NTTドコモ、Oracle Exadataでパフォーマンスを10倍向上し、コスト50%削減を実現

NTTドコモは、8,000万人を超えるユーザーニーズに応えるために、100台のOracle Exadataを使用し、Oracleデータベースを最大10倍に高速化するとともに運用コストを最大51%削減しました。
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私たちは、8,000万以上のお客様の通話・通信・決済の情報をリアルタイム処理するコアエンジンとして、Oracle Exadataを導入しました。Exadataの導入により、従来システムと比較して運用・保守コストを2分の1に削減し、性能は約10倍向上させることが出来ました。

長谷川 卓氏株式会社NTTドコモ 執行役員 情報システム部長

ビジネス課題

日本最大のモバイルサービスプロバイダーであるNTTドコモは、今後の成長を支えるために、高いパフォーマンスと拡張性、信頼性を必要としていました。

ドコモのデジタル・トランスフォーメーションとさらなるビジネスの成長のためのコア・インフラとして、Oracle Exadataの継続的な進化と、Autonomous Database on Exadata Cloud@Customerによる、新たな技術のイノベーションに期待しています。

長谷川 卓氏株式会社NTTドコモ 執行役員 情報システム部長

NTTドコモがオラクルを採用した理由

NTTドコモは、スタンドアロンのデータベースの新規開発ではなく、既存のデータベースの統合を目的としてOracle Exadataを採用しました。オラクルの提供する高パフォーマンスで信頼性の高い、スケーラブルなデータベース・プラットフォームにより、ドコモのIT運用コストを最小限に抑えることができるというのが理由です。

結果

NTTドコモのデータセンターに100台のOracle Exadata Database Machineを導入した結果、Oracle Databaseのパフォーマンスが最大10倍に向上しました。

また、NTTドコモでは、スタンドアロンのデータベース・インスタンスの開発・保守をするのではなく、Oracle Exadataでデータベースを統合することで、運用・保守コストを最大50%削減することができました。同社は、30の子会社をサポートする情報システムを支えるために、Oracle Databaseを統合しました。

さらにNTTドコモでは、Oracle Exadataで大量の業務データを高速処理することにより、エンドユーザーの業務効率を向上させるとともに、Oracle Exadataを使用して、2つのディザスタ・リカバリの拠点にリアルタイム・コピーを保持することで、災害時の迅速なデータ復旧とデータ損失の最小化を実現し、データの高い可用性を実現しました。

公開日:2022年2月14日