ビジネス課題
最近では、革新的なビジネスモデルを秘密にしておくことは、ほとんど不可能になりました。しかし、フィラデルフィアに拠点を置くgoPuffは、7年以上にわたり、どうにかそれを続けてきました。
しかし、現在、洗浄製品などの家庭用製品から、店内購入の医薬品、赤ちゃん用品やペット製品、食品や飲料品に至るまで、あらゆるものを提供する同社は、アメリカ全土に約250か所のマイクロ配送センターを持ち、3億5000万ドルの買収を実現するなどして、非常に有名になりました。goPuffは、独自の垂直統合モデルを使用して、在庫を含むサプライチェーン全体を管理しています。その結果、goPuffの利益の大半は、少額の配送料(1.95ドル)からではなく、各商品(約30分で顧客に配送される)の価格と利幅から得られています。
goPuffは、財務責任と持続可能性を最初から重視しており、最近、5ラウンド目の資金調達を受け、現在、約40億ドルの価値があると評価されています。2020年11月、goPuffは、カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州、アリゾナ州に160以上の店舗を持つアルコール飲料チェーンのBevMoを買収することに合意し、BevMoの革新的な注文処理および物流技術プラットフォームを統合することを計画しています。
しかし、2017年より前は、goPuffは財務処理のためにQuickBooksに頼っていましたが、これは同社の積極的な成長計画をサポートするのに十分な堅牢さを備えたプラットフォームではありませんでした。
goPuffがオラクルを採用した理由
オラクルのスイートアプローチを採用することにより、同社の在庫、購買、サプライチェーン、およびパフォーマンス管理のプロセスをシームレスに統合できます。
結果
CFOのJosh Burke氏は、より適切な情報に基づいて迅速な意思決定を行うために、goPuffではOracle Cloud ERPアプリケーションによって生成されたデータを大いに活用していることを強調しています。
「基盤となるデータが正確であることがわかっているため、安心してより大きなリスクを取ることができます」と同氏は言います。「私は、ERPをコストセンターと見なしていません。ERPは、家の基礎部分のようなものです。夢のマイホームを建てるには、本当にしっかりとした基礎が必要です。最初から最後まで、すべては、優秀なOracle Cloud ERPアプリケーションのおかげです」。
また、テクノロジ企業でもある、goPuffは、同社の世界レベルの技術エンジニアが、バックエンドの財務システムおよびサプライ・チェーン・システムの管理、パッチ適用、アップグレードではなく、カスタマー・エクスペリエンスの向上に注力できるようにしたいと考えていました。「オラクルが私たちの代わりにすべてを管理してくれるので、負担が大きく減りました」とBurke氏は述べています。
今後に目を向けると、Oracle Cloudアプリケーションは互いにシームレスに連携し、またサードパーティ・アプリケーションとも連携できるため、買収したBevMoの統合が容易になり、goPuffのビジネス拡大につながります。「将来の買収について検討する際、オラクルを中心に据えて検討を進めることでしょう」とBurke氏は述べています。