チューリッヒ、Oracle Identity and Access Managementでデジタル戦略をさらに強化

保険会社のチューリッヒは、Oracle Identity and Access Managementを使用して、従業員、請負業者、サプライヤのIDおよびアクセス管理(IAM)を改善しています。

共有する:

ビジネス課題

チューリッヒ・インシュアランス・グループは、210を超える国と地域に財産保険、損害保険、生命保険の商品およびサービスを提供する大手グローバル保険会社です。個人、中小企業、大企業、多国籍企業を顧客としています。

チューリッヒは、従業員、請負業者、サプライヤに最大限安全なアクセスを提供する一環として、 IDおよびアクセス管理(IAM)プラットフォームに重点を置いた取り組みを続けています。同社のIAMでは、目標として、堅牢なサポート、効果的なコスト管理、ユーザーが必要な情報とシステムへの効率的なアクセス方法の確立、およびデジタル戦略全体との調整などを掲げています。

複雑な3ステップのプロジェクトでしたが、同様の実装の約半分の時間で完了することができ、ビジネスの中断は最小限で済みました。

チューリッヒ・インシュアランス・グループがオラクルを選んだ理由

チューリッヒ・インシュアランス・グループは、セキュリティ強化、総所有コストの削減、ユーザー向けのIAMエクスペリエンスの円滑化などのメリットを評価して、Oracle Identity and Access Managementを選びました。パートナーのアクセンチュアのサポートにより、同社は同様のプロジェクトの約半分の時間でプラットフォームを実装できました。

成果

Oracle Identity and Access Managementの導入後、チューリッヒの従業員、請負業者、サプライヤは、世界中の顧客にサービスを提供するために必要な情報とシステムに、より簡単かつ迅速にアクセスできるようになりました。このプロジェクトには、複数の環境、Oracle Business Intelligence Publisherのアップグレード、多数のコネクタ(RACFやACF2など)のアップグレードが含まれていました。

Oracle myAccessポータルのベンダーサポートの保証が付いたクラウド対応のIAMで、アプリケーション・オンボーディングの簡素化、新規採用者の初日アカウントの準備、ユーザーライフサイクル管理の自動化、パスワード管理、アクセス・リクエスト・ポータル、包括的なレポートサービスを提供できるようになりました。また、同社は、レガシーフレームワークを使用するのではなく、すぐに使えるアプリケーション機能をグローバル・ガバナンス・プラットフォームに迅速にオンボーディングできることによる恩恵も受けています。

今後、チューリッヒは、所有コストの削減、運用コンプライアンスの改善、同じ機能を実行する際のリソースの削減を図る見込みです。さらに、最新のクラウド対応バージョンのOracle myAccessを運用することで、エンドポイントからインフラストラクチャまで多層防御することによるメリットを促進していく予定です。また、最小特権の原則の適用における自動化と人工知能の活用を進め、myAccessの直感的な性質によって、管理者および従業員の負担を減らして生産性を高めていこうとしています。

パートナー

実装にあたって、チューリッヒは、マネージド・セキュリティおよびIAMサービスを提供するアクセンチュアとの連携を選択しました。チューリッヒは、IAM(特に自動化)におけるアクセンチュアのイノベーションの実績と、クラウドとデジタル化に関する専門性を高く評価しました。

公開日:2022年7月12日