ビジネス課題
ロンドン最大の都心部の行政機関であるLambeth Councilは、約3,000人の従業員を擁し、345,000人以上の住民に800以上の社会、公共事業、メンテナンス、教育などのサービスを提供しています。大幅な予算削減が行われたものの、サービスへの需要が衰えない中、Lambeth Councilはコスト削減と効率化を図るとともに、現在の年間10億ポンドの収入に加えて新たな収入源を生み出す方法を模索しました。
その一環として、無数にあるバラバラな財務、調達、給与、人事などのシステムやプロセスを簡素化し、標準化することが求められました。その目的は、コストを削減し、データのサイロ化を解消すると同時に、データの報告と分析に必要なソフトウェア・ツールを管理者に提供し、より多くの情報に基づいて投資や契約、雇用などの意思決定を行うことでした。
また、Lambeth Councilの従業員のほとんどは、現在オフィスビルの統廃合の一環として、週に最低2日以上リモートで仕事をしています。そのため、これらのツールには、いつでもどこでもアクセスできるようにする必要がありました。また、コンピュータのハードウェアやソフトウェアを自社で管理するといった、非コア業務からも脱却したいと考えていました。そのため、ソリューションがクラウドであることは必須事項でした。
Lambeth Councilがオラクルを採用した理由
結果
財務プロセスを Oracle Cloud ERP and EPM に移行して以来、Lambeth Council の予算の監視と予測は、オンラインのダッシュボードとツールによって、透明性を担保した形で自動化されています。財務部門は手作業による仕訳業務を45%削減し、スタッフは付加価値の高い業務に専念できるようになりました。
Oracle Cloud EPMの調達モジュールにより、同協議会は入札依頼から最終支払いまでの間接購買プロセス全体を1つのシステムで管理できるようになりました。その結果、同協議会はサプライヤの数を19%削減するとともに、積極的にセルフサービス機能を提供することで、簡単な問い合わせの数を減らし、対応工数を削減することができました。
また、Oracle Cloud HCMの直感的なセルフサービス機能により、評価とパフォーマンスのレポートが55%改善されました。このことから、同協議会の人事部門は、より少ないリソースの割り当てで、より多くの作業量を分担できるようになりました。
さらに、従業員がどこからでもOracle Cloudのアプリケーションにアクセスできるようになったことで、自宅やその他の遠隔地での仕事がはるかに簡単になり、14棟あったオフィススペースをわずか2棟に減らすことができました。
パートナー
Evosysは、ランベス・ロンドン自治区が、Oracle Cloud Local Government Payrollを含むエンド・ツー・エンドのオラクル統合クラウド・スイートを導入した最初の公共機関の1つとなることを支援しました。