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このチュートリアルでは、Oracle Entitlements Server 10.1.4.3のインストールと構成をOracle WebLogic Server 10.3を使用して行う方法、およびOracle Entitlements Server用の累積パッチ4(CP4)の適用方法について説明します。 さらに、このチュートリアルでは、Oracle WebLogic Server用セキュリティ・サービス・モジュール(SSM)をインストールして構成する方法についても説明します。 なお、このチュートリアルでは、Oracle WebLogic Serverのインストールが1つだけある開発環境を構成し、Oracle Entitlements Server AdministrationソフトウェアとOracle Entitlements Serverセキュリティ・サービス・モジュール・ソフトウェアを使用して、このインストールをアップデートすることを前提としています。
約2時間
このチュートリアルでは、最初に、Oracle Entitlements Serverをサポートするためのデータベースを構成します。 データベースの構成は、スクリプトによって実行するか、またはデータベース・コンソール内で直接行います。 Oracle Databaseの場合は、Oracle Entitlements Serverのデータを格納する表領域も必要です。 このソフトウェアは、対応しているいくつかのサーブレット・コンテナのいずれかで実行できますが、このチュートリアルではOracle WebLogic Serverを使用しています。 データベースを構成した後は、Oracle Entitlements Server用の累積パッチ4(CP4)をインストールして、Oracle Entitlements Serverをサポートするためのデータベース・スキーマを作成します。 そして最後に、Oracle WebLogic Server用のOracle Entitlements Serverセキュリティ・サービス・モジュール(SSM)をインストールします。これには、CP4専用のSSMが含まれています。
すべての手順が完了すると、このソリューションは、次の図のようになります。
ソフトウェア要件は、以下のとおりです。
このチュートリアルを始める前に、以下のことを確認してください。
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次のソフトウェアにアクセスできるか、インストール済みであること。 このチュートリアルでは、Oracle XEデータベースとOracle WebLogic Serverがすでにインストールされていることを前提としています。 Oracle WebLogic ServerとともにインストールされるJava 1.6 JDKは、サーバーおよびその他の製品を実行するために必要です。 製品をインストールした後で、システム・パスの環境設定を適切に行い、WebLogic提供のJDKが使用されるようにしてください。 Oracle WebLogic Serverのインストール場所には任意の場所を選択できますが、このチュートリアルではその場所を参照するために次の汎用ラベルを使用しています。
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次のソフトウェアにアクセスできること。
このチュートリアルのコースでは、Oracle Entitlements Server AdminとWindows用のWLS SSMをインストールして構成します。 したがって、チュートリアルの中で説明されている手順を進めるには、これらの製品を使用できる状態にする必要があります。 |
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次のドキュメントを参照すること。 |
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DBConfig Toolのzipファイルを解凍します。 ファイル名は、バージョンおよび対応するオペレーティング・システムによって異なります。
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Oracle WebLogic Serverの共通環境スクリプトを実行して、正しいJavaバージョンを指定します。 C:\...\dbconfig\> %MIDDLEWARE_HOME%\wlserver_10.3\common\bin\commEnv.cmd このチュートリアルでは、%MIDDLEWARE_HOME%がOracle WebLogic Serverのインストールされているディレクトリを直接ポイントしていることが前提となっています。通常、Windowsでは、このディレクトリはc:\Oracle\Middlewareです。 C:\...\dbconfig>c:\oracle\middleware\wlserver_10.3\common\bin\commEnv.cmd
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適切な構成スクリプトを修正して、JAVA_HOME変数およびINSTALL_HOME変数によって適切な値を提供するようにします。 オラクル製品ではないデータベースを使用している場合は、DB_JDBC_DRIVER_LOC変数も設定する必要があります。 この変数をいつ設定する必要があるかを示した完全なリストについては、ドキュメントを参照してください。 注: Windowsでは、ディレクトリに"短い"名前を使用する必要があります。 この名前は、dir/xコマンドを使用して表示できます。
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コマンドラインから、DBConfigスクリプトを実行します。 注: 以下の例では、Oracleデータベースがローカルホスト上で実行されていること、またデバイスに、データベース表に使用できる領域が少なくとも10MBあることを前提としています。
Please input Database type <oracle|sybase|mssql|pointbase>: oracle Enter the JDBC URL for the database server. Eg. Oracle - jdbc:oracle:thin:@myDBserver:1521:myDBsid Please input JDBC URL: jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:XE Enter the JDBC driver used to connect to the database. Eg. Oracle - oracle.jdbc.driver.OracleDriver Please input JDBC Driver:oracle.jdbc.driver.OracleDriver Please input new database user name: oesuser Enter new database user password:hidden Confirm new database user password:hidden Please input database admin name (Eg. sys): sys Please input database admin password:hidden -- Configuring table space [ales_oracle] Please input new tablespace position in DB server (Eg. c:\oracle\data.dbf):c:\oracle\data.dbf -- Creating new tablespace [ales_oracle] .......Done -- Creating new user [oesuser] .......Done -- Configuring ALES role [asi_role] -- Assigning privs to ALES role .......Done -- Assigning privs to new user [oesuser].......Done -- Closing down connection -- Successfully created ALES Database Account --
