Oracle Database Exadata Express Cloud Service(EECS)UCPでのJava Developerツールの使用

JDeveloper、NetBeans、Eclipse、IntellijなどのJava Developerツールを使用してOracle Database Exadata Express Cloud Serviceにアクセスします。このページは、Java Developerツールのいずれかを使用し、JDKのパスの変更、tnsnames.oraの場所の伝達、システム・プロパティとしてのJKSファイル の場所とパスワードの伝達について説明します。JDeveloper、NetBeans、Eclipse、またはIntellijを使用する場合におけ る、接続確立の手順についてはこのページを参照してください。 

1.前提条件

  • JDK8(バージョンJDK8u71以降)またはJDK 7(JDK7u80以降)をダウンロードし、インストールしていること。

  • 手順1 "Download and Install JDBC Thin Driver and UCP"に従ってJCE Policyファイルをダウンロードし、インストールしていること。

  • 12.2.0.1 JDBC Thinドライバ(ojdbc8.jar)と12.2.0.1 ucp.jarをダウンロード、
    または、パッチ適用済みの12.1.0.2 JDBC Thinドライバ(ojdbc7.jar)と12.1.0.2 UCP(ucp.jarをダウンロードし、ダウンロードした場所をクラスパスに追加していること。

  • 手順2 "Enable Oracle Network Connectivity and Download JKS files"に従って、セキュリティ・ファイルとネットワーク構成ファイルをダウンロードしていること。

  • 接続に必要なシステム・プロパティ:

    [Linux]
    -Doracle.net.tns_admin=/home/myuser/cloud 
    -Doracle.net.ssl_server_dn_match=true 
    -Doracle.net.ssl_version=1.2
    (12.1.0.2 JDBCドライバの場合のみ)
    -Djavax.net.ssl.trustStore=/home/myuser/cloud/truststore.jks 
    -Djavax.net.ssl.trustStorePassword=welcome1 
    -Djavax.net.ssl.keyStore=/home/
    myuser/cloud/keystore.jks
    -Djavax.net.ssl.keyStorePassword=welcome1 
    -Doracle.net.ssl_cipher_suites=(TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256)
    (JDK7の場合のみ)
    [Windows]
    -Doracle.net.tns_admin=c:\home\myuser\cloud
    -Doracle.net.ssl_server_dn_match=true
    -Doracle.net.ssl_version=1.2
    (12.1.0.2 JDBCドライバの場合のみ)
    -Djavax.net.ssl.trustStore=C:\home\
    myuser\cloud\truststore.jks
    -Djavax.net.ssl.trustStorePassword=welcome1
    -Djavax.net.ssl.keyStore=C:\home\
    myuser\cloud\keystore.jks
    -Djavax.net.ssl.keyStorePassword=welcome1

    -Doracle.net.ssl_cipher_suites=(TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256) (JDK7の場合のみ)

2.Oracle JDeveloper Java Edition 12.2.1.1

  • JDKのパスを最新のものに変更し、必要なJCEファイルを格納します。
    • [Linux] product.confファイルを探します。このファイルは、$HOME/.jdeveloper/12.2.1.1.0にあります。
      product.confを編集し、必要なJDKパスとともに以下を更新します。
      SetJavaHome /usr/jdk_1.8.0_91
    • [Windows] product.confファイルを探します。このファイルは、%USERPROFILE%\AppData\Roaming\JDeveloper\<product-version>\にあります。
      product.confを編集し、必要なJDKパスとともに以下を更新します。
      SetJavaHome D:\java\jdk1.8.0_91
  • データベース接続の作成および接続のテスト
    • データベース接続を作成します。
      「File」-->「New」-->「Application」-->「Choose "Database Tier"」-->「Database Connection」の順に選択し、すべての手順を実行して"データベース接続"を作成します。
    • DBの詳細を入力し、接続をテストします。
      (a)「Enter Custom JDBC URL」を選択し、接続URLを追加します。 tnsnames.oraの内容を接続URLに追加します。 tnsnames.oraは、サービス・コンソールからダウンロードしたネットワーク構成ファイルの一部です。
      (b)「JDBC parameters」をクリックし、必要な接続プロパティを追加します。
      (c)「Test Connection」をクリックし、接続が確立されるのを確認します。
    • 新規のJavaアプリケーションの作成と実行
      • 新しいJavaプロジェクトを作成し、新しいJavaクラスを作成します。
        UCPSample.javaをチェックアウトします。Oracle Database Exadata Express Cloud固有の 接続URL、Username、Passwordを使用するようコードを更新します。 いくつかのSQL文を追加して接続をテストします。
      • 新しいJava Classをコンパイルします。
        「Application」-->「Project Properties」-->「Add JAR/Directory」の順に選択し、パッチ適用後の12.1.0.2 JDBCシン・ドライバ(ojdbc7.jar)およびucp.jarを選択します。

