新しい調査によると、ITリーダーは複数のクラウド・プロバイダーを利用してコストを削減し、データ管理を強化していることが明らかに
東京—2023年3月23日日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、「主流となるマルチクラウド活用」の調査結果を発表し、マルチクラウドがエンタープライズ・テクノロジーの新たな現実となっていることが明らかになりました。北米で1,000人以上、日本を含むその他の地域で500人以上の従業員を有する企業を対象とし、合計1,500人に組織内でのクラウドの利用方法について調査したところ、現在ほぼすべてのクラウド・ジャーニーがマルチクラウド・ジャーニーになりつつあることが明らかになりました。この調査は、Oracle Cloud Infrastructure部門から委託を受けたS&P Global Market Intelligence傘下の451 Researchが行いました。「Multicloud in the Mainstream(主流となるマルチクラウド活用)」レポート全文は、こちらをご覧ください。
近年、企業はテクノロジーに対し、ビジネス・アジリティの向上や業務効率の改善を求めるようになってきており、その結果クラウドとITはほぼ同義語となりつつあります。こうした傾向は以前からあり、今回の調査では、「新型コロナウイルス感染症のパンデミックがマルチクラウド活用の重要な推進要因となった」という記述に、回答者の90%以上(日本では97%)が同意しています。組織は、リモートワークの増加や、新しいビジネス・パートナーやサプライヤーとのコラボレーションなど、新たな課題に直面したことで、この新しい現実に対応するために必要な柔軟性や拡張性を求め、マルチクラウド戦略を採用しています。
451 Researchのクラウド&マネージドサービス・トランスフォーメーション担当リサーチディレクター、Melanie Posey氏は、次のように述べています。「クラウドに関しては、『ワンストップ・ショップ』的な考え方はもはや通用しません。その代わり、マルチクラウドがエンタープライズ・テクノロジーの現実となりつつあります。組織は、ソリューションと機能を適切に組み合わせ、より効率的に運用したいと考えているのです。マルチクラウドは定着しつつあり、企業は、ビジネス・アジリティやベスト・オブ・ブリードのテクノロジーなど、さまざまなビジネス要件や運用要件を満たすために、このモデルを選択しています。」
ほぼすべてのクラウド・ジャーニーで、マルチクラウドを採用している
データ主権とコスト最適化が、マルチクラウド戦略の需要を高めている
企業組織は、将来に向けてマルチクラウド戦略を積極的に計画している
マルチクラウド活用の障壁となるクラウド・プロバイダ管理やネットワーク・相互接続性が課題
マルチクラウドの課題に対応する相互接続や管理プラットフォームへの高い利用意向
日本オラクル株式会社 常務執行役員 クラウド事業統括 竹爪 慎治は、次のように述べています。「今回の調査では、日本を含むグローバルの企業のほとんどがマルチクラウドを利用または利用予定と回答しています。その準備ができているかどうかにかかわらず、マルチクラウドは無視できない存在となっており、事業の変化の中で短期間でマルチクラウド環境に変更する可能性もあれば、戦略的に最適なクラウドを段階的に選定して利用したいと考えている企業もいます。これらの企業がマルチクラウドを採用するうえでの障壁を取り払い、データ主権、コスト最適化といったマルチクラウド導入の目的を実現できるように、オラクルでは『Oracle Interconnect for Microsoft Azure』、『MySQL HeatWave on AWS』、『Oracle Database Service for Microsoft Azure』などのサービスを提供しています。オラクルは、分散クラウド戦略の中の重要な柱としてマルチクラウドを位置付けており、今後もソリューションのポートフォリオを拡張することで、お客様のマルチクラウド戦略の成功を支援していきます。」
調査方法
本レポートで使用した調査データは、オラクルが委託したS&P Global Market Intelligence傘下の451 Researchが収集したものです。このグローバル調査は2022年度第3四半期に、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、中東、ラテンアメリカの企業回答者1,500名を対象に、業種を問わず実施されたものです。この調査において、「企業」とは、1,000人以上の正社員(北米)または500人以上の正社員(その他の地域)を有する組織と定義しています。
OCIの分散クラウドは、複数のクラウドにまたがっても、データのレジデンシー、ローカリティ、権限をより細かく制御できるクラウドのメリットをお客様に提供します。OCIの分散クラウドの特徴は次のとおりです。
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL www.oracle.com/jp
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
Oracle、Java及びMySQLは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。