラストラクチャ機能を高いコスト・パフォーマンスに加え、将来的な拡張が容易に行える点を評価し、「Oracle Cloud Infrastructure」を選定しました。その際に、社内のシステムおよびトレーニング基盤としても「Oracle Cloud Infrastructure」の導入を決定しました。BlueMemeの「Oracle Cloud Infrastructure」選定のポイントは以下のとおりです。
- • 「Oracle Cloud Infrastructure」が提供する優れたコスト・パフォーマンス: 「Oracle Cloud Infrastructure」のサーバを使用することでエンタープライズ・クラスのインフラ機能を低コストで実現、十分なI/O性能を持つストレージ、および帯域保証のあるネットワークを利用することによって得られる優れたパフォーマンス、高い性能で増加するトランザクションにも対応
- • 「Oracle Cloud Infrastructure」を基盤としたPaaSの提供:「Oracle Cloud Infrastructure」に組み込まれた「Database Service」を使用することにより、堅牢なシステムを構築
- • 充実したサポート体制:オラクルが提供する高いレベルのサポートおよび技術コンサルティング力
株式会社BlueMeme 代表取締役 松岡 真功 氏のコメント:
信頼性の高い「Oracle Database」製品が従量課金で利用できる「Oracle Cloud」は、コスト・パフォーマンスの高さだけでなく将来的な拡張が容易に行える点が大変優れていると考えております。また、今後は機械学習技術を用いた「Oracle Autonomous Database」を活用することで、データベースの管理・チューニング、外部攻撃からの防御やダウンタイムへの対応等が自動化され、オンプレミスのデータベースとの互換性を保っていることから、お客様環境の移行や統合もスムーズに行えると期待しています。当社は、「Oracle Cloud」を活用し、今後もお客様を支援してまいります。
参考リンク
日本オラクルについて
オラクル・コーポレーションの日本法人。「beyond your cloud >commit;」をスローガンに掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームなど、データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービスの提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一 部上場(証券コード:4716)。URL www.oracle.com/jp
日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
オラクルについて
Oracle Cloudは、ERP、HCM、Customer Experience (CX)を網羅した広範なSaaSアプリケーションに加え、業界最高水準のデータベースを含む Platform as a Service (PaaS)、Infrastructure as a Service (IaaS) を米州、欧州、アジア全体にわたるデータセンターから提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
* agile SDK及びBlueMemeは、株式会社BlueMemeの商標または登録商標です。
** OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。