会員制の福利厚生ポータルサイト「ベネフィット・ステーション」を運営するベネフィット・ワンは、Oracle Cloudの導入により、手作業で行っていたデータ集計・分析業務を効率化。より効果的なデータの利活用を実践して会員のサービス利用状況の集計・分析にかかる時間と労力を大幅に削減。
株式会社ベネフィット・ワンが提供する「ベネフィット・ステーション」は、10,891団体、約868万人(2020年9月時点)に利用されている会員制優待サービスです。全国47都道府県で使うことができる140万以上のサービスが登録されており、会員はこれらのサービスを優待価格で利用することができます。
同社のプロダクトマーケティング部では、ベネフィット・ステーションの顧客動向データの集計・分析を、これまでは基幹システムと自動連携している中間サーバーから抽出ツールを使って取り出し、表計算ソフトを利用して手作業で集計していました。
サーバーに蓄積される膨大なデータを抽出・整理するだけで非常に時間がかかり、本来注力をしたかった分析や、分析結果を基にお客様のために新たなコンテンツの導入やプロモーションの企画作りに役立てる十分な時間を費やすことができないことが大きな課題でした。
この課題を解決するために「Oracle Autonomous Data Warehouse」と「Oracle Analytics Cloud」を導入。求めていた業務の効率化を実現し、より有効なデータ活用が可能になりました。
驚くほどの生産性向上を実現可能にしたオラクルの自律型データベースの高パフォーマンスはもちろんのことですが、ITの専門知識がない事業部門の担当者でも理解しやすく、使いやすい設計になっているオラクルのデータ分析ツールはとても力強く当社のデータドリブンによるタイムリーな経営や販促活動に寄与しています。
プロダクトマーケティング部 データマネジメントグループ長 松崎 雅美氏
オラクルのアナリティクス ツールはITの専門知識がない事業部門の担当者でも理解しやすく、使いやすい設計になっていることを評価しました。オラクルのアナリティクス ツールによってサーバーに蓄積された膨大な利用状況データの中から必要なものが完全に自動化され、ツールで加工まで行われることで、手作業で抽出する作業が不必要となることも魅力的な点でした。
オラクルの自律型データベースの高パフォーマンスとアナリティクス ツールを使用することによりレポートの作成時間を大幅に短縮できることも選定の理由です。
また、ITに詳しいスタッフが少なく、どのソリューションを選べばいいのかもわからない状態でした。しかし、日本オラクルは、テストアカウントを作成し、課題解決への道筋をデモンストレーションするかたちで懇切丁寧にアドバイスや当社に提案して寄り添ってくれました。
ベネフィット・ワンは、「Oracle Autonomous Data Warehouse」と「Oracle Analytics Cloud」の導入により、大幅な効率化を実現。従来は2、3時間も費やしていたレポート作成時間を15分程度に短縮するだけでなく、条件の異なるレポートも即座に作成することが可能となりました。
さらに、これまでは月次か週次で行われていたレポート業務が、実際のサービス利用状況とレポートとのタイムラグがなくなったため、前日までの最新動向を含むレポートを日次で行えるようになりました。
サービスの利用状況、会員のコンテンツ利用動向の変化などをリアルタイムに把握し、状況の変化に応じて速やかに販促策を打つなど、より効果的なマーケティング施策が可能となりました。
利用状況に現れた大きな変化は経営陣にも共有され、経営陣が意思決定を下すための重要な判断材料としても活用されています。
前日のデータが自動的にツールに取り込まれるので、データを手作業で集計する手間から解放されました。データの集計・分析にかかる時間と労力を大幅に削減できたことで会員様の動向を分析し、より効果的にデータの利活用を行えるので、その分析をもとに新しいコンテンツ企画を立案することに多くの時間を費やせるようになりました。
株式会社ベネフィット・ワン プロダクトマーケティング部 データマネジメントグループ 第1チーム長 中舍 萌氏