Press Release

Oracle Database@AWSの限定プレビューを提供開始

一部のお客様は、オンプレミスのミッションクリティカルなワークロードのクラウドへの移行および導入プロセスを簡素化するために、Oracle Database@AWS 上でOracle Exadata Database Service の利用が可能に

テキサス州オースティン– —2024年12月4日

(本資料は2024年12月2日にオラクル・コーポレーションより発表された プレスリリース の抄訳です)

AWS

オラクルは本日、「Oracle Database@AWS」の限定プレビューを発表しました。限定プレビューはまずAmazon Web Services(AWS)の米国東部リージョンから開始となり、お客様はAWS内の「Oracle Cloud Infrastructure(OCI) 」上の「 Oracle Exadata Database Service」を実行できます。「Oracle Database@AWS」は、AWS内で「Oracle Exadata Database Service」をネイティブに導入、管理、使用するための統合されたエクスペリエンスをお客様に提供します。

今年9月に発表された「Oracle Database@AWS」により、お客様は、「Oracle Exadata」や「Oracle Real Application Cluster(RAC)」などの「Oracle Database」のワークロードをクラウドに移行できるようになります。この新しいサービスでは、オラクルのデータベースとAWS上のアプリケーションをつなぐ低遅延のネットワーク接続を提供します。これにより、お客様は、「Oracle Database」内のエンタープライズ・データをAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)、AWS Analyticsサービス、またはAmazon Bedrockを含むAWSの高度な人工知能(AI)および機械学習(ML)サービス上で実行されるアプリケーションに簡単に接続できるようになります。なお、「Oracle Exadata Database Service」の運用と管理はオラクルが行います。

IDCのリサーチ担当バイスプレジデントであるDave McCarthy氏は次のように述べています。「これまで、AWS上で『Oracle Database on Exadata』のパフォーマンスと機能を再現することは不可能でした。それが「Oracle Database@AWS」により、お客様はついに、オンプレミスのミッションクリティカルなワークロードをクラウドに簡単に移行し、同様のエクスペリエンスを享受できるようになります。これにより、お客様は日常的な管理と運用を簡素化し、最新化のための取り組みを優先できるようになります。」

「Oracle Database@AWS」により、お客様は既存のスキルを活用し、複雑なデータベース管理、請求、カスタマーサポートなどを、OCIとAWSの間で統合されたシンプルなエクスペリエンスとして利用できるようになります。さらに、AWSによって提供されるセキュリティ、俊敏性、柔軟性、サステナビリティのメリットも享受できます。お客様は、AWS Management Console などの使い慣れたツールを使用して、迅速に「Oracle Database@AWS」の利用を開始できます。また、お客様には次のようなメリットももたらされます。

  • 「Oracle Database」のサービスとお客様がAWS上ですでに実行しているアプリケーションの間でデータをシームレスかつ安全に接続して、分析を行い、パイプラインを構築することなく、より深いインサイトを速やかに得られるようになります。
  • 「Oracle Zero Downtime Migration」などの実績ある移行ツールとの互換性を含め、オラクルのデータベースのクラウド移行を簡素化および高速化する柔軟なオプションを提供します。
  • AWS Marketplaceを介することで購買を簡素化します。お客様は、既存のAWSへのコミットメントを使用して「Oracle Database」サービスを購入できます。また、Bring Your Own License(BYOL)や「Oracle Support Rewards(OSR)」などの既存のオラクル・ライセンス特典や、その他の割引プログラムも利用できます。
  • AWSとオラクルによる統合されたカスタマー・エクスペリエンスとサポートに加え、リファレンス・アーキテクチャ、ランディング・ゾーン、その他の資料を通じて、お客様が最も信頼できるエンタープライズ・アプリケーションをクラウドで構築し、運用するためのガイダンスを提供します。

さらに、「Oracle Database@AWS」は、お客様が分析や機械学習、生成AIのためにオラクルとAWS間のデータを統合するのにも役立ちます。お客様はAmazon EC2、Amazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)、Amazon Elastic Container Service(Amazon ECS)と、「AI Vector Search」のような「Oracle Database 23ai」の機能を組み合わせることで、新たにスケーラブルなマイクロサービスベースのアプリケーションを構築し、新機能の市場投入までの時間を短縮することができます。

Oracle Cloud Infrastructure担当シニア・バイスプレジデントのカラン・バッタ(Karan Batta)は次のように述べています。「私たちは、お客様がオラクルのデータサービスにアクセスし、複数のクラウドをシームレスに利用できるようにしたいと考えています。このパートナーシップにより、お客様はオラクルとAWS双方の最先端のAIイノベーションを活用し、運用を簡素化するための統合されたエクスペリエンスを得ることができます。AWS米国東部リージョンにおける『Oracle Exadata Database Service』の導入は始まりに過ぎず、お客様のニーズに応えるため、今後もAWSと協力していく計画です。」

「Oracle Database@AWS」は、今後数か月でさらに幅広い提供を予定しています。両社は今後もパートナーシップを継続し、「Oracle Database」の追加サービスを展開していく計画です。

 

参考リンク

【本件に関するお問い合わせ先】

日本オラクル株式会社

広報室 石山
03-6834-3238

オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

オラクルの分散クラウドについて

オラクルの分散クラウドはより優れた管理性と柔軟性でクラウドのメリットを提供します。オラクルの分散クラウドには以下が含まれます。

  • パブリック・クラウド:厳格なEUの主権制御を求める組織を含むあらゆる規模の組織がハイパースケール・リージョンを活用しています。リージョンのリストはこちらをご参照ください。
  • 専用クラウド:「OCI Dedicated Region」は、お客様が自社のデータセンターで、オラクルのすべてのクラウド・サービスを実行可能にし、「Oracle Alloy」は、パートナー企業がOCIのクラウド・サービスを再販し、そのエクスペリエンスをカスタマイズすることを可能にします。オラクルはまた、米国、英国、オーストラリアの各国で「Government Clouds」を、米国の国家安全保障を目的として「Isolated Cloud Regions」を運用しています。これらの製品により、お客様がソブリンクラウドとして展開可能なクラウドとAIをフルスタックで提供します。
  • ハイブリッド・クラウド:OCIは、「Oracle Exadata Cloud@Customer」、「Compute Cloud@Customer」を介してオンプレミス環境でクラウド・サービスを提供し、60カ国以上でインフラストラクチャを管理しています。さらに、堅牢でポータブルな高性能デバイスの複数の構成からなる「OCI Roving Edge Infrastructure」は、エッジ環境でのリモートAI推論を支援します。
  • マルチクラウド:OCIは、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureといったすべてのハイパースケール・クラウド・プロバイダー内に物理的に配置され、「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、「Oracle Database@Google Cloud」、AWS上の「Oracle HeatWave」など、低遅延でネイティブに統合されたオラクルのデータベース・サービスを提供します。また、「Oracle Interconnect for Microsoft Azure」、「Oracle Interconnect for Google Cloud」により、お客様は複数のクラウドの主要な機能を組み合わせて利用することができます。

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