        JAVA SE Versionを確認し、正しいJDKが参照されていることを確認します。
      • VM引数としてJKSファイルのパスとパスワードを伝達します。
        「Run」 -->「Choose Active Run Configuration」-->「Manage Run Configurations」-->「Choose Custom Settings」-->「Customize Settings」の順に選択します。 
        「Run Configurations」を選択して「Add」ボタンをクリックし、「Create a Run configuration」を選択して、構成の名前を指定します。
        「Run Configurations」を選択して「Edit」ボタンをクリックし、「Java Options」を選択してすべてのシステム・プロパティを伝達します。
      • アプリケーションの実行

3.NetBeans IDE 8.2

  • JDKのパスを最新のものに変更し、必要なJCEファイルを格納します。
    • [Unix] netbeans.confファイルを探します。このファイルは /etc/netbeans.conf にあります。
    • [Unix] netbeans.confを編集し、必要なJDKパスについて以下を更新します。
       netbeans_jdkhome="/usr/jdk_1.8.0_91" 
  • 新規のJavaアプリケーションの作成と実行
    • 新しいJavaアプリケーション内に新しいJavaクラスを作成します。
      UCPSample.javaをチェックアウトします。Oracle Database Exadata Express Cloud固有の 接続URL、Username、Passwordを使用するようコードを更新します。 いくつかのSQL文を追加して接続をテストします。
    • 新しいJava Classをコンパイルします。
      「Libraries」-->「Add JAR/Folder」を選択し、パッチ適用後の12.1.0.2 JDBCシン・ドライバ(ojdbc7.jarおよびucp.jarを選択します。

      「Libraries」-->「Properties」を選択し、Java Platformを確認し、正しいJDKが参照されていることを確認します。
    • JKSファイルのパスとパスワードをVM引数として設定します。
      「Run」-->「Set Project Configuration」-->「Customize」-->「VM Options」の順に選択し、必要なプロパティを伝達します。 
    • アプリケーションの実行

4.Eclipse Neon

  • JDKのパスを最新のものに変更し、必要なJCEファイルを格納します。
    •  「Open window」-->「Preferences」-->「Installed JREs」-->「Add」の順に選択します。  最新のJDKホームを追加し、必要なJCEファイルを格納します。 
  • 新規のJavaアプリケーションの作成と実行
    • 新しいJavaプロジェクトを作成して、新しいJavaクラスを作成します。
      UCPSample.javaをチェックアウトします。Oracle Database Exadata Express Cloud固有の 接続URL、Username、Passwordを使用するようコードを更新します。 いくつかのSQL文を追加して接続をテストします。
    • 新しいJava Classをコンパイルします。
      右クリックして「Project」-->「Properties」-->「Libraries」の順に選択し、
      パッチ適用後の12.1.0.2 JDBCシン・ドライバojdbc7.jarとucp.jarを選択します。
    • JKSファイルのパスとパスワードをVM引数として設定します。
      「Run」-->「Run Configurations」-->「Main」の順に選択し、UCPSample.javaがMainクラスかどうか確認します。
      「Arguments」タブ-->「VM arguments」の順に選択し、必要なプロパティ
      を伝達します。
    • アプリケーションの実行

5.IntelliJ IDEA Community Edition 2016.2.4

  • JDKのパスを最新のものに変更し、必要なJCEファイルを格納します。
    •  新しいプロジェクトを作成する場合、最新のJDKホームを選択し、必要なJCEファイルを格納します。
  • 新規のJavaアプリケーションの作成と実行
    • 新しいJavaプロジェクトを作成して、新しいJavaクラスを作成します。
      UCPSample.javaをチェックアウトします。Oracle Database Exadata Express Cloud固有の 接続URL、Username、Passwordを使用するようコードを更新します。 いくつかのSQL文を追加して接続をテストします。
    • 新しいJava Classをコンパイルします。
      「External Libraries」-->「Select JDK 1.8」-->「Open Library Settings」-->「Global Libraries(「Platform Settings」の下)」の順に選択し、「+」をクリックし、
      パッチ適用後の12.1.0.2 JDBCシン・ドライバojdbc7.jarとucp.jarを選択します。
    • JKSファイルのパスとパスワードをVM引数として設定します。
      「Run」-->「Run Configurations」-->「Configuration」の順に選択し、UCPSample.javaがMainクラスかどうか確認します。
      「VM Options」の下で必要なプロパティ
      」を伝達します。
    • アプリケーションの実行
false ,,,,,,,,,,,,,,,,