業界最大規模のクラウドプロバイダでありSaaSプロバイダである2つの会社オラクルとMicrosoftは、顧客向けのクラウドテクノロジとSaaSベースアプリケーションの導入の簡素化を目指して協力しています。このパートナーシップは、インフラストラクチャ、ネットワーク、通信、コラボレーション、ビジネスリソース、ビジネスプロセスなど、組織のデジタル構成要素間の複雑さを軽減し、成長とイノベーションを促進することを目指しています。
Microsoftとオラクルのパートナーシップは、新しいマルチクラウド、マルチSaaSパラダイムのニーズに対処するために締結されてました。その目標は、安全かつ統合された通信サービスを提供し、最も強力に保護された最高品質の音声体験を実現することです。
Oracle Session Border Controllers(SBC)は、サイバー攻撃や詐欺からのリアルタイム通信ネットワークの保護、ネットワーク障害や停止の影響の軽減、および相互運用性の問題の緩和を行い、非常に安全で信頼性の高い音声、ビデオ、およびユニファイド・コミュニケーション・サービスを実現します。通信事業者のために、Oracle SBCは、シームレスかつ安全で信頼できるリアルタイムのマルチテナント通信統合の実現に必要なすべての機能を提供します。
Direct Routingを使用すると、企業は、ユーザーがMicrosoft Teamsで通話を発信および受信できるようにする通信プロバイダを選択できます。Direct Routingで使用できるオプションには、エンタープライズモデルとキャリアモデルの2つがあります。
Operator Connectは、Microsoft TeamsにPSTN通話機能を追加するためのシンプルな事業者管理型サービスです。大部分の主要な通信事業者を含む新しいマーケットプレイスを作成することで、Microsoftは、事業者による企業顧客へのマネージドサービスの提供を実現しています。Microsoft Operator Connectでは、実装の一環として、事業者がDirect Routing向けに認定されたセッション・ボーダー・コントローラを用意する必要があります。
Microsoft認定のOracle SBCは、ハードウェアコストと管理コストの削減に役立ち、高品質のPSTN音声機能を装備しています。Oracle SBCは、Microsoft Teams Dynamic Emergency Calling for Direct Routingのリアルタイム緊急通話サポートの提供についても、Microsoftから認定されています。