ビジネス課題
北欧のビジネス・テクノロジー管理のパイオニアであるSofigateは、顧客がテクノロジーを活用し、適切に管理されたビジネス・プロセスを強化する機能を開発するのを支援しています。同社は過去数年間で大幅な成長を遂げ、現在ではフィンランド、スウェーデン、デンマークで約600人を雇用しています。Sofigateの従業員のうち40%が株主であり、同社の株式の94%を所有しています。
Sofigateの戦略目標は、北欧の主要なビジネス・テクノロジー管理会社になり、2025年までに収益を5倍に増やすことです。このような意欲的な成長目標を達成するために、Sofigateの人事チームは、会社の人材をよりよく理解し、従業員の強み、関心、スケジュールと顧客のニーズおよび割当ての機会を一致させるのに役立つ人事プラットフォームを必要としていました。
同社の主要な人事データは複数のシステムに分割されていて、そのプロセスの多くは手作業であったため、人事チームにとって大きな負担となっていました。非常に多くの時間を管理作業と情報要求への対応に費やしていました。同社は、オンボーディング、昇進、昇給などの人事プロセスを単一システム上で自動化し、従業員が自分の個人データを管理できるセルフサービスを導入したいと考えていました。
Sofigate Groupがオラクルを選んだ理由
Sofigateは、理想的なシナリオのための人事プロセスを再設計し、新しい人事プラットフォームを探し始めました。同社は、7社のプロバイダーを詳しく調べてから、Oracle Cloud HCMと複数の製品を持つもう1社のベンダーに絞り込みました。Sofigateは、同社の選択マトリックスで最高のスコアを獲得したOracle Cloud HCMを選びました。また同社は、オラクルの場合、複数のアプリケーション・ソリューションに比べて、必要な統合が少なく、ITの管理とメンテナンスも少なくて済むことにも気が付きました。
成果
Sofigateは、Oracle Cloud HCMの導入からわずか3か月で、人事チームが新入社員をシステムに登録するのに必要な時間を90%短縮しました。従業員のオンボーディング・プロセスがセルフサービスになったため、人事チームはより優れた人材関連エクスペリエンスの創出に集中できます。以前は完全に手作業だった同社の内部昇進ワークフローが自動化され、チーム・リードがシステムからプロセスを直接開始できるようになりました。
Sofigateのすべての従業員は、他の人材の能力プロファイルと今後数か月間のスケジュールをすぐに確認できるようになり、顧客割当てやプロジェクトに対して、より効果的に人材を配置できます。また、同社は、人材ベース全体をより的確に把握できるため、トレーニングと育成のための最適な戦略を決定できます。
Sofigateは、単一システム上の人事データを活用して、業務を展開しているすべての国の事業部門をサポートするために、必要に応じて変化を加えることができる、標準化されたエンドツーエンドの人事プロセスを作成しました。また、Oracle Cloud HCM上に統合することで、人事データの整合性が大幅に向上しました。
同社は、ワークフローの自動化を通じて、人事管理業務にかかる時間を削減しようと、さらに取り組みを進めています。たとえば、給与の昇給と昇進のプロセスはシステム内で完全に管理されるようになりました。従来、メールで実施していた、このプロセスで昇給と昇進についての面談に関するドキュメントが現在はシステムに含まれています。その結果、給与やその他の変更を行う時間や、給与計算を準備する時間が短縮されました。
Oracle Cloud HCMを使用することで、新規採用者は正式な勤務開始日の前にプレオンボーディング・ジャーニーの半分以上を完了できるため、初日からスムーズに勤務を開始できます。これは正確性の向上につながるため、600人近くの従業員の情報を管理する同社の人事チームの負担が軽減されます。人事チームは、人材計画や採用などの付加価値の高いタスクにより多くの時間を費やすことができます。
人材の能力プロファイル、資格情報、コンピテンシー、面談記録を活用することで、プロジェクトの提供力が強化および改善され、適切な担当者をSofigateの顧客と一致させることができるようになりました。