Oracle XML DBは、ネイティブXMLの高性能な保存および取得テクノロジーであり、すべてのバージョンのOracle Databaseに組み込まれています。
Oracle XML DBは、XML、名前空間、DOM、XQuery、SQL/XML、XSLTを含むすべての主要なXML規格を完全にサポートしています。XML規格の完全なサポートにより、Oracle XML DBは、ネイティブXMLアプリケーションの開発を支援します。アプリケーション開発者は、XML中心の手法を使用して、データベースに格納されているXMLコンテンツを保存、管理、編成、操作できます。Oracle XML DBはSQL/XML標準もサポートしているため、SQL中心の開発手法を使用して、リレーショナルデータから直接XMLを公開できます。Oracle XML DBがあれば、リレーショナル・データベース技術の利点に加えて、W3CのXML規格と業界標準のXML(XBRLなど)に関する利点もすべて得られます。
Oracle Database 19cに含まれるOracle XML DBでは、新機能として、W3CのXQuery-UpdateおよびXQuery Full-Text規格のサポート、パフォーマンスの大幅な向上、Oracle Databaseのすべての運用機能との統合の強化などが提供され、パフォーマンスに優れたスケーラブルで安全なXMLベースのアプリケーションの開発やデプロイがさらに容易になりました。
Oracle XML Developer Kit (XDK) は、Java、C、C++のコンポーネント、ツール、ユーティリティのセットで、Oracle Databaseにバンドルされています。商用再配布ライセンスにより、XML対応アプリケーションの構築とデプロイメントを容易にします。
Oracle XDKは、多くのシェアウェアや試用版XMLコンポーネントとは異なり、要求の厳しい企業の生産環境において実証された高性能のXMLサポートを提供します。Oracle XDKは、Oracle SOA、Oracle JDeveloper/ADF、Oracle XML DB、Oracle BI Publisherなど、数多くのオラクル製品に統合されています。