データベースの可用性とパフォーマンスを維持するための、マシン学習ベースのソリューション
Oracle Autonomous Health Framework(Oracle AHF)は、種々の次世代ツールを自律型のコンポーネントとして提供します。これらのコンポーネントが24時間365日連携して機能することで、データベース・システムの正常な稼働を維持するとともに、人的な対応時間を最小限に抑えます。マシン学習テクノロジーを利用することで、Oracle AHFは早期に警告するか、可用性とパフォーマンスの領域でデータベース管理者およびシステム管理者が直面している運用ランタイムの問題を自動的に解決します。
Oracle AHFは、ソフトウェア(DB、GI、OS)の問題とハードウェア(CPU、ネットワーク、メモリ、ストレージ)の問題の両方に対して、以下の方法でデータベース・システムの可用性を維持します。
- 潜在的な可用性の問題を早期に警告
- 迅速に解決するために、根本的な原因と推奨されるアクションを特定
- Oracle Support Servicesが効率的に選別できるように、関連性のある総合的な診断を収集
可用性の問題には、メモリの負荷、ランナウェイ問合せ、ハング、DoS攻撃、不正なワークロード、ソフトウェアのバグ、ソフトウェア構成、ファイル・アクセス権の変更が原因となっている問題が含まれます。
Oracle AHFは、ソフトウェアの問題(バグ、構成、競合など)とクライアントの問題(需要、問合せ、接続管理など)の両方に対して、以下の方法でパフォーマンスを維持します。
- 潜在的なパフォーマンス低下の問題を早期に警告
- ハング・セッションを検出して自動的に解決
- ボトルネックとなっているリソース(ストレージ、グローバル・キャッシュ、CPU、SQL)を特定
- SLAとパフォーマンス目標を維持するように、リソースを再割当て
パフォーマンスの問題には、ベスト・プラクティスからの逸脱、パラメータの構成ミス、ソフトウェアのバグ、リソースのオーバーサブスクライブ、サーバーまたはデータベースの能力を上回る過度な需要が原因となっている問題が含まれます。
Oracle RACのソリューション・ファミリーとは、Oracle RACまたはOracle RAC One Nodeのライセンスを持つお客様が追加料金なしで使用できる製品と機能の集合を表します。各ソリューションは、可用性とスケーラビリティをいっそう向上することで、または日々のオペレーションを自動化し、簡素化することで、Oracle RACのコア製品を強化または補完しています。これらの貴重な機能強化について詳しくは、以下の図の各ソリューションのリンク先をご覧ください。Oracle AHFについて詳しくは、ページの最後のリンク先をご覧ください。