Exadata Database Machine

Exadata Database Machine

Oracle Exadata Database Machineは、Oracleデータベースのパフォーマンス、コスト効率、および可用性を劇的に向上させるように設計されています。高性能なデータベース・サーバー、最先端のストレージ・キャッシュ技術を備えたスケールアウト型のインテリジェント・ストレージ・サーバー、およびクラウド・スケールのRemote Direct Memory Access (RDMA)対応内部ネットワーク・ファブリックを備えたOracle Exadata Database Machineは、Oracle Databaseを実行できる最適なプラットフォームです。

Exadata X10Mの主な機能

  • データベース処理用に1ラック当たり最大2,880のCPUコアと33TBのメモリを搭載
  • SQL処理用に1ラック当たり最大1,088のCPUコアをストレージ・サーバーに搭載
  • 1ラック当たり最大21.25 TB of ExadataExadata RDMAメモリー
  • 100Gbps RoCEネットワーク
  • 完全な冗長化で高可用性を実現
  • 1ラック当たり2台から15台のデータベース・サーバー
  • 1ラック当たり3台から17台のストレージ・サーバー
  • 1ラック当たり最大462.4TBのパフォーマンスが最適化されたフラッシュ容量(RAW)
  • 最大2TBの容量が最適化されたフラッシュ容量(RAW)/ラック
  • 1ラック当たり最大4.2PBのディスク容量(RAW)

Exadata X10Mの主なメリット

  • あらゆるデータベースアプリケーションに最適化された構成済み、テスト済みのシステム
  • SQLからの非圧縮I/O帯域幅はフルラックあたり最大1TB/秒
  • 1つのラックで最大25.2M 8Kデータベース読取りI/O操作または10.9M 8Kフラッシュ書込みI/O操作/秒を実行する機能
  • あらゆる規模のアプリケーションのニーズに対応するため、コンピュート・サーバやストレージ・サーバを容易に追加可能
  • 複数のExadata Database Machine X9MラックