Enterprise Manager は、企業内のユーザーにOracleベースのDatabase as a Serviceクラウドをロールアウトするための、もっとも包括的なソリューションを提供します。これにより、もっとも幅広く、完全な機能セットが提供され、クラウドのエンド・ツー・エンドのライフサイクルをすべて1つのコンソールから構築、配置、および管理できます。
Oracle Cloud Management Pack for Oracle Databaseは、データベース・クラウドのライフサイクル全体にわたる機能を提供します。この機能を利用すると、クラウド管理者は、プールされたリソースを特定し、ロールベースのアクセスを構成し、サービス・カタログや関連するチャージバック計画を定義できます。
Enterprise Manager では、より幅広いサービス・カタログとセルフサービス・プロビジョニング機能を利用でき、高可用性およびディザスタ・リカバリを容易に実現できます。ロールベースのサービス・カタログには、標準化されたデータベース構成およびバージョンの公開済みのサービス・テンプレートが表示されており、そのまま使用できるセルフサービス・ポータル経由でアクセスしたり、RESTFUL:API経由で調整したりすることができます。
Enterprise Managerには、データベース統合用の非常に豊富なアーキテクチャ・オプションがあります。このソリューションでは、DBaaSサービス・モデルを選ぶことができます。たとえば、共有サーバー上の仮想マシン、共有サーバー上の専用DB、専用スキーマ(Schema as a Service)、およびOracle Database 12c Multitenantを使用したプラガブル・データベース(Pluggable as a Service)などです。
Enterprise Managerではスナップ・クローンや完全クローニングなどのクローニングが完全に自動化されており、パフォーマンス・テストや機能テストなどの幅広いアクティビティをサポートできます。すべてのクローニング・サービスは、データ・マスキングと、構成およびソフトウェア・バージョンの変更機能に統合されるようになりました。クラウド管理者は、オンデマンドのデータ取得、データの更新、新しいプロファイル・リビジョンの作成など、ソース・データのすべてのライフサイクルを管理できます。
管理者は、Fleet Maintenanceを使用して、最小限の停止時間でデータベース・ソフトウェアのパッチ適用とアップグレードを実行できます。サブスクリプション・ベースのモデルによって、クラウド・インフラストラクチャ全体で大規模に更新できるため、保守作業時間を大幅に短縮できます。管理者は、すぐに使えるダッシュボードを使用して、クラウド環境全体のコンプライアンスをリアルタイムに追跡できます。