SATLOG、Oracle Cloudでフリート管理を大規模に最新化

このフリート管理会社では、Oracle Autonomous Transaction Processingを使用して、一般的なロジスティクス・ワークフローを簡素化および自動化しています。

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SATLOGは、Oracle Autonomous Transaction Processingとそれに含まれるSpatial、APEX、JSONサービスをOracle Cloud Infrastructure上で実行することで、より優れた統合とパフォーマンスを実現し、フリートの生産性を向上させています。

Juergen StausbergSATLOG、CEO

ビジネス課題

ドイツに拠点を置くSATLOGは、都市部の輸送、地域内の輸送、長距離トラックでの輸送など配送要件の異なる、さまざまな業界でフリートの生産性向上に貢献しています。同社のテレマティクス・エコシステムには、トラック内の専用タブレット、Software as a Service、ロジスティクスのKPIが含まれています。

リアカメラ、サイドカメラ、ターンアシスト、タイヤ圧システムなど複数のシステムのデータを単一のデータの流れに統合することが同社の課題でした。ほぼリアルタイムで位置データとテレマティクスデータをダッシュボードに表示することが必要でした。また、このプロセス全体にわたってデータセキュリティを確保することが非常に重要です。

事業規模とデータ量が急激に拡大する中で、同社のオンプレミスOracle Databaseインフラストラクチャが老朽化していたため、保守やダウンタイムの問題が頻発し、市場機会に合わせた開発に影響が生じていました。

Oracle Autonomous Databaseの高い可用性は、輸送の安全性向上に効果的です。温度、長時間の運転、タイヤ圧、死角検出、運転スタイルに関するアラームやビデオがディスパッチャに即座に提供されます。

Juergen StausbergSATLOG、CEO

SATLOGがオラクルを選んだ理由

SATLOGは、混合ワークロードと混合データ型をシンプルな方法でサポートしているオラクルのコンバージド・データベースを選択し、複雑さと管理上のオーバーヘッドを削減していました。

同社は、複雑なデータベース管理を排除するために、Oracle Autonomous Transaction Processingを導入しました。これにより、JSONデータ、地理空間データ、リレーショナルデータなどの混合ソースのデータを管理できるようになり、パフォーマンスが向上し、アプリケーション開発が加速しました。

SATLOGは、Oracle Autonomous Transaction Processingに含まれるローコードのOracle APEXフレームワークを使用して、テレマティクスによるルート最適化のための顧客ダッシュボードとレポートを作成しました。また、Oracle Spatialを使用して、顧客の正確な位置、ジオフェンシング、トラック・トレース・ルート情報(車両の位置決定、実際の距離、および距離のターゲティングなど)、巡回計画、ルートの最適化を提供できました。

結果

SATLOGは、テレマティクス・ソリューションをクラウドに移行して、明確にコストを削減し、フリートをデジタル化しました。Oracle Cloud InfrastructureでOracle Autonomous Transaction Processingを採用し、運用コストを削減しました。Oracle Autonomous Databaseにより、プロビジョニング、チューニング、スケーリング、パッチ適用、および暗号化のために機械学習と自動化を適用して、コスト、時間、リスクを低減できます。

また、同社は、Oracle APEXとOracle Spatialを使用して、テレマティクス・ソリューションの新しい分析機能も開発しました。これは、注文処理、配達証明、ルート、巡回計画、客先でのアイドル時間などのワークフローのコストの測定、比較、最適化に役立ちました。

パートナー

SATLOGは、実装を実現するために、さまざまなパートナーの支援を受けました。

HERE Technologiesは、マッピング、ルーティング、および巡回計画の機能をサポートしました。

MEKRAtronics/PRECO Electronicsは、ターンアシスト、運転手の安全、衝突緩和をサポートしました。

Continental Tire Pressure System CPCは、運転手の安全を支援しました。

公開日:2021年11月17日