2019年6月下旬より「Java SE 11」に対応した新しい認定資格試験を順次開始しました。「Java SE 11」は、2017年9月に発表された新しいリリース・モデルへの移行後初の LTS リリースであり、企業システムやクラウド・サービス、スマート・デバイスなどで活用されるアプリケーション開発の生産性向上に重点をおいています。この資格を取得することで、業界標準に準拠した高度なスキルを証明します。
Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定資格は、言語未経験者向けの入門資格で Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識を有すること を評価することを目的としています。Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定資格を取得するためには、Java SE Bronze (1Z0-818-JPN) 試験 の合格が必要です (認定パス)。なお Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 7/8 認定資格を既にお持ちの方は自動的に Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定資格者として認定されます (認定パス)。
Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格は、Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。日常的なプログラミング・スキルだけでなく、さまざまなプロジェクトで発生する状況への対応能力も評価することを目的としています。Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格を取得するためには、Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験の合格が必要です (認定パス)。
Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 認定資格は、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格です。Javaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識を有し、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える能力評価することを目的としています。Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 認定資格を取得するためには、Java SE 11 Programmer II (1Z0-816-JPN) 試験の合格が必要です (認定パス)。
Oracle Certified Professional, Java SE 6 Programmer または、Java SE 7、Java SE 8 に対応した Oracle Certified Java Programmer, Gold 認定資格を保有している場合は、移行試験 Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developer (1Z0-817-JPN) に合格すれば、Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 認定資格にアップグレードできます。資格の移行については、移行パスをご覧ください。
取得できる資格 | 前提資格 | 試験合格 |
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Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定資格 | なし | 1Z0-818-JPN Java SE Bronze 試験 |
Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格 | なし | 1Z0-815-JPN Java SE 11 Programmer I 試験 |
Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 認定資格 | Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格 | 1Z0-816-JPN Java SE 11 Programmer II 試験 |
Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8 認定資格 | ||
Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 7 認定資格 | ||
Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 8 認定資格 | 1Z0-817-JPN Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developer 試験 |
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Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 7 認定資格 | ||
Oracle Certified Professional, Java SE 6 Programmer 認定資格 |
試験名および試験番号 | リリース日(日本語版) |
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1Z0-818-JPN Java SE Bronze |
2020年2月27日 |
1Z0-815-JPN Java SE 11 Programmer I |
2019年6月27日 |
1Z0-816-JPN Java SE 11 Programmer II |
2019年6月27日 |
1Z0-817-JPN Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developer |
2019年7月25日 |
OCJP Gold SE 7, SE 8 資格取得者は 1Z0-817 試験に合格することで OCJP Gold SE 11 資格者に認定されます。
Java SE 6 プログラマ資格者は 1Z0-817 試験に合格することで OCJP Gold SE 11 資格者に認定されます。Java SE 5 以前の OCJP-P/SJC-P 資格者は OCJP Silver SE 11 資格の新規取得または OCJP Gold SE 8 への移行を検討してください。
はい。OCJP Silver SE 7, SE 8 資格者は 1Z0-816 試験に合格することで OCJP Gold SE 11 資格者に認定されます。
いいえ。 Java SE 11 対応の Bronze 試験はバージョン非依存になるように作成します。Bronze 資格を再度取得する必要はありません。
はい。OCJP Silver SE 11 資格試験でも、Local Variable Type やモジュールシステムが出題トピックに含まれます。ただし、全体の割合で考えると、オブジェクト指向プログラミングなどの基本事項の確認を優先し最後にモジュールシステムをキャッチアップしましょう。
はい。OCJP Gold SE 11 資格試験では、高度なモジュールシステムに関するトピックが出題されます。モジュールの定義方法だけでなく、jdeps や jlink などツールの使い方など関連するトピックまでしっかり確認しましょう。また、相変わらずラムダ式&Stream API は出題比率が高めです。関数スタイルのプログラミングには慣れ親しんでおきましょう。
OCJP Gold SE 11 試験 (1Z0-816) ではセキュアコーディングが出題トピックに含まれます。セキュリティ API など新たな API の使い方を問うのではなく、データをより安全に扱うための考慮事項などが問われます。Java コーディングスタンダード CERT/Oracle 版 が参考になります。
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