ビジネス課題
1957年に設立されたCohuは、テストおよび処理装置、サーマル・サブシステム、テスト・コンタクティング、画像検査など、バックエンド半導体製造のための幅広い機器およびサービスを提供しています。カリフォルニア州に拠点を置く同社は、長年にわたって買収を通じて成長してきました。買収した各企業は、バックオフィス向けの旧式のシステムやプロセスと、ある程度の独自性を保持していました。
1つのCohuになることを目指す一環として、同社は、効率を高め、迅速に拡張し、最終的に独自性を統合するために、一般的なクラウドベースのシステム、プロセス、および共有サービスでの標準化を決定しました。
当社は運用上の多数の問題、インフラストラクチャ、スケーラビリティをオラクルに移行しました。これは、Tier 1クラウド・プロバイダーとの提携で得られる非常に大きな利点です。
Cohuがオラクルを選んだ理由
Cohuは、数年かけてオンプレミスのレガシー・ソフトウェアを統合した後、別のプロジェクトでOracle Cloud HCMアプリケーションでの標準化を行ってから5年後の2020年2月に、Oracle Cloud ERP財務アプリケーション、Oracle Cloud SCMサプライチェーン・アプリケーションおよびOracle CPQ(Configure, Price, Quote)販売アプリケーションに移行しました。同社は、Oracle Integrationを使用してオンプレミス・システム、カスタム・システム、およびSaaSシステムを接続しました。同社がオラクルを選んだ理由の1つは、オラクルが、競合ベンダーとは異なり、サードパーティ製品ベンダーとのパートナーシップを必要としないためです。
「この環境では、製品開発から顧客のフィードバックに至るまで統合されています」とCohu CIOのCraig Halterman氏は言います。「Workday、SAP、およびSalesforceがOracle Cloudに追い付くには、より包括的でより統合されたスイートの開発に投資する必要があるでしょう。」
成果
Cohuは、新型コロナウイルスのパンデミックのため、一部の従業員がリモートで作業することを余儀なくされる直前に、Oracle Cloudの財務アプリケーション、サプライチェーン・アプリケーション、および販売アプリケーションを実装しました。既にエグゼクティブとマネージャーは、レポートを作成したり、現在有効な作業指示書から請求書、売掛金、発注書まで、これまで見られなかった会社全体の情報を確認したりできます。
サプライチェーンのシステムとプロセスが1つに統一されたため、マレーシアのCohuの生産マネージャーは、エンジニアリングに関する変更指示がビジネスのさまざまな分野から届いたときに、3つまたは4つの異なるプロセスとワークフローで作業する必要がなくなりました。同社がサプライチェーン・システムをサプライヤーに拡張するにつれ、コンポーネントに関する品質情報を早期に取得できるようになり、以前はサプライヤーに戻す必要があった品質上の問題が減少します。
Cohuは、単一のERPおよびサプライチェーン・プラットフォームに移行することで、買収した企業にOracle Cloudプラットフォームへの移行を要求して、より迅速に統合できるようになります。
CohuのIT部門は、さまざまなシステムの維持に重点を置く必要がなくなり、オラクルからの四半期ごとの最新情報を使用してビジネスを変革する方法を探しています。