Equinix、Oracle Exadataでパフォーマンスと生産性を向上

Equinixは、65の市場に230以上のデータ・センターを持つ世界のデジタル・インフラストラクチャ企業であり、近年、急成長しています。Equinixは、10,000社以上の企業顧客から、複数のパブリック・クラウド・ベンダーにわたるプライベートな物理コロケーション・サービスと仮想相互接続サービスによって、イノベーションとコマースを強化していると信頼されています。

Equinixは、SiebelをCRMプラットフォームとして使用して、重要な販売、サービス、および数千人の従業員のデータ・センターへのオンサイト・セキュリティ・アクセスを処理しています。SiebelをサポートするOracle Databaseは複数のベンダーのサーバー、ストレージ、およびネットワーク製品で動作していました。Equinixは、大規模であり、急成長していたため、レガシー・ソリューションでは、パフォーマンスと可用性に一貫性がありませんでした。同社は、パフォーマンスを向上し、管理を軽減し、インフラストラクチャを常に完全に管理するだけでなく、新しいビジネス・チャンスに対応するために、新しいアプリケーションをクラウドに迅速に導入して、ビジネスの機動力を強化したいとも考えていました。

EquinixはOracle Database製品を長年にわたって使用しています。また、ビジネスに必要な高いパフォーマンス、可用性、および管理を実装する企業のすべてのトランザクションおよび分析データベースをホスティングするための最適な場所としてOracle Exadataを採用しました。

カリフォルニアを拠点とする同社は、インターネット接続とデータセンターを専門としており、Oracle Exadata Database Machine X8Mによって、コードを1行も変更せずに、Siebel CRMプラットフォームのパフォーマンスを40%以上、大規模バッチ・クエリでは4～5倍、向上しました。Exadata X8Mは、永続メモリとRDMA over Converged Ethernetを活用しているため、Equinixのトランザクション・パフォーマンスを向上する上で重要な要素であるI/Oレイテンシを短縮できます。

Equinixは、Siebelのワークロードで一貫性のあるパフォーマンスを実現した後、データベースのすべてをExadataに統合することにして、予想外の利点をさらに享受できました。同社は、データベースの総数を287個から138個に51%削減したため、管理を軽減し、可用性を向上できました。事前テストされたフルスタック・パッチ・セットによるExadataの自動パッチ適用によって、OSとデータベースのパッチ適用にかかる時間を90%短縮できました。すべてのデータベースの要件が同時にピークに達するわけではないため、Equinixに必要なコンピューティング能力とメモリ容量は30%削減されました。Exadataの冗長インフラストラクチャとOracle Real Application Clusters（Exadata内の複数のサーバーで1つのOracle Databaseを実行）は、以前の障害点を排除して、アップタイムを向上しました。

EquinixのITスタッフは、データベース管理者による手動アプリケーション・チューニング時間を70%削減したなど、データベース管理時間全体を30%削減できました。年間約4,000時間のデータベース・メンテナンス・タスクが、自動化され、さらに付加価値の高い活動に再利用されました。オラクルはハードウェア、OS、およびデータベースにわたるシングルベンダーのサポートを提供しているため、Equinixは発生するすべての問題の診断と解決を簡素化できました。同社は、Exadataによるデータベース・ライセンスの効率化と従業員の最適化によって、レガシー環境のコストの約50%を削減しています。

Equinix Fabricは、Equinixのデータ・センター内のOracle Exadataシステムで重要なアプリケーションを実行するだけでなく、クラウド内の他のアプリケーションをExadataにシームレスに接続します。Equinixは、このハイブリッド・アーキテクチャによって、クラウドネイティブ・アプリケーション、およびサーバーへの要求が大きく変動するアプリケーションをクラウドで自由に実行するだけでなく、同社のデータ・センター内のOracle Exadataで動作するデータベースの高いパフォーマンス、効率、およびセキュリティを享受することもできました。