Press Release

オラクル、Oracle AI Agent Studioを発表

Oracle Fusion Cloud Applicationsのお客様やパートナーが、企業を横断してAIエージェントや複数ステップのAIエージェントを容易に作成、拡張、デプロイ、管理可能に

Oracle CloudWorld, ロンドン—2025年3月21日
Oracle AI Agent Studio

(本資料は米国2025年3月20日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース の抄訳です)

オラクルは本日、「Oracle Fusion Applications」 向けに企業横断のAIエージェントおよび複数ステップのAIエージェントの作成、拡張、展開および管理のための包括的プラットフォーム「Oracle AI Agent Studio」 を発表しました。「Oracle Fusion Cloud Applications Suite」Oracle Fusion Cloud Applications Suite」の一部である新しい「Oracle AI Agent Studio」は、カスタマイズされたAIエージェントを簡単に作成できるツールを提供します。これによってお客様やパートナーは複雑なビジネス・ニーズを満たしたり、生産性を新たなレベルに引き上げる支援をします。

オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるスティーブ・ミランダ(Steve Miranda)は、次のように述べています。「AIエージェントはエンタープライズ向けアプリケーションにおける新たな進化の段階に入っています。既存のアプリケーションと同様、ビジネス・リーダーが必要としているのは、独自のニーズやビジネス・ニーズの変化に対応するための特定の機能を作成することのできる柔軟性です。『Oracle AI Agent Studio』は、すでにこれまで発表してきた50以上のAIエージェントを基に構築されており、独自のAIエージェントを簡単に開発して運用・管理できる柔軟性をお客様やパートナーに提供します。すでに『Oracle Fusion Applications』に組み込まれているエージェントと新しい『Oracle AI Agent Studio』を利用することで、お客様は自動化をさらに進め、より少ないコストで多くの成果を上げるという最終目標を達成できるようになります。」

「Oracle AI Agent Studio」は追加費用なしで、高度なテストや強固な妥当性確認、組み込み型セキュリティを始め、使いやすいツールを提供し、「Oracle Fusion Applications」の顧客やパートナー企業によるAIエージェントの開発や運用管理を支援します。「Oracle AI Agent Studio」にはオラクルのAIエージェント開発と同様の技術が活用されており、ユーザーは簡単にあらかじめ組み込まれたエージェントを拡張し、新たなエージェントを開発することが可能で、それを全社的に展開し、管理することができます。「Oracle AI Agent Studio」で設計されたAIエージェントは「Oracle Fusion Applications」とシームレスに統合でき、サード・パーティのエージェントと連携させて複雑なマルチ・ステップ・プロセスを完結させることができます。「Oracle AI Agent Studio」には以下の機能が含まれています。

