オラクル、クラウドベースの買掛金システムを合理化し、決算にかかる時間を30%短縮

Oracle Source-to-Settleチームは、Oracle Cloudを導入し、会社間請求プロセスを5,000時間削減しています。

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オラクルは、包括的なOracleテクノロジースタックを活用することで、コネクテッドかつ自動化された買掛金というビジョンを実現しました。オラクルのテクノロジーと戦略により、手動プロセスがなくなり、APの速度と正確性が向上しました。同時に、財務管理、正確性、セキュリティを十分に確保しています。

Jason Feldmanオラクル、Global Procurement and Source-to-Settle Operations担当バイスプレジデント

ビジネス課題

Oracle Source-to-Settle(S2S)チームは、オラクル全体の購買、アカウントおよび経費精算書の払戻プロセスをすべてグローバルに管理しています。毎年、500人を超える従業員が、5つの国際センターにわたる数十億ドルもの請求書と支払を処理しています。

Oracle S2Sは、契約の交渉、調達とサプライヤの関係、サプライヤのデューデリジェンス、会社間支払など、多種多様の複雑なワークフローを監視しています。チームは、買掛金(AP)タスクを監視するために、様々な孤立したシステムおよびプロセスに依存していました。

APプロセス全体がより迅速に、より高い可視性と効率で機能するようにするために、Oracle S2Sは、フルスイートのビジネス・アプリケーションを実行するエンタープライズ・レベルのクラウド・インフラストラクチャを活用することを決定しました。

買掛金は、報告にかかる時間が短縮され、毎月の締め処理は30%早くなっています。さらにソフトクローズも実施しています。

Gena Alexanderオラクル、Source-to-Settle Strategy and Operations担当シニアディレクタ

オラクルがAutonomous Databaseを選んだ理由

Oracle S2Sは、Oracle Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)、Oracle Cloud Supply Chain Management(SCM)、Oracle Cloud Human Capital Management(HCM)など、Oracle Cloud InfrastructureとOracle Cloud Applicationsをフル活用することを決定しました。このチームは、オラクルの実績あるエンタープライズ・レベルの機能、セキュリティおよびスケールを必要としていました。Oracle製品のみのスタックとワークフローは、財務管理や正確性、セキュリティを犠牲にすることなく、サプライヤやチームメンバーによる手作業を減らすとともに、メンテナンスと管理の簡素化を実現します。

オラクルのグローバルAPプラットフォームにより、年間17万4,000件のサプライヤへの支払と、年間46万2,000件の経費精算書への払戻を行っています。

成果

Oracle S2Sは、Oracle Cloud InfrastructureおよびOracle Cloud Applicationsを使用して、請求書作成の合理化から、銀行の検証やサプライヤへの支払をサポートするワークフローの実行まで、エンドツーエンドのAPプロセスを自動化、関連付けおよび高速化しました。

単一のグローバル支払プラットフォームにより、外部支払プロセスと会社間支払プロセスの両方に対して、各種の明白な改善が実現されました。移行後、支払金額の96%は自動的に処理されるようになりました。全取引の51%は、請求書の受領から最終的な支払まで、人手が一切かかりませんでした。

さらに、Oracle S2Sは、プラットフォームのグローバルレポート機能を使用して、毎月のAPの決算にかかる時間を30%短縮し、年間240時間の削減を実現しています。チームメンバーはソフトクローズも実施し、APの問題を事前に検出できるようになりました。

新しく統合された効率的なOracleスタックにより、以前よりも大量の月次および年次トランザクションが可能になっています。このシステムにより、年間11,000時間の処理時間が削減され、支払バッチ処理速度が15%向上しています。これにより、グローバルAPプラットフォームで処理できるサプライヤへの支払は、17万4,000件、160億米ドルに上ります。

稼働以来、電子請求レベルは7%増加し、年間請求プロセスは6,160時間の削減となっています。現在、全請求書の68%がデジタルで受領されているため、会社間請求プロセスは5,000時間の削減を実現しています。チームは現在、1,600件の会社間支払で30億米ドルを決済しています。

また、Oracle S2Sは、年間462,000件の経費精算書に対して1億300万米ドルを払戻し、2,080時間を削減しています。システムには弾力性があるため、カスタム請求書や独自の支払要求を認識して処理することもできます。

財務管理およびトランザクション管理が完全に組み込まれているため、正確な照合プロセスを作成することができます。購買注文と承認済支払の間に差異がある場合、警告が示され、支出承認済の請求書のみについて支払が行われます。Oracleスタックでは、請求書アナリストと支払アナリスト間での職務分掌もサポートしており、四半期ごとの監査でセキュリティのベスト・プラクティスを強化しています。

公開日:2022年6月24日

お客様について

オラクルは、統合されたアプリケーション・スイートと、セキュアな自律型インフラストラクチャをOracle Cloudで提供しています。同社は175か国で事業を展開しており、430,000社のお客様にサービスを提供し、年間収益400億米ドルを上げています。