ビジネス課題
Evergyはカンザス州とミズーリ州で160万人以上の顧客に電力を供給しています。
Evergyがオラクルを採用した理由
Evergyは、そのビジョンを実現するために、運用データのミドルウェア統合プラットフォームとしてOracle Utilities Live Energy Connect（Oracle Utilities LEC）を採用しました。Oracle Utilities LECが採用された理由は、オペレーショナル・テクノロジー（OT）システム間のデータ・フローの作成と管理を簡素化するだけでなく、DAネットワーク全体がEvergyの運用システムにデータを投入できるように、システム間の相互運用性を実現するプラットフォームを提供することもできるためです。
Evergyは、リモート制御を発行し、GISモデルで運用データをリアルタイムに表示するだけでなく、Data Front End ProcessorサブシステムをOracle NMSに提供することもできました。
結果
Evergyは、Oracle Utilities LECを活用して、すべての運用データをリアルタイムに表示し、フィールド・デバイスのステータスを監視し、アラーム・パラメータを設定し、90,000データ・ポイントの情報をやりとりする3,000以上の自動デバイスを制御する最新のデータ・アーキテクチャを迅速に開発、統合、および導入できました。
Evergyは、6か月未満でプロジェクトを完了し、オペレーターの画面を6つから2つに削減できました。現在、Evergyは、同社の切迫するデバイス自動化の需要を満たすために、システムの能力を倍増しようとしています。
Evergyは、Oracle Utilities LECによって、すべての運用データを集計するコストおよび時間全体を削減しました。Evergyは、運用ロジックの一部をOracle Utilities LECに組み込んだため、新しい資産とシステムのデータ統合をさらに効率化して、将来の統合要件を軽減できると期待しています。Oracle Utilities LECは、将来の統合に向けて、プロトコル・トランスレーター、データ・クリーナー、OTメッセージ・バス、およびモジュラー・ハブとして機能します。Oracle Utilities LECはEvergyの既存のOTアーキテクチャを強化しました。
本番稼働からわずか数日後、Evergyは最大規模の停電を経験しました。Oracle Utilities LECのこの予定外のストレス・テストは成功しました。すべてのシステムは期待どおりに動作し、電源復旧に必要な時間は、以前のソリューションと比較して、大幅に短縮されました。