Oracle9i Real Application Clusters のグラフィカルな管理

Oracle9i Real Application Clustersは高可用性とスケーラビリティを両立させた新世代のクラスタリングテクノロジーです。 ユーザー・アプリケーションからはOracle9i Real Application Clustersは単一のシステムとみなされるため、クラスタリング用に アプリケーションに変更を加えたり、データの再配置等の作業は必要ありません。
Oracle Enterprise ManagerとOracle Configuration Assistantを使うことで、このOracle9i Real Application Clustersを グラフィカルなインタフェースで効率的に管理できます。これらを使用することにより、ビジネスは研修費を含むコストを削減でき、 Oracleプラットフォーム全体を管理する共通のインタフェースを使用することによって生産性を高めることができます。 Oracle Enterprise Managerは、単一インスタンスのデータベースに使用されるものと同一の慣れ親しんだインタフェースと クラスタ固有のオプション拡張によって、Real Application Clusters環境の設定と管理を大幅に簡略化します。

Real Application Cluster環境のためのOracle Enterprise Managerの主な機能には、次のものがあります。
  • インスタンスの状態と統計、主なインスタンス・パラメータ、およびアーカイブ・ログ構成を参照するための包括的な グラフィカル・インタフェース
  • クラスタ・インスタンスの開始とシャットダウンが単一ステップ操作で可能
  • クラスタ・データベースのすべてのインスタンスの主要達成基準
  • クラスタ環境固有のものも含むイベントの監視とジョブ
クラスタ・データベースの管理で最も重要なことの1つは、そのデータベースのすべてのインスタンスに対してアクセスできることです。 インスタンスは論理的に同じデータベースに属していますが、メモリ構成、ユーザー・セッションまたはリソースは個別に管理することができます。 下の図に示されているように、Oracle Enterprise Managerは各インスタンスを別個のエンティティとして表します。
追加情報
 Oracle9i Database 技術資料 - Real Application Culsters (9iRAC) - Oracle9i Real Application Clustersの管理

Oracle9i Database Daily Feature
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