Marriott、Oracle Cloud HCMを使用してグローバルな人材データの基盤を構築

Marriottの8,600近くのホテルにおいて、日々宿泊客が思い出に残る体験を得られるかどうかはアソシエイトにかかっています。そして、その実現のためには、ハウスキーパーからゼネラル・マネージャー、エグゼクティブに至るまで、会社全体のあらゆる役割においてリーダーを育成する必要があります。つまり、このホスピタリティ企業には、アソシエイトの成長と成功を支援する優れたツールと、人材を効果的に管理できる人事データのグローバルな基盤が必要でした。

また、Marriottは、従業員の期待が変化していて、勤務時間のスケジュール方法、活用できるキャリアチャンス、報酬や福利厚生の受け取り方などに対して、柔軟性を求める人が増えていることを認識していました。会社は、アソシエイトが期待する柔軟性と選択肢を提供するための、シンプルで直感的に使える安全なHRプラットフォームを求めていたのです。

Marriottは、財務部門と採用部門の両方を網羅する長期的なパートナーシップをオラクルと結んでいます。MarriottがOracle Fusion Cloud Human Capital Management（HCM）を選択した理由は、グローバルな人事管理データを取得するための安全な基盤を実現できるからでした。Marriottは、Oracle Cloud HCMを利用することでグローバルな人事データ要件への効率的な準拠が今後も可能になると認識したのです。このホスピタリティ企業は、Oracle Analytics Cloudを介したHCMやダッシュボードへのモバイル・アクセス機能など、このプラットフォームのアクセシビリティを高く評価しました。そして、それはアソシエイトのエンゲージメントの向上、人材流動率の向上、データ分析機能の拡大に役立ちました。

また、Marriottは、信頼できるパートナーであるAccentureとも連携することで、変革戦略を開発し、最大のOracle Cloud HCMデプロイメントの1つであるグローバルHRプラットフォームを実装しました。Marriottのチームは引き続きAccentureおよびOracle Customer Success Servicesと連携し、今後も創出される新たなイノベーションを十分に活用していきます。

Marriottは、Oracle Cloud HCMに組み込まれたベスト・プラクティスを利用して、主要な人事業務を標準化しました。アソシエイトに関するグローバルHRデータを安全にホストできるプラットフォームを手に入れるとともに、Oracle Analytics Cloudを活用して、ビジネス・リーダーが必要な情報にアクセスできるダッシュボードを構築しました。この基盤によってMarriottは、アソシエイトの期待の高まり、規制要件の進化、ビジネス・リーダーの絶え間なく変化する情報ニーズなど、進化する労働環境に対応する備えが十分にできているという確信を深めることができたのです。

アソシエイトへのサービス提供の面では、Oracle Cloud HCMは、HRチームが従業員の関心と目標、および目標の達成に必要な学習機会を把握できるようになることで、人材の流動性を高めることに役立ちました。

Marriottのリーダーたちは今、アソシエイトが情報に簡単にアクセスできるHR環境を提供できていると感じています。その直感的な使いやすさは、アソシエイトが消費者向けテクノロジーに期待するのと同様のものです。さらに、Oracle Cloud HCMは、給与の透明性という変化の激しい分野を含め、動的な規制環境においてMarriottがコンプライアンスを維持するのに役立ちました。

Accenture、Oracle Customer Success Services、Marriott Internationalは、人事変革のさまざまな側面において協力して取り組みました。Accentureはテクノロジーのイネーブルメントと実装に重点を置き、Oracle Customer Success Servicesはシステムがもたらす価値を最大化するための継続的なサポートと戦略的ガイダンスを提供しました。