Press Release

日本オラクル、東京都多摩エリアでIoTやブロックチェーンを活用した「シニア/⼦供の街歩き促進サービス」の実証を開始

京王電鉄、小田急電鉄、ジョージ・アンド・ショーンと協働し、高齢者の健康増進、子供の安心・安全向上、地域活性化を目指す

東京—2022年10月12日
SUBARU FORESTER

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は、京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、取締役社長:都村 智史)、⼩⽥急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社⻑:星野 晃司)、ジョージ・アンド・ショーン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井上 憲、以下:G&S)と協働し、街にでかけたくなる仕掛けづくりによる外出機会の増加から、高齢者の健康寿命延伸や、子供にとって地域の安⼼・安全向上などを目指す「シニア/⼦供の街歩き促進サービス」の実証を、2022年11月1日から東京都多摩エリアで開始します。

本実証では、高齢者の外出機会を創出し健康⻑寿の促進、子供が安心・安全な街歩きにつなげる施策として、多摩市、および日野市内にお住まいの高齢者と子供に”見守りタグ”*を配布し、専用スマートフォン・アプリをダウンロードした周辺にお住まいの参加者とすれちがうことでポイントが付与されます。同エリアの実証協力店舗・施設約50カ所に訪問することでもポイントが付与され、貯まったポイントは多摩エリア内のフラワーショップにて、ギフトフラワー等の商品に交換することができます。ポイントはブロックチェーンで管理し、さまざまなサービスと連携しやすい環境を構築しています。
*G&Sが開発・提供するキーホルダー型トラッキング・デバイス。モノに取り付け、スマートフォンやタブレットとBluetooth接続することにより、その場所を探しだすことができます

日本オラクルは本実証において、高度なセキュリティを備えた「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)」の各種サービスを活用し、ポイントラリーにおけるポイント基盤および店舗や地域住民に配布するスマートフォン・アプリの構築、開発支援を行っています。ポイント基盤については、地域通貨としてのエリア限定ポイントに加えて、ポイント・プロバイダーとなる複数の事業者との将来的な連携を見据えて「OCI Blockchain Platform」を活用しています。モバイル・アプリはマルチOS向けのアプリケーション開発基盤として「Oracle Visual Builder」を利用し、2カ月という短期間でビーコンとの動作連動が可能なネイティブ・アプリ構築を実現しています。また、データベース基盤には「Oracle Autonomous Database」を活用し、データベース・ドリブンなAPI実装によるモバイル向けのREST API開発の短期実装を可能にしました。これらの実装は、同社のソーシャル・デザイン推進本部が事業創出プログラムの一環として行っています。

京王電鉄では、東京都の新宿から多摩西部に路線を持ち、「つながりあう全ての人に誠実であり、環境にやさしく、『信頼のトップブランド』になることを目指す」という京王グループ理念のもと、運輸業、流通業、不動産業、レジャー・サービス業など5つの事業グループを構成し、人々の幸せな暮らしの実現に日々チャレンジしています。沿線価値創造部では、「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」づくりのために、移動販売を含む生活サポート事業の展開、自治体連携・学校連携などを通して沿線の魅力向上策に取り組んでいます。本プロジェクトでは、沿線住⼈へ施策誘致、沿線店舗誘致とポイント獲得・端末の設置などにて、実証を支援しています。

小田急電鉄は、『お客さまの「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献する』というグループ経営理念の下、80社を超えるグループ会社とともに東京・神奈川を主な事業エリアとして、運輸、流通、不動産などさまざまな事業を展開しています。経営ビジョン「UPDATE 小田急~地域価値創造型企業にむけて~」を策定し日本一暮らしやすい沿線づくりを進めています。本プロジェクトでは、小田急沿線住人への施策誘致と、子供・高齢者向けメール配信サービスを提供します。

ジョージ・アンド・ショーンは「少しだけ優しい世界を創ろう。」をビジョンに掲げ、シニアライフをより豊かで健康に長くいきるためのサービス開発を行っています。位置情報見守りタグ「biblle(ビブル)」や高齢者施設向け安否確認システム「施設360°(シセツサンロクマル)」、またこれらサービスを介して収集される生活習慣情報をAI解析することで高齢者認知機能の推定を行うサービス「Cognivida」の開発など、高齢者認知症に関連する社会課題解決のための事業を展開しています。本プロジェクトでは、高齢者健康寿命延伸のためのサービス開発のノウハウをもとに本プロジェクトの主幹企業として、プロジェクト全体企画・推進を行います。

本実証は東京都事業「多摩イノベーションエコシステム促進事業」における「リーディングプロジェクト」に選定されています。

日本オラクルは、クラウド・テクノロジーの提供を通じて、住民や地域企業と協働しながら、スマートシティの実現と社会や地域の課題解決に貢献していきます。

実証概要

実施期間:2022年11月1日~2023年2月28日
参加対象:高齢者・子供(見守りタグ)300名、 専用アプリをダウンロードした多摩市および日野市の居住者
実施エリア:多摩市および日野市
実証背景:
  • 高齢化の進行に加え、高齢者のコロナ禍での外出機会の減少による健康不安増⼤
  • ⽐較的⼦供の数が多い本サービス実証エリアにおける交通安全や防犯への対応
実施内容:
「ポイントラリーで⾼齢者の外出機会を創出し、健康⻑寿の促進へ」
  • 参加対象者がエリア内の地域商店街や移動販売⾞などのスポット約50カ所に訪問すること
  • スマートフォン・アプリをダウンロードした参加者と見守りタグ保有者がすれちがうこと
上記2通りでポイントを付与し、貯まったポイントは累計ポイント数に応じて、多摩エリア内のフラワーショップでギフトフラワー等の商品に交換することができます
「駅通過⾒守りで、安⼼して”いってらっしゃい”といえる通学路整備」
  • 参加対象者がエリア内の特定スポットを通過すること
  • 参加対象者の家族や介護者に「位置情報」「時刻」「通過」をメールでお知らせする

各社の役割

  • 京王電鉄株式会社:沿線住⼈へ施策誘致、沿線店舗誘致とポイント獲得・端末の設置
  • 小田急電鉄株式会社:沿線住⼈へ施策誘致、⼦供向けメール配信サービスの提供
  • ジョージ・アンド・ショーン株式会社:⾒守りタグ/受信機の提供、ポイント管理システムの構築、参加者向けアプリの開発
  • 日本オラクル株式会社:各種アプリやインフラ開発支援

【本件に関するお問い合わせ先】

日本オラクル株式会社

広報室 谷地田
03-6834-3020

日本オラクルについて

私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL www.oracle.com/jp

オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

商標

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