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Oracle Entitlements Server Installerを解凍します。 Microsoft Windows以外のプラットフォームでは、tarファイルまたはgzipファイルの解凍が必要になることがあります。 さらに、解凍したファイルに対してchmod +xを実行することが必要になる場合もあります。
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次のコマンドと同様のコマンドを使用して、インストーラを実行します。 インストーラを解凍して実行の準備を行うための準備ダイアログ・ボックスが表示されます。 C:\. . . >Oracle Entitlements Server10.1.4.3.0_admin_win32.exe |
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Welcome画面で「Next」をクリックします。
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Oracle Entitlements Serverには適切なサーブレット・コンテナが必要であるため、 BEA_HOMEが検出された場合はOracle WebLogic Serverを使用します。
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Oracle Entitlements Server Administrationソフトウェアへの完全修飾パスを入力します。 ほとんどの場合、デフォルトの名前をそのまま使用できます。 「Next」をクリックして続行します。
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WebLogic ServerまたはTomcatを選択できます。 このチュートリアルではOracle WebLogic Serverをサーブレット・コンテナとして使用するので、Web Server Typeドロップダウン・リストから「WebLogic Server 10」を選択して、「Next」をクリックします。
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Service Control Manager(SCM)のバインド先となるインタフェースを選択します。 この事例では、インタフェースが1つだけ提供されています。 ただし、複数のIPアドレスを含むインストールの場合は、正しいIPアドレスのチェック・ボックスを選択してから「Next」をクリックします。
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Oracle Entitlements Serverのバインド先となるHTTPポートとSSLポートを選択します。 このチュートリアルでは、デフォルトの設定をそのまま使用します。 「Next」をクリックします。
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適切なデータベースを選択し、「Next」をクリックします。 ここで設定する値は、「データベース・スキーマの作成」にある手順で使用した値と、正確に一致していなければなりません。 また、Login IDは小文字で入力する必要があります。 「Install Database Schema」チェック・ボックスが選択されていないことを、確認してください。 「Next」をクリックします。
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「Generate random passwords」を選択し、「Next」をクリックします。
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適切なJDKを、JRockit SDKとSun SDKから選択します。 このチュートリアルでは、Sun SDKを使用します。 サポートされているJDKの詳細については、Oracle Entitlements Serverのドキュメントを参照してください。 「Next」をクリックします。
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インストールの進行状況を示す画面が表示されるので、インストールが完了するまで待ちます(中断する場合は「Exit」をクリック)。 インストールが終わるまで、数分かかることがあります。
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インストールが完了すると、AdministrationおよびEntitlementsアプリケーションのURLが表示されます。 これらのURLを、書き留めておきます。 なお、これらのURLは、C:\oracle\middleware\ales32-admin\log\ install.logで確認することもできます。
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コマンド・プロンプトを開いて、カレント・ディレクトリを%MIDDLEWARE_HOME%\ales32-adminディレクトリに変更します。 このチュートリアルでは、完全修飾パスはC:\oracle\middleware\ales32-adminとなっています。
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パッチ・ファイルを解凍します。 パッチがc:\tempにあるという前提で、C:\oracle\middleware\ales32-adminコマンドを実行します。 |
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カレント・ディレクトリを、patches\cp4に変更します。 cd patches\cp4 ApplyAdminPatch.batファイルを編集します。 notepad ApplyAdminPatch.bat |
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JAVA_HOMEプロパティおよびALES_ADMIN_HOMEプロパティを変更します。 このチュートリアルで使用する値は、ほとんど変わることはないと考えられますが、WLSのインストールによっては、異なるJDKが存在していることがあります。 |
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isAdmin設定を変更します。このチュートリアルではAdministratorアカウントを使用してパッチを実行するので、isAdminをtrueに設定します。 set IsAdmin=true 変更を保存し、エディタを終了します。 |
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次のようなコマンドを使用してマシンのステータスを表示し、パッチが必要かどうかを検証します。 ApplyAdminPatch.bat status ステータスを調べて、インストールのバージョンが0になっていることを確認します。 コマンドの実行結果は、以下のようになります。 Buildfile: ApplyPatch.xml status: [echo] Existing Admin product Version: 10.1.4.3; Current CP version: 0 [echo] Patch product Version: 10.1.4.3; Patch CP version: 4 BUILD SUCCESSFUL Total time: 2 seconds |
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次のコマンドを使用してパッチを実行し、CP4にアップグレードします。 ApplyAdminPatch.bat upgrade このコマンドの実行結果は、以下のようになります。
shared.backup: |
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次のコマンドを使用して、パッチが正常に適用されたことを検証します。
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コマンド・プロンプトのウィンドウで、カレント・ディレクトリを%MIDDLEWARE_HOME%\ales-admin32\binディレクトリに変更します。 cd c:\oracle\middleware\ales-admin32\bin |