  • エージェント・テンプレート・ライブラリ:ユーザーはあらかじめ組み込まれたテンプレートと自然言語プロンプトを組み合わせて、独自のAIエージェントを作成できます。ユーザーは事前設定済みテンプレートのライブラリを活用して、見積、返品処理、シフト・スケジューリングなど、ビジネスのさまざまなシナリオに対応できます。
  • 複数ステップのAIエージェント・オーケストレーション:ユーザーは、事前設定済みのテンプレートを通じて、複雑なタスクで人と並行して機能するよう、複数のエージェントを設定できます。管理を強化するために、ユーザーはマルチ・ステップ・プロセスを通じて、チェック・ポイントや承認機能を追加できます。
  • エージェントの拡張性:ユーザーは、文書やツール、プロンプトを追加したり、APIを利用したりすることで、「Oracle Fusion Applications」にあらかじめ搭載された50以上のAIエージェントを修正・拡張し、特定の業界ニーズやビジネス・ニーズに対応することができます。
  • LLMの選択:ユーザーはさまざまな大規模言語モデル(LLM)にアクセスして、特定のビジネス・ニーズを満たすことができます。ユーザーはLlamaやCohereなど、「Oracle Fusion Applications」向けに最適化されたLLMを選択したり、専門的なユース・ケース向けに外部の別の特定業界向けLLMにプラグインしたりできます。
  • Fusion とのネイティブな統合:複雑なカスタマイズなしに、「Oracle Fusion Applications」のAPIやナレッジ・ストア、定義済みツールへの直接アクセスを提供することで、ユーザーはエンタープライズ対応のエージェントを迅速に構築できます。この高度な統合は企業特有のビジネス・ロジックを、自動的にAIを利用したワークフロー内に保存します。
  • サード・パーティ・システムとの統合:ユーザーは、すぐ次のステップとその先のプロセスの両方をサポートするセキュアなAPIを通じて、「Oracle Fusion Applications」 のAIエージェントとサード・パーティのエージェントとをつなぐことができます。
  • 信頼とセキュリティのフレームワーク:ユーザーは「Oracle AI Agent Studio」内のエージェントに常に「Oracle Fusion Applications」の最新のセキュリティ設定やポリシー、アクセス制御が適用するよう要求することで、セキュアなフレームワークで機能するエージェントを構築し、導入することができます。これにより、ユーザーはセキュリティ設定を再構成したり、新たな契約を結んだりすることなく、AIエージェントを構築することもできます。
  • バリデーションおよびテスト・ツール:内蔵された妥当性確認ツールやテスト・ツールを利用して、AIのアウトプットの信頼性や再現性、説明可能性、セキュリティ、パフォーマンスを確保するなど、ユーザーはAI主導のワークフローにおける結果を検証・監視することで、信頼性や正確性の維持をサポートします。

Oracle Partner Networkによるサポート

Accentureのサプライチェーン・オペレーションのグローバル・リードであるクリス・ティママンス(Kris Timmermans)氏は次のように述べています。「Accentureとオラクルは、AIを活用して業務の遂行方法を改革するために企業が必要とするツールを提供できることを嬉しく思います。拡張されたAIインサイトと管理機能により、組織はリソースを大幅に最適化し、新たなビジネス機会を発見し、サプライチェーンの混乱に対するリアルタイムの解決策を提供し、新たな物流ルートを特定し、全体的な効率を向上させることができます。」

Deloitteのグローバル・チーフ・コマーシャル・オフィサーであるマウロ・スキアヴォーン(Mauro Schiavon)氏は次のように述べています。「AIエージェントの急速な台頭に伴い、組織はこれらのデジタルワーカーの影響を管理・測定することに苦戦しています。AIのROIを測ることは、すべての業界にとって複雑かつますます重要な目標となっています。オラクルが『AI Agent Studio』で実現しようとしていることは、企業がAIで成功するめの大きな前進となるでしょう。その堅牢な機能と業界をリードするセキュリティにより、組織は独自のビジネス・ニーズに合ったデジタルワークフォースを開発・管理することができます。そして新たなレベルの効率化を成し遂げ、即座に価値をもたらすイノベーションを活用することができます。」

PwCの米国AI責任者であるダン・プリスト(Dan Priest)氏は次のように述べています。「エージェントによって、企業はAIからより大きな価値を得られるようになります。私たちは、さまざまな部門や業界にわたって業務の在り方を根本的に変える、エージェント活用型組織の時代に突入しつつあります。PwCは、オラクルと協力して顧客のビジネスを変革してきた比類のない実績があります。オラクルの『AI Agent Studio』で何が可能になるのか、非常に期待しています。より高いIQ、新しい機能など、すべてが素晴らしい可能性につながります。」

「Oracle Fusion Applications Suite」は、組織がクラウド、予測AI、生成AI、AIエージェントなどの最新テクノロジーを活用することを可能にします。これにより、組織はサイロを解消し、プロセスを標準化し、財務、人事、サプライチェーン、およびカスタマー・エクスペリエンスなどのデータを単一の統合クラウド・プラットフォーム上で管理できるようになります。「Oracle Fusion Applications Suite」の詳細については、oracle.com/applicationsをご覧ください。

「Oracle Fusion AI Agent Studio」の詳細については、https://www.oracle.com/applications/fusion-ai/ai-agents/をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】

日本オラクル株式会社

広報室 斉藤
03-6834-3020

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