Oracle Connector Hubは、Oracle Cloud Infrastructure内、およびOracle Cloud Infrastructureからサードパーティ・ツールへの、すべてのサービス間のデータ移動を記述、実行、監視するための単一のペインを提供する無料サービスです。すぐに使用できる統合を提供することで、このサービスは、オラクルのLogging、Object Storage、Streaming、Monitoringなどのシンクサービスにデータを移動するのに役立ちます。また、軽量データ処理にはFunctionsをトリガーし、インフラストラクチャへの変更に関するNotificationsを送信することもできます。
一般的な用途は次のとおりです。
Loggingサービスは、ログの収集、管理、調査を簡素化する、フルマネージドの拡張性の高いログ管理および検索プラットフォームです。このサービスは、Oracle Cloud Infrastructureとアプリケーションのログを1つのビューにまとめます。リソースとアプリケーションによって生成されたログをシームレスに取り込んで管理できます。強力なログ検索エンジンを活用して、ログを調査できます。オラクルの新しい直感的なルールエンジンは、ほぼリアルタイムで各ログラインを実用的な情報に変えます。Loggingサービスの詳細については、こちらを参照してください。
Oracle Cloud Infrastructure Object Storageでは、お客様はあらゆるタイプのデータをネイティブ形式で保存できます。分析、バックアップ、アーカイブ向けに複数のデータソースの統合に使用できるため、拡張性と柔軟性を必要とする最新アプリケーションの構築に最適です。Object Storageの詳細については、こちらを参照してください。
Oracle Cloud Infrastructure Streamingは、アプリケーションが複数のソースから大量の連続データを取り込み、そのデータをすぐに処理できるようにするフルマネージド・ソリューションです。Streamingの詳細については、こちらを参照してください。
Oracle Cloud Infrastructure Logging Analyticsは、オンプレミスおよびマルチクラウド環境からすべてのログデータを監視、集計、インデックス作成、分析できる機械学習ベースのクラウドサービスです。このサービスのユーザーはこれらのデータを検索、調査、関連付けることができるため、より迅速な問題の解決、分析結果の獲得、より的確な意思決定を行うことができます。
Oracle Cloud Infrastructure Monitoringは、スタック全体を監視するための詳細なメトリックと通知を企業に提供します。Oracle Cloud Infrastructureリソース向けにすぐに使用できるパフォーマンスおよび正常性メトリックが提供されています。さらに、業界標準の統計、トリガー演算子、および時間間隔を使用して、これらのメトリックにアラームを作成できます。Alarmsは、Notificationsを介して、クラウドインフラストラクチャとサービス全体の重要な変更をリアルタイムで警告します。また、独自のカスタムメトリックについてアラームを発行、視覚化、作成して、すべてのメトリックを1か所で監視することもできます。Monitoringには、クラス最高のメトリック・エンジンが搭載されており、複数のメトリック・ストリームおよび次元にまたがる強力な集計とスライス・アンド・ダイス・クエリをリアルタイムで実行できます。Monitoringの詳細については、こちらを参照してください。
Oracle FunctionsはOracle Cloud Infrastructure上のFunctions as a Serviceです。これはフルマネージド、マルチテナントの安全なクラウドサービスであり、開発者がインフラストラクチャの管理ではなくコードの記述に専念できるようにすることで、クラウドネイティブなアプリケーションの構築を容易にします。Oracle Functionsの詳細については、こちらを参照してください。
Oracle Cloud Infrastructure Notificationsは、大規模な多数のサブスクリプション・エンドポイントにメッセージをプッシュするフルマネージド出版-購読型サービスです。Notificationsは、メール配信、Slack、PagerDuty、カスタムHTTPS Webhookを介した通知の配信をサポートしています。Notificationsの詳細については、こちらを参照してください。
Connector Hubは無料です。Connector Hubがデータを移動するソースサービスとターゲットサービス(Logging、Object Storage、Monitoring、ストリーミング、関数、通知など)に対してのみ料金のお支払いをお願いします。
コンソール(Connector HubはデータとAIの下)、REST API、コマンドライン・インタフェース(CLI)、またはTerraformを使用してConnector Hubにアクセスできます。Connector Hubの技術資料はこちらから入手可能です。
コネクタは、ソース・サービスとターゲット・サービスとの間のデータのフローを定義します。
ソースは別のサービスで使用できるデータを含むサービスです。ソースサービスの例として、LoggingとStreamingがあります。
ターゲットは、ソースからのデータを消費するシンク、またはフローの最後に呼び出されるオペレーターのいずれかになる、宛先サービスです。ターゲットの例として、Object Storage、Streaming、Functionsがあります。
現在、Connector Hubは、LoggingおよびStreamingをソースサービスとして、Storage、Streaming、Logging Analytics、Monitoring、Functions、およびNotificationsをターゲットサービスとしてサポートしています。
タスクは、ターゲットサービスに配信される前にソースデータに対して実行される、強く型付けされた処理単位です。例:
ログタスクは、Loggingクエリ言語仕様で表されます。詳細については、Loggingクエリ言語仕様に関する資料を参照してください。
ロギング形式の概要に関する資料を参照してください。
Connector Hub APIに関するドキュメントをご参照ください。
作成されると、コネクタは継続的に動作して、ソースからターゲットサービスにデータを移動します。
Connector Hub APIに関する資料をご参照ください。
各コネクタは1つのソースから1つのターゲットにデータを移動することができます。
Connector Hubは、リージョンごとに最大5つのコネクタをサポートしています(こちらの資料を参照)。コネクタを追加する場合は、上限の引き上げについてこちらまでお問い合わせください。
承認済みのユーザーのみがコネクタを管理することができます。ソースからデータを移動するには、ターゲットサービス内の指定されたターゲットリソースに書き込むために必要な承認をコネクタに与える必要があります。コンソールを使用してコネクタのターゲットサービスを定義するときに提供されるデフォルトのポリシーを受け入れるか、グループベースのポリシーで適切な承認があることを確認することができます。コネクタの承認の詳細については、Write Access to Target Servicesをご参照ください。
Connector Hubの使用時に発生する可能性のある一般的な問題については、コネクタのトラブルシューティングに関する資料をご参照ください。