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install_ales_schemaスクリプトを実行してスキーマをインストールし、Oracle Entitlements Serverのインスタンスを起動します。 C:\oracle\middleware\ales32-admin\bin>install_ales_schema.bat oesuser oespassword 上記の手順がすべて正常に完了すると、スクリプトは、Oracle Entitlements Serverのインスタンスを起動して実行します。その際のスクリプトによる出力は、以下のようになります。 . . . Load internal policy... . . . The OES Administration server has now been properly initialized and started. |
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コマンド・プロンプトを開いて、カレント・ディレクトリをC:\Oracle\middleware\ales32-admin\bin\に変更します。 |
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次のコマンドを入力して、Oracle Entitlements Serverプロセスを停止します。 |
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カレント・ディレクトリをC:\Oracle\middleware\ales32-scm\bin\に変更します。 |
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次のコマンドを入力して、Oracle Entitlements Server SCM Serverを停止します。 start WLESscm stop |
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次のコマンドを使用して、Oracle Entitlements Server SCM Serverをコンソール・モードで再開します。 start WLESscm console 新しいウィンドウが開き、次の図のように一連のコマンドが表示されます。 Oracle Entitlements Serverポリシー・プロセスが開始されるまで、情報メッセージの生成が続くことに注意してください。 |
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カレント・ディレクトリをales32-admin\binディレクトリに変更し、次のコマンドを使用してポリシー・プロセスを開始します。 start WLESWebLogic console
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Oracle Entitlements Serverのインストールが完了した後は、Oracle Entitlements Server管理コンソールを調べることで、ソフトウェアが正しく動作しているかどうかを確認できます。
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Firefoxまたは他のブラウザで、次のURLを入力します。 https://localhost:7010/entitlementsadministration/ 証明書の確認を要求された場合は、そのセッションを受け入れて操作を続行します。
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資格証明としてadmin/passwordを使用し、管理コンソールにログオンします。
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Oracle Entitlements Server管理コンソールが、次の図のように表示されます。
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WebLogic Server用のOracle Entitlements Server SSMをインストールする手順は、以下の前提条件に基づいています。
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c:\..\> Oracle Entitlements Server10.1.4.3.0_ssm_win32.exe -log=ssm.install.log -log_priority=debug
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適切なMiddlewareホーム・ディレクトリを選択し、「Next」をクリックします。 このチュートリアルでは、管理コンソール・サーバーがリモートSSMから分離されている環境をより厳密にレプリケートするために、クライアント用に別のMiddlewareホーム(c:\oracle-client\middleware)を作成します。
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インストールする1つまたは複数のセキュリティ・モジュールを選択します。 このチュートリアルでは、必要なのはOracle WebLogic Server用SSMのみです。 「Next」をクリックします。
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Choose Product Installation Directoriesダイアログ・ボックスで、「Next」をクリックします。
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「Allow centralized configuration of security providers」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。 「Next」をクリックします。
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Choose Network Interfacesダイアログ・ボックスで、SSMに関連付けられているSCMに対応するバインド・インタフェースを選択します。 このシナリオでは、利用できるのが単一のIPアドレスのみであることに注意してください。 「Next」をクリックします。
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SCMの論理名を入力します。 この名前は、後で管理コンソールから入力することになるSCMの名前を表しています。 適切な名前を選択します。 プライマリ・サーバーのURLを入力します。このチュートリアルでは、https://localhost:7010となります。URLのlocalhostの部分は、前述の手順で書き留めたAdministrationアプリケーションのURLです。 「Next」をクリックします。 注: 厳密に言うと、この操作を行うのは、WLS専用SSMのインストールに必要だからではなく、構成ツールの実行時にscm.name設定を非コメント化する必要があるためです。 これについては、後ほど説明します。
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JDKを選択します。 このチュートリアルでは、Sun JDKを使用します。
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進捗状況を示すダイアログ・ボックスが表示されます。 インストール処理にかかる時間は1~3分ほどで、ディスクの入出力(I/O)パフォーマンスによって変わります。
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インストールが完了したら、「Done」をクリックします。
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Oracle Entitlements Serverセキュリティ・サービス・モジュールには、インストールする必要がある累積パッチ4(CP4)も含まれています。
パッチをインストールするには、パッチの解凍とApplySsmPatchスクリプトの更新を行ってから、パッチを実行します。 .
