Press Release

オラクル、次世代のFusion Data Intelligence Platformを発表

新しいプラットフォームが、ビジネスデータ、分析、AIモデル、インテリジェント・アプリケーションを統合し、お客様のさらなる成果達成を支援

Oracle Fusion Cloud Applicationsのお客様は、より深いインサイトと迅速なアクションが可能に

Oracle CloudWorld, ラスベガス —2023年9月25日
Fusion Data Intelligence Platform

(本資料は米国2023年9月20日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルは本日、次世代のデータ、分析、AIのプラットフォームである「 Fusion Data Intelligence Platform」を発表しました。このプラットフォームは、データ主導のインサイトとインテリジェントな意思決定や行動を組み合わせることで、「Oracle Fusion Cloud Applications」のお客様がより優れたビジネス成果を達成できるように支援します。「Oracle Fusion Analytics Warehouse」製品を進化させたこの新しいプラットフォームは、自動データ・パイプライン、主要なビジネス・エンティティの360度データ・モデル、高度なインタラクティブ分析、AI/MLモデル、インテリジェント・アプリケーションを備えた「Business Data-as-a-Service」を提供します。これらのすぐに利用可能な機能はすべて、「Oracle Autonomous Database」や「Oracle Analytics Cloud」を含む「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)Data Lakehouse」サービス上で実行され、データ、分析、AI/ML、アプリケーションの各レイヤーにおいて完全な拡張性を提供します。

Oracle Analytics担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのT.K アナンド(T.K. Anand)は次のように述べています。「多くの企業では、データ管理や分析のために異なるテクノロジーを使用しているため、データのサイロ化やデータ統合プロセスの複雑さが問題となっています。さらに、こうしたデータおよび分析テクノロジーはビジネスの現場から切り離されていることが多く、インサイトをアクションにつなげるのが難しいという問題もあります。『Oracle Fusion Data Intelligence Platform』は、従来のデータおよび分析アプリケーションの枠を超え、ユーザーがそれぞれの役割やワークフローに関連したインサイトを得られるようにすることで、このような状況を改善します。実際、ユーザーはアプリケーションを離れることなく、表示されたデータやインサイトに基づいて意思決定を行い、行動を起こすこともできます。」

「Oracle Fusion Data Intelligence Platform」には、「Oracle Fusion Cloud Applications」のお客様がデータから最大の価値を引き出すことを可能にする、次のようなすぐに利用可能な機能が含まれています。

  • 360° Data Models: 組織のデータを明確かつ一貫性のある方法で表現することで、ビジネスユーザーが自社のデータとビジネス・プロセスや目標との関連性を理解できるようにします。このプラットフォームは、「Oracle Fusion Cloud Applications」のデータやその他のデータ・ソースに基づく一連の適合データ・モデルを提供することで、顧客、製品、アカウント、サプライヤー、従業員など、ビジネスのさまざまな側面に関する360度ビューを組織に提供します。
  • Prescriptive AI/ML Models: 従業員のスキル評価や顧客の支払い予測など、すぐに使えるAI/MLモデルを使用して時間のかかる作業を自動化することで、企業が特定のビジネス課題を解決できるよう支援します。これにより、従業員はより戦略的な業務に集中することができます。さらに、大量のデータを迅速に分析し、役に立つインサイトやパターンを明らかにして、事業拡大と効率化の機会を特定することができます。
  • Rich Interactive Analytics: ビジネスユーザーが、すぐに使えるダッシュボード、レポート、KPIを使用して、データをインタラクティブに検索し、可視化できるようにします。さらに、ユーザーは自然言語クエリ、自動インサイト、モバイルアプリなどのAnalytics Cloud機能を使用して、データとインサイトにすばやくアクセスできます。
  • Intelligent Applications: 事前構築済みのデータモデル、AI/MLモデル、分析コンテンツを活用することで、企業はより多くの情報に基づいた意思決定を迅速に行うことができます。これらのアプリケーションは、インサイトの提供にとどまらず、ビジネス成果を向上させるインテリジェントなアクションを推奨します。

Constellation Researchのバイスプレジデント兼プリンシパル・アナリストであるHolger Mueller氏は、次のように述べています。「オラクルの『Fusion Data Intelligence Platform』は、分析、データ、AIを真に融合させるものです。このプラットフォームの事前構築済みインテリジェント・アプリケーション、データ・モデル、AI機能は、企業がデータドリブンの環境で成功するための、将来を見据えた戦略を提供してくれます。また、ERP、HCM、CXなどの『Oracle Fusion Applications』を完璧に補完する製品だと思います。」

「Fusion Data Intelligence Platform」は、データや分析から、ビジネス成果を向上させる意思決定やアクションへと前進するための複数年構想の一角を担うものです。「Data Intelligence Platform」は、「Oracle Fusion Cloud Applications」に限定されるものではなく、同じ基礎となるプラットフォームが、NetSuiteや、医療、金融サービス、ユーティリティなど、オラクルの業界アプリケーションすべてに対し提供されます。これにより、業界を超えたインサイトの獲得が容易になります。

「Fusion Data Intelligence Platform」には、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」、「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」、「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM)」、および「Oracle Fusion Cloud Customer Experience(CX)」向けの、すぐに利用可能な分析ポートフォリオが豊富に含まれています。これらの分析サービスには、新たに以下の機能が加わりました。

  • 「Oracle Fusion ERP Analytics」: 新しいAccounting Hub分析により、財務チームは、「Oracle Accounting Hub」の補助元帳の会計データからインサイトを取得する仕組みを構築できます。
  • 「Oracle Fusion SCM Analytics」: 新しいManufacturing分析は、作業オーダーのパフォーマンスに関するタイムリーなインサイトを提供して生産性を向上させ、異常を迅速に検出して現場の効率を改善し、サプライチェーン・データ全体のインサイトを結びつけて計画から生産までのプロセスを継続的に最適化できるようにします。
  • 「Oracle Fusion HCM Analytics」: 新しいInferred Skills、Payroll Costing、Continuous Listening分析により、組織のリーダーは、従業員のスキル、給与の傾向や例外、継続的なリスニング戦略においてある時点での効果など、人材に関する包括的なインサイトを得ることができます。
  • 「Oracle Fusion CX Analytics」: 新しいQuote-to-Cash分析により、契約、価格、見積もりのプロセスが全体的なカスタマー・エクスペリエンスに与える影響についてのインサイトが得られるようになり、リードから商談までのパイプラインにとどまらない分析が可能になります。

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