Oracle Secure Backup

Oracle Secure Backup

エンタープライズクラスの機能とOracle Database統合による包括的なクラウド・データ保護管理

Oracle Secure Backup 19.1: OCI不変バックアップによるランサムウェア保護

 

アーキテクチャ

データ保護が、IT組織の直面するもっとも重要で困難なタスクの1つであることは間違いありません。ランサムウェアの脅威から、不変のストレージにバックアップを保存し、有効期限が切れるまで削除や変更ができないようにする必要があります。複数のデータセンターやリモート・オフィスに散在する異機種サーバー(プライベート・クラウド、ハイブリッド・クラウド、またはパブリック・クラウドに基づくもの)のデータ保護を管理するには、データベースとファイル・システムの両方のデータから構成される分散環境の複雑さを解消できる統一されたソリューションが必要です。非常にスケーラブルなクライアント・サーバー・アーキテクチャを採用したOracle Secure Backup(OSB)は、IT環境全体のクラウド・バックアップ、ディスク・バックアップ、テープ・バックアップの一元管理を実現します。Oracle Secure Backup 19.1では、次のものがサポートされています。

NEW:不変性、ランサムウェア保護、規制コンプライアンスのための保持ルールを備えたOCI Object Storageバケット
 
NEW: クライアントから直接クラウドへのバックアップとリストア運用により、メディア・サーバーを重要なデータ・パスから排除
 
MarketplaceイメージとAnsibleプレイブックによるOIへの容易な導入
 
Oracle Database 11g Release 2からOracle Database 23aiまでをサポートするRecovery Manager(RMAN)によるOracle Databaseの統合
 
OCIオブジェクト・ストレージ、すべての層(標準、頻度の低いアクセス、アーカイブ)
Oracle Cloud Infrastructureでのクラウド・ストレージおよびアーカイブのサポートによる、クラウド環境の保護やオフサイトのバックアップへの保存
 
長期保存テープ・バックアップをOCIオブジェクト・ストレージに移行するための「コピー・インスタンス」の強化
 
自動化されたポリシーベースのステージングによる、容易なディスク・ツー・ディスク・ツー・クラウド・バックアップおよびディスク・ツー・ディスク・ツー・テープ・バックアップ
 

機能

同等の製品では、高度な機能、サーバーの数とサイズ、データベース統合に対して個別のライセンスが必要ですが、Oracle Secure Backupではその必要はありません。Oracle Secure Backupは、利用されるストリーム数のみに基づく単純なライセンス・スキームの単一ソリューションで、エンタープライズクラスの機能とOracleデータベースの統合を通じて、包括的なデータ保護管理を実現します。

Oracle Secure Backupを使用する理由

IT環境全体のエンタープライズ・データ保護-異種ファイル・システム、OCI コンピュート・インスタンス、NASデバイス、オンプレミスおよびクラウドにあるOracle Databaseとの組み込み統合を保護します。
 
クラウド・ストレージのサポート—クラウド環境の保護またはテープレスのボールティングを提供します。
 
ランサムウェア対策 - 保持ポリシーを持つOCI Object Storageバケット(WORMバケット)に不変のバックアップを作成します。
 
クラウド・バックアップとリストア運用の高速化 - クライアントとクラウド間のデータ経路において、ボトルネックや単一障害ポイントとなり得るメディア・サーバーを用意する必要がありません。Client Direct to Cloudにより、各クライアントはクラウド・ストレージに直接アクセスすることができます。
 
ポリシー駆動型のメディア・ライフサイクル管理—ディスク、テープ、またはクラウド上のバックアップの保存、バックアップ・イメージの複製、ボールティングを自動化します。
 
ステージング—異なるストレージ・テクノロジー間のデータ移動を簡略化し、単純で自動化されたディスク・ツー・ディスク・ツー・テープ・バックアップおよびディスク・ツー・ディスク・ツー・クラウド・バックアップを実現します。
 
バックアップ暗号化—バックアップ・データを保護し、ポリシーベースのバックアップ用暗号化キーの管理を提供します。
 
優れたコスト効果—同等の製品と比較して、ライセンスとライセンス関連の継続的なメンテナンス・コストを約75%削減します。
 
MAAによるExadataの検証—Oracle Maximum Availability Architecture(Oracle MAA)開発チームによりテストおよび検証されたテープ・バックアップ・ソリューションを使用して、Exadataデータ保護を簡略化します。
 
Oracleとの統合—ZFS Storage ApplianceをOracle Secure Backupのディスク・プールとして使用することで、ディスク性能に合わせてバックアップを最適化します。
 
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