TEAM Cloudプラットフォームにより、100以上のOracle Cloud Infrastructureサービスの提供と、関連する規制およびデータ主権要件の遵守を実現
ニュージーランド・ウェリント—2023年12月13日(本資料は米国2023年11月14日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)
ニュージーランドの大手情報管理サービス・プロバイダーであるTEAM IMは本日、同国初の現地所有・運営のハイパースケール・クラウドであるTEAM Cloudを立ち上げる計画を発表しました。TEAM IMは、オラクルのパートナー企業がクラウド・プロバイダーになることを可能にする、包括的なクラウド・インフラストラクチャ・プラットフォームである「Oracle Alloy」上でサービスを実行します。
TEAM IM は、Alloyにより、クラウドが提供する事業機会、スケール、パフォーマンスを活用し、ハイパースケール・クラウド・プロバイダー同等のスピードでイノベーションを起こすことを目指しています。ニュージーランドを拠点とするクラウド・プラットフォームにより、TEAM Cloudは顧客にデータ・レジデンシーとデジタル主権に関する付加価値を提供することができます。また、堅牢なディザスタリカバリ機能により、回復性が強化されます。TEAM Cloudは、北島の2つのTEAM IMデータセンター(Toitūのネットカーボンゼロ認証取得)で独立して運営されます。
TEAM IM のチーフ・エグゼクティブ・オフィサーであるイアン・ロジャース氏は、次のように述べています。「ニュージーランドでは、独自のハイパースケール・クラウド・ソリューションを利用することで、データの整合性を自国内で保護しつつ、クラウドのパワーを活用したいという組織のニーズが高まっています。今回の発表は、マネージド・サービス・プロバイダーからクラウド・サービス・プロバイダーへの転換という、当社の大きな節目を意味します。これにより、ニュージーランドが所有・運営する情報管理事業者としての戦略的地盤が固まりました。Oracle Cloud Infrastructure(OCI)に対する需要の高まりと、ミッションクリティカルなITソリューションの提供という当社の実績を組み合わせることで、当社は、公共機関、民間企業がデジタル環境の複雑さを乗り越え、デジタル・トランスフォーメーションを最適化できるよう支援する体制を整えることができます。」
TEAM Cloudは、TEAM IMによって運営されます。TEAM IMは、顧客にクラウド・サービスを提供するとともに、サポートや顧客業務などの面から顧客環境を管理します。また、顧客のコンテンツがニュージーランドのTEAM Cloud地域に残ることも、デジタル主権にとって重要です。これにより、業界や市場固有の規制要件といった、パブリック・クラウドでは満たされない顧客ニーズやビジネス・ニーズを満たすことができます。
TEAM IMは、エンタープライズ向けの商用アプリケーション、および政府機関向けのミッションクリティカルなアプリケーションの実装と管理において豊富な実績があります。Alloyの導入により、TEAM IMは100を超える OCIサービスを、政府機関だけでなく、マネージドサービス・パートナーやエンドユーザー顧客にも提供できるようになります。これにより、顧客のシステムを海外から国内に移転することや、オンプレミスからTEAM IMの2つのデータセンターのいずれかに移行することも可能になります。
オラクルのオーストラリア・ニュージーランド地域担当マネージング・ディレクターであるスティーブン・ボヴィス(Stephen Bovis)は、次のように述べています。「オラクルでは、パートナー企業とお客様に、より多くの選択肢を提供することに長年注力してきました。『Oracle Alloy』は、このビジョンを拡大し、パートナー企業が注力する地域や業種に合わせてカスタマー・エクスペリエンスをパーソナライズできるようにするものです。これには、ワークロードの場所や、クラウドの運用方法などの側面が多く含まれます。現地での強力なフットプリントと専門知識を持つTEAM IMは、OCIが提供する高いパフォーマンス、柔軟性、セキュリティ、スケーラビリティを活用することで、公共機関と商業組織の両方を支援することができます。」
IDC Asia/Pacific Cloud Services and Software Researchのリサーチ・ディレクターであるDaphne Chung氏は、次のように述べています。「近年、ニュージーランドの規制や要件が進化するにつれて、ソブリン・クラウドが企業の重要な課題として浮上してきました。IDCの調査によると、ニュージーランドの企業は、クラウドエコシステム、デジタル主権要件、規制コンプライアンスを満たすには、現地(国内)のプロバイダーの方が有利だと考えていることも明らかになりました。今後は、ソブリン・クラウド・サービスに対する市場のニーズに対応するため、現地プロバイダーに対する需要が高まるでしょう。」
TEAM IMは、ニュージーランドを拠点とするマネージド・サービス・プロバイダーであり、情報管理のスペシャリストです。TEAM IMは、顧客のデータ資産のライフサイクル管理とセキュリティに関する業務を請け負っています。TEAM IMとその完全子会社であるオーストラリア法人は、2009年から同地域で事業を展開しています。ウェリントンを拠点とするTEAM IMは、24時間365日体制で、公的機関や民間企業の顧客をサポートしています。
TEAM Cloudは、当社がニュージーランドで唯一の、「Oracle Cloud」を活用したデータ主権対応ハイパースケール・クラウドサービス・プロバイダーとして拡大していること示しています。
誇り高きニュージーランド企業として、私たちはすべての事業においてサステナビリティと多様性を積極的に支援しています。
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.comをご覧ください。
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