Oracle VM Managerは、Oracle VM Server for x86やOracle VM Server for SPARCを管理するための中心となる場所を提供します。 このOracle VM Managerは、通常の場合は非常に時間のかかる手動のタスクを効率化し、データセンターのコストや複雑さを大幅に減らします。

Oracle VM Manager 3アプリケーションは、64ビット版のOracle Linux 5.5 OSまたはそれ以降のバージョンで実行されます。 同製品の管理リポジトリに関して、Oracle VM Managerは管理リポジトリとしてOracle DatabaseまたはMySQL Databaseを使用します。

Oracle VM Manager 3.2以降は、インストールを簡単にするために、Oracle VM Managerの管理リポジトリのバンドルされたデータベースとしてMySQL Databaseが使用されます。 既存のOracle SE/EE Databaseのサポートは、引き続きインストーラに含まれているため、ユーザーはカスタム・インストールを実行して、既存のインフラストラクチャをうまく活用することができます。 バンドルされたMySQL Databaseを利用したシンプルなインストールは、本番環境内で完全にサポートされます。さらに、バンドルされたMySQL Enterprise Edition Databaseを利用したOracle VM Managerのインストールには、完全に自動化されたデータベース・バックアップと迅速な復元ツールが含まれているため、データベースの復元を簡単に行うことができます。