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コマンド・プロンプトを開いて、カレント・ディレクトリを%MIDDLEWARE_HOME%\ales32-ssmディレクトリに変更します。 このチュートリアルでは、完全修飾パスはC:\oracle-client\middleware\ales32-ssmとなっています。 |
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パッチ・ファイルを解凍します。 パッチがc:\tempにあるという前提で、C:\oracle-client\middleware\ales32-ssmコマンドを実行します。 |
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カレント・ディレクトリをpatches\cp1に変更し、ApplySsmPatchスクリプトを更新します。 cd patches\cp1 ApplySsmPatch.batを編集して、JAVA_HOMEプロパティ、ALES_ADMIN_HOMEプロパティ、およびJVM_VERSIONプロパティを設定します。 このチュートリアルでは、変数に以下の値を使用することを前提としています。 注: ALES_ADMIN_HOME変数には、wls-ssm SSMなど、任意のインストール済みSSMが含まれます。
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次のようなコマンドを使用してマシンのステータスを表示し、パッチが必要かどうかを検証します。 ApplyAdminPatch.bat status ステータスを調べて、インストールのバージョンが0になっていることを確認します。 コマンドの実行結果は、以下のようになります。 Buildfile: ApplyPatch.xml status: [echo] Existing SSM product Version: 10.1.4.3; Current CP version: 0 [echo] Patch product Version: 10.1.4.3; Patch CP version: 4 BUILD SUCCESSFUL Total time: 2 seconds
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次のコマンドを使用してパッチを実行し、CP4にアップグレードします。 ApplySsmPatch.bat upgrade このコマンドの実行結果は、以下のようになります。
upgrade: upgrade.ssm: [propertyfile] Creating new property file: C:\oracle\middleware\ales32-ssm\common\lib\CpVersion.properties ssm.backup: [mkdir] Created dir: C:\oracle\middleware\ales32-ssm\patches\cp1\backup_dir [copy] Copying 1 file to C:\oracle\middleware\ales32-ssm\patches\cp1\backup_dir . . . upgrade.ssm.to.cp1: upgrade.scm: [echo] *** Skipping SCM (it was already patched by a prior Admin or SSM patch upgrade) upgrade.shared: [echo] *** Skipping shared directory (it was already patched by a prior Admin or SSM patch upgrade) print.output: BUILD SUCCESSFUL Total time: 1 minute 0 seconds
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次のコマンドを使用して、パッチが正常に適用されたことを検証します。 status: [echo] Existing SSM product Version: 10.1.4.3; Current CP version: 4 [echo] Patch product Version: 10.1.4.3; Patch CP version: 4
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SSMインスタンスを作成する前に、いくつかの手順を実行する必要があります。 以下の手順を実行します。
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管理サーバーとSCMが実行中であることを確認します。 実行されていない場合は、コマンド・プロンプトを開いて、次のコマンドを実行します。 C:\oracle\middleware\ales32-admin\bin>start WLESWebLogic.bat console C:\oracle\middleware\ales32-admin\bin>cd ..\..\ales32-scm\bin C:\oracle\middleware\ales32-scm\bin>start WLESscm.bat console コマンドが完了したら、コマンド・プロンプトを閉じます。 コマンドの基本要素となる以下のテキストをコピーして貼り付ければ、これらのコマンドを簡単に入力できます。 cd \oracle\middleware\ales32-admin\bin start WLESWebLogic.bat console cd ..\..\ales32-scm\bin start WLESscm.bat console |
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環境設定との混同を避けるために別のコマンド・プロンプトを開いて、カレント・ディレクトリを次のディレクトリに変更します。 C:\oracle-client\middleware\ales32-shared\bin |
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set-env.batスクリプトを実行して、環境を構成します。 C:\oracle-client\middleware\ales32-shared\bin>set-env.bat |
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登録スクリプトを実行します。 この例では、すべてのプロンプトにおいて、パスワードとしてpasswordを使用します。 C:\oracle-client\middleware\ales32-shared\bin>enroll demo ============================================================================== AquaLogic Enterprise Security Enrollment/Unenrollment Utility ============================================================================== Enter admin username :> admin Enter admin password :> password Enter SSM private key password :> password Confirm SSM private key password :> password Enter password for identity.jceks :> password Confirm password for identity.jceks :> password Enter password for peer.jks :> password Confirm password for peer.jks :> password Enter password for trust.jks :> password Confirm password for trust.jks :> password Submitting enrollment request Processing enrollment response Updating trusted CA keystore Updating peer keystore |
