Oracle Hospitality製品との統合

Oracle Hospitality Partner Integration Programでは、Oracle Hospitality製品との統合・検証が完了した包括的なツール群を提供しています。Oracle Hospitality製品への再現可能な統合の構築を検討しているISVの場合、クラウドとオンプレミスの両方の統合を利用することができます。Oracle Hospitalityのプロパティ・マネジメント・サービス・スイートと統合することで、自社の機能を拡大でき、インテグレーターやソリューションの広範な市場につながるようになります。

当社のプロパティ・マネジメント・サービスの連携には、複数のオプションがあります。

ホテルとリゾート

お客様独自の統合

ホテルとベンダーの間で、各ホテル独自に持っている、自社でサポートしている未検証のカスタム・アレンジメントを行なっている場合を指します。Oracle Supportは、オラクルのソフトウェアに限定され、ベンダー独自の構成は含まれていません。お客様独自の統合の場合、オラクルが保守するドキュメントはなく、オラクル内部の販売ツールや外部のインターフェイスのリストにも記載されていません。

カジノとゲーム

ドキュメント化されている統合

パートナーおよびオラクルは、お客様およびOracle SupportがMy Oracle Supportで、そして営業が利用できる内部リポジトリで利用可能なドキュメントを作成しました。このドキュメントは、ドキュメント化の一環としてオラクルによって更新され、OPERAにおける必要な特有のインターフェイス設定、インターフェイスの一般的な目的および機能、OPERAとパートナー・システム間で交換されるデータの種類の概要が説明されています。

クルーズ

検証済みの統合

メンバー・レベルのオプションには、書面による統合に加え、以下の追加オプションが含まれます。パートナーは、「Validated Interface(検証済みインターフェイス)」プログラム(ライセンスおよびハードウェア・トラック)に参加するオプションがあります。また、ソフトウェアをダウンロードし、自社内でプライベート・ラボ環境を維持するオプションや、OPERA Cloudのラボ環境を75%割引で購入するオプションも提供されます。Validated Integrationsには、ホスピタリティ業界以外の独自要件に関するオプションも含まれています。

パートナーの皆様の支援に向けて、APIをdocs.oracle.comで公開しています。OPERA APIは、OPERA 5 premise、OPERA 5 Hosted、OPERA Cloud向けのものです。このプロセスを進める前に、さまざまなAPIを確認し、どのような統合が可能かを把握されることをお勧めします。

OPERA API用語集- OWS/KIOSK
OPERA Web Self- Serviceは、クライアントのWeb予約エンジンとOPERA Room ReservationまたはOPERA Property OWS間のデータ転送をサポートするように設計されており、クライアント・アプリケーションがOPERAの主要な機能にアクセスできるWebサービスの集合体です。Kiosk Interfaceは、ホテルのキオスク・システムがProperty Management Systemと直接対話し、無人でチェックインやチェックアウトなどのタスクを実行できるようにするためのリンクを提供します。OPERA Kiosk Interfaceは、標準的なSOAPの呼び出しを利用したWebサービスとして提供されます。

OPERA API用語集- OXI
汎用OPERA Exchange InterfaceおよびXML標準レイアウトは、OPERAへのすべてのインタフェースのベースを構築しているものです。カスタマイズや特定のビジネス・ロジックはすべて、OPERA Exchange Adapter(OXA)およびOXIモジュールにパラメータを介してプログラムされ、通信としても機能します。外部システムは、交換されたデータをそのデータベースに保存することを想定しています。OXIは、予約システム、チャネル管理、イールド、収益管理システムに使用することができます。また、CRMにも使用することができます。

OPERA API用語集- HTNG
OPERAでは、OPERA独自のメッセージ拡張が追加され、HTNG 2008b Single Guest Itinerary Webサービス仕様をサポートしています。サポートされる機能には、アクティビティ予約、POS転記、基本予約およびプロファイル交換が含まれています。

Suite 8 API用語集- Suite 8 Advanced Kiosk
Kiosk Interfaceには、ホテル・キオスク・システムがプロパティ・マネジメント・システムと直接対話し、無人のチェックインやチェックアウトなどのタスクを実行できるリンクがあります。OPERA Kiosk Interfaceは、XMLメッセージを利用したWebサービスとして提供されます。

Suite 8 API用語集- IFC8 FIAS - OPERA and Suite 8
FIASは、さまざまな種類のサードパーティ・システムでのデータ交換に使用できるユニバーサル・プロトコル仕様のことを指します。これにより、使用可能なレコード・タイプおよびフィールドのリストを使用して独自のデータ・レコードを定義し、インタフェース内で対応が必要な機能を作成することができます。現在、次のIFCタイプがサポートされています。

