Varsity Scoreboards社、Oracle CloudでERPとCXを統合

すべての部門が同じデータをもとに作業できるようになったことで、重複した記録を修正する時間が減り、将来設計の時間を増やすことができました。

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当社のITスタッフは少人数ですので、定型業務をすべて自動化し、異なるソフトウェア・システムをすべて統合し、各ビジネスエリアのユーザーが同じ情報にアクセスできるようにするために、Oracle Cloudアプリケーションを選択しました。

Micah Sugg氏Varsity Scoreboards社、IT担当ディレクター

ビジネス課題

Varsity Scoreboards社は、青少年のスポーツプログラム用に年間約6,000個のスコアボードを製作しています。

同社はスコアボードをすべて受注生産しているため、完成品の在庫を保有していません。そのため、互いに連携していない異なるレガシーシステムを12個も維持することでオーバーヘッドを増大させていました。カスタマイズされた各システム間の統合は、将来の成長が見込めず、管理コストがかかるという問題がありました。各事業部門は、重複した記録やプロセスの非効率性や、手動でのデータ入力に悩まされながら運営を続けてきました。

例えば、Varsity Scoreboards社では、顧客管理用、見積もり用、新規リード用の3種類のCRMシステムがあり、さらに顧客の修理管理システムもありました。

Oracle Cloudでは、適格な作業指示を、生産チームに直接、簡単に伝えることができます。

Micah Sugg氏Varsity Scoreboards社、IT担当ディレクター

Varsity Scoreboard社がオラクルを選んだ理由

Varsity Scoreboards社は、オンプレミスのシステムの使用を中止し、マーケティング、販売、見積もり、カスタマー・サービス、財務、会計、調達、受注管理、製造など、すべてのアプリケーションを単一のOracle Cloudプラットフォーム上にアップグレードして、ビジネス全体を見直すことにしました。

その結果、あらゆる業務部門のユーザーが同じ情報をもとに作業できるようになったことで、重複した記録を修正する時間が減り、会社の将来設計を立てる時間を増やすことができました。

結果

Oracle CX MarketingOracle CX SalesOracle CX ServiceOracle CPQ、およびOracle ERP Cloud内のマスターデータと価格リストを統合することにより、営業担当者は新しい商談を追いかけ、新しい見積依頼を作成し、その過程で重複データを作成することなく、ほぼリアルタイムで既存のアカウントと見積もりを統合できます。

Oracle Cloud Supply Chain Management計画 モジュールに 5 年間の販売履歴をロードし、Varsity社はアプリケーションに組み込まれた機械学習アルゴリズムを使って、注文が承認される前にどのコンポーネント、パーツ、システムを購入する必要があるかを予測します。営業担当者が顧客の注文を承認すると、注文は自動的にOracle Cloud Order Management に送られ、そこで製品の詳細なカスタマイズと生産の指示セットが作成され、Oracle Cloud Manufacturing にロードされて生産に移されます。

会社の請求書や支払い、税金などの財務資料はすべてOracle Sales CloudからOracle Cloud Financialsに自動的に渡されるので、会計チームは簡単にレポートを実行したり、監査者と共有したり、会社幹部が戦略分析を行うためのダッシュボードを作成したりすることができます。

公開日:2020年5月14日