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管理サーバーとSCMが実行中であることを確認します。 |
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コマンド・プロンプトを開いて、カレント・ディレクトリをC:\oracle-client\middleware\ales32-shared\binに変更します。 |
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パスワードXMLファイルとパスワード鍵ファイルの名前を指定して、asipasswordコマンドを実行します。 C:\...> asipassword admin c:\oracle-client\middleware\ales32-shared\keys\password.xml c:\oracle-client\middleware\ales32-shared\keys\password.key Enter password for alias: admin> password Confirm password for alias: admin> password Password saved. 注: このコマンドは1行で実行する必要がありますが、ここでは説明の便宜上、複数の行に分けて表記しています。
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管理サーバーとSCMが実行中であることを確認します。 |
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コマンド・プロンプトに戻り、次のようなコマンドを使用してales_security_provider_ext.jarをdomain\console-extディレクトリにコピーします。 C:\oracle-client\. . . >copy c:\oracle-client\middleware\ales32-ssm\wls-ssm\lib\ales_security_provider_ext.jar c:\oracle\domains\oes_secured\console-ext\ 注: このコマンドは1行で実行する必要がありますが、ここでは説明の便宜上、2行に分けて表記しています。 |
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次のコマンドを実行して、カレント・ディレクトリをwls-ssm管理ディレクトリに変更します。 C:\oracle-client\. . . >cd \oracle-client\middleware\ales32-ssm\wls-ssm\adm |
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メモ帳を使用してC:\oracle-client\middleware\ales32-ssm\wls-ssm\template\config\WLESarme.propertiesを変更し、以下の設定を行います。 passwordfile = c:/oracle-client/middleware/ales32-shared/keys/password.xml 変更を保存して、メモ帳を終了します。 |
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myssm_config.propertiesテンプレートを、oes_secured_config.propertiesなどの適切な名前でコピーします。 |
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コピーしたファイルを、メモ帳で開きます。 notepad oes_secured_config.properties |
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次の表にある設定と一致するように、各プロパティの値を変更します。 これらのプロパティの値は、このチュートリアルで使用することを前提とした値であることに注意してください。 これらのプロパティの中には、先頭にコメント文字#が付けられているものがあります。 コメント文字がある場合は、それを削除してください。
変更を保存して、メモ帳を閉じます。 |
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次のコマンドを実行して、設定が正しいことを確認します。 configtool.bat -check oes_secured_config.properties |
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ドメインを構成してOracle Entitlements Serverをセキュリティに使用するには、コマンド・プロンプトに戻り、次のコマンドを実行します。 configtool.bat -process oes_secured_config.properties 次の図のように表示されるステータスを、確認する必要があります。 Loading ALES Policy文とset password for user文の間になんらかのエラーがある場合は、ここまで行ってきた設定に誤りがあります。 |
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エラーが検出された場合は、ドメインをリストアし、wls-ssm/instance/サブディレクトリに新しく作成されたインスタンスを削除する必要があります。 ドメインのリストアとインスタンスの削除が完了した後で、設定の誤りを修正して、Oracle Entitlements Server構成ツールを再実行します。
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ドメインを再起動します。この時点で、コンソールに正常にログインできるようになっていれば、Oracle Entitlements Serverによって保護されるWLSドメインの作成は成功です。
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ここまで、具体的な手順を示すことによって、Oracle Entitlements Server AdministrationソフトウェアとOracle WebLogic Server用SSMをインストールするプロセスについて説明してきました。
このチュートリアルで学習した内容は、以下のとおりです。
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