  • 電話管理: ゲストからの電話を自動的にアカウントに追加し、受付でゲストの名前を表示します。
  • ボイス・メッセージ・システム: ゲスト用メールボックスとホテル・システムをサポートします。
  • POS: レストランからの請求書をゲストのアカウントに転送します。
  • キー・サービス・システム: チェックイン時に、客室やフィットネス・ルームなどの入室を許可するキーを自動で作成します。
  • ビデオ・サービス・システム: ウェルカム・スクリーンでゲストをお迎えし、いつでも利用明細を呼び出すことができます。ビデオの料金は、ゲストのアカウントに計上されます。
  • ミニバー・システム: 消費した商品の自動請求を行います。
  • 自動販売システム: 自動販売機で購入した商品をアカウントに請求します。
  • 電子送金: チェックイン時に支払いを承認し、チェックアウト時に承認/決済を行います。
  • ビル管理: 入室中の部屋のみ冷暖房を入れることで省エネルギーを実現します。
  • インターネット・ポスティング・システム: ゲストのインターネット利用を自動的にアカウントに請求します。
  • デジタルサイネージシステム: デジタル・サイネージ・システム(Readerboard)にイベントの基本情報を転送します。

Suite 8 API Glossary Suite 8 OTA
CRS Standard XML Interfaceでは、OTA (OpenTravel Alliance、OTA)のトリガー・ベースのホテル、レートおよび部屋タイプの可用性をアップロードできます。OTAは、旅行業界向けのビジネス情報の電子交換のためのオープンデータの伝送仕様を開発する非営利組織で、XMLの使用を含みますが、これに限定されません。

Oracle Hospitality Partner Integration Programの基準
未来のパートナーは、Oracle Hospitality Partner Integrationを提出する上で、オラクルの統合基準で統合を実現できることを担保するために、以下の基準を満たしているかを確認する必要があります。

  • オラクルが判断する*オラクル製品を補完するパートナー・ソリューションであること
  • 業界のセキュリティ標準に準拠しているパートナー・ソリューションであること
  • パートナー・ソリューションがセキュアであり、オラクル・ソフトウェアを外部へのエクスポージャや漏洩の危険にさらさないこと
  • パートナー・ソリューションは、必要に応じてPCIに準拠していること(PCI DSS、PCI PTS、PCI P2PE、PCI PA DSSを含む)
  • サポートおよび販売チャネル
  • パートナーは、パートナー・ソリューションについて、お客様に継続的なサポート・サービスを提供すること
  • パートナーは、アクティブな販売チャネル(社内、アウトソーシング、またはディーラー/リセラーネットワーク)を持っていること
  • 既存製品
  • パートナー・ソリューションは一般的に利用可能

ホテル・パートナーの統合基準の説明

  • メタ検索接続と分析/入札ツールの組み合わせ
  • 企業RFP管理(コンソーシアム)
  • Webサイト・コンテンツ管理
  • OTA販売管理

PMS

  • CRM
  • アップセル
  • レピュテーション管理
  • バウチャー
  • IDとパスポート・スキャンニング
  • ハウスキーピング管理
  • 宿泊前後のマーケティング

イールド/収益管理

レート・ショッピング

販売およびケータリング

  • オンライン・グループ予約
  • 客室計画
  • RFP機能

予約エンジン

  • 支払提供業者
  • 顧客評価整理

セルフ・チェックイン/チェックアウト

  • Kioskおよび顧客対応アプリ

メンテナンス

スパ、ゴルフ、レジャー

コンシェルジュ

クルーズ統合基準

  • 船上プロパティ・マネジメント・システム
  • フリート管理
  • 資材管理
  • ダイニング管理システム
  • クルーズ施設管理

支払統合基準

  • 支払提供業者

以下は、検証に連動する料金の内訳です。

  ドキュメント化されている統合 検証済みの統合
OPNメンバーシップ 年間500ドル 年間500ドル
ライセンスおよびハードウェアのトラック 該当なし* 年間3,000ドル
オラクルの検証済の統合 N/A 1,500ドル(1回あたり)
テストと検証 平均5,000ドル 7,000ドル〜15,000ドル**

*オンプレミスのテスト・ラボが必要な場合は必須となります
**これは平均的な金額であり、詳細はスコープ検討のミーティング後に決定されます
***すべての料金において、キャンセルおよび払い戻しは不可となります

基準やAPI、適用料金をご確認の後、リクエストを送信ください。リクエストは以下のリンクから送信ください。リクエストはストラテジー・チームによってレビューされ、最大4週間お時間をいただく場合があります。レビューの結果に基づいて、次のステップに関する情報を提供いたします。リクエストが承認された場合、Oracle Partner Networkへの加入が求められます。また、クラウドの検証のためのOracle Cloud Market Placeやオンプレミス検証のためのOracle Validated Integrationsパスへの加入が求められます。

Oracle Hospitalityチームがお手伝いします。

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