Unicomer社、ビジネス・インサイトを加速

Unicomer社は、Autonomous Data WarehouseとAutonomous Transaction Processingを使用して、ビジネスユーザーが必要な情報をすばやく見つけて、データベース管理ではなく、データ分析やデータアーキテクチャなどのより重要なタスクに集中できるようになりました。
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オラクルを導入したことで、国や地域ごとに区分けされていた情報を一元化し、全社的に見える化することでコストを削減することができました。

Francisco Alas氏Unicomer社、ビジネスオペレーション担当マネージャー

ビジネス課題

中南米とカリブ海諸国では、Unicomer社の小売店舗が、修理や融資をハイタッチ・サービスと組み合わせて提供し、顧客との関係を深めています。

これまで、Unicomer社が事業を展開するほぼすべての国の別々のデータセンターに置かれていた、小型家電、自動車、電子機器など多種多様な小売事業から入手したデータを、収集・分析することが課題となっていました。

また、企業買収による規模拡大により、ITチームは分析用のデータを生成する60以上の異なるシステムを管理しなければならなくなり、この課題はさらに深刻化しています。

私が最も重視していることの1つは、迅速性、つまりリソースを柔軟に増減できることです。現在では、それが可能なプラットフォームをビジネスに提供しています。そしてそれは数分のうちに完了するのです。

Hector Silva氏Unicomer社 ITアーキテクチャー担当ディレクター

Unicomer社がオラクルを選んだ理由

Oracle Cloud Infrastructure は、Unicomer社に、自律的なデータウェアハウスと強力な Analytics Cloud サービス、およびシームレスに統合されたAutonomous Transaction Processingデータベースを提供しました。この統合されたスケーラブルなクラウドベースのシステムにより、Unicomer社は多数のデータセンターを運営するのに比べてコストを大幅に削減することができました。また、ビジネス全体のデータを統合して分析するためのセキュアかつ一元的なコンピューティング・プラットフォームも手に入れました。

結果

Oracle Cloudの導入によって、ユニコマー社は自社でデータセンターを維持するコストよりも40%削減でき、同時にパフォーマンスも4倍から6倍向上しました。例えば、かつて2時間以上かかっていたクレジット管理のクエリは、今では5分もかからなくなりました。

新しいプロセスでは、Oracle Autonomous Transaction ProcessingからOracle Autonomous Data Warehouseにシームレスにデータが送られ、Oracle Analytics Cloudによる分析にすぐに利用できるようになります。

Oracle Cloud Infrastructure上でプロセスが効率化されたことで、同社はデータの統合を継続し、地域データセンターへの依存度を下げることができるようになりました。

しかし、より重要なのは、この統合プロセスによって、同社の意思決定者がより良いデータを利用できるようになったことです。例えば、以前はラテンアメリカ地域でしか機能していなかった非常に有用なデータ分析プロセスを、カリブ海地域にも導入することができました。

この新システムは、社内のリーダーやアナリストの間で大きな反響を呼びました。分析チームは、HCM、サプライチェーン、クレジットなどの社内の幅広いグループから、旧システムに比べて3倍にも上る、高度な分析と予測の依頼を受けたと報告しています。

公開日:2020年9月2日