Press Release

オラクルのAIエージェント、サプライチェーンのビジネス・プロセスの変革を支援

Oracle Fusion Cloud SCMに組み込まれた新しいロールベースのAIエージェントが、サプライチェーン全体にわたって新たなレベルの生産性の向上と成長を支援

Oracle CloudWorld Tour Tokyo—2025年2月12日
  • Oracle AI Agents

(本資料は米国2025年1月30日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルは本日、「Oracle Fusion Cloud Supply Chain and Manufacturing (SCM)」の新しいロールベースのAIエージェントを発表しました。これらのAIエージェントは日常的なタスクを自動化し、組織がサプライチェーンに関する戦略的な業務により多くの時間を費やせるようにします。本日から利用可能なAIエージェントは、業務プロセスをエンド・ツー・エンドで自動化し、特定のタスクや専門的な役割に合わせ、パーソナライズされたインサイト、コンテンツ、および推奨を提供します。これにより、サプライチェーン担当者が働き方を変革し、生産性をさらに向上できるよう支援します。

オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるクリス・リオーネ (Chris Leone) は次のように述べています。「サプライチェーン担当者は、データ分析、業務ポリシーの確認、オーダー処理などの管理業務に多くの時間を費やしており、生産性とリソースに多大な影響を与えています。当社の新しいサプライチェーン管理向けAIエージェントは、業務プロセスを合理化し、日常的なタスクを自動化することで、管理上の負担を軽減し、より高い精度と効率性、よりスマートな意思決定を可能にします。最終的に、より俊敏で応答性の高いサプライチェーンを実現します。」

調達、製造、メンテナンス、在庫管理、サステナビリティ、生産計画、製品ライフサイクル管理など、サプライチェーンのあらゆる分野を網羅する「Oracle Cloud SCM」に組み込まれた新しいAIエージェントは、サプライチェーン担当者を次の点においてシームレスにサポートします。

利益とリスク耐性:

  • 調達ポリシー・アドバイザー: 調達担当者が購買要求の作成、処理、履行を迅速かつ正確に行うのを支援します。例えば、エージェントは調達ポリシーに関するインサイトを提供し、調達品の推奨を行い、購買要求を完了するために必要な情報を特定することができます。
  • 製造業者のオンボーディング・アドバイザー: 設計エンジニアがメーカーやサプライヤーのオンボーディング・プロセスを効率化するのに役立ちます。例えば、エージェントは新たに追加されたメーカーやサプライヤーを迅速に評価し、リスク・プロファイルやオンボーディング要件を満たしているかを判断することができます。

スマート・オペレーション:

  • 業務手順アドバイザー: 製造および生産オペレーターが、作業が手順ガイドラインや安全基準に沿っているかを確認するのに役立ちます。例えば、エージェントは製造プロセスの標準作業手順に関するインサイトを提供し、特定の安全基準やマテリアル・ハンドリング・ガイドラインに関する情報を要約することができます。
  • 品質検査アドバイザー: 品質エンジニアが検査プロセスを効率化し、製品がコンプライアンス要件に準拠しているかどうかを確認するのに役立ちます。例えば、エージェントは不合格となった検査履歴を検証し、仕様管理の強化や新たな検査の提案など、予防措置に関する推奨事項を提供することができます。
  • マテリアル・ハンドリング・アドバイザー: 倉庫担当者が出荷時の商品を適切に処理できるよう支援します。例えば、エージェントは、商品が適切に配送・保管されるよう、特定のマテリアル・ハンドリング手順や適用される規制要件に関する情報を提供することができます。

スムーズな配送履行:

  • クレーム・ポリシー・アドバイザー: クレームに対応する際に、情報に基づき、より迅速かつより一貫性のあるクレーム処理を支援します。例えば、エージェントはクレーム・ポリシー文書をすばやく確認し、ポリシーに準拠していないクレームを特定し、それらのクレームをどのように処理すべきかについての提案を行うことができます。
  • 出荷ラベル処理アドバイザー: 運送業者が、危険物ラベル規制に準拠しているかを評価するのに役立ちます。例えば、エージェントは、規制に対応するために、出荷の詳細を確認し、必要な危険物ラベルの内容と配置に関するガイダンスを要約することができます。
  • 商品配送アドバイザー: 倉庫担当者が配送プロセスを効率化するのに役立ちます。 例えば、エージェントは特定の配送先や時間制限を考慮した詳細な配送指示を提供することで、配送中断や遅延の可能性を低減することができます。

データドリブンな意思決定:

  • サプライチェーン・コラボレーション・アドバイザー: サプライヤーが企業固有のポリシーやガイドラインに簡単にアクセスできるようにして、生産性を高めます。例えば、エージェントは予測やコミットメントに関する情報の提供や、生産進捗状況や完了状況の確認を支援することができます。
  • サステナビリティ・ポリシー・アドバイザー: サステナビリティ・アナリストが企業のサステナビリティ・イニシアチブをより正確に報告するのに役立ちます。例えば、エージェントは、企業のサステナビリティ・ポリシーや最新の業界標準のニュアンスを要約し、活動が正しく報告されていることを確認する手助けをします。

Oracle Fusion Cloud Applications Suite」の一部である「Oracle Cloud SCM」は、組織がサプライチェーン・プロセスをシームレスに接続し、変化する需要、供給、市場の変化に迅速に対応できるようにします。さらに、製品に組み込まれたAIがアドバイザーとしてサプライチェーン・データの分析、コンテンツの生成、プロセスの強化や自動化を支援し、業務の改善と変化に迅速に対応できる強靭なサプライネットワークの構築を可能にします。

「Oracle Cloud SCM」アプリケーションの詳細については oracle.com/scm をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】

日本オラクル株式会社

広報室 斉藤
03-6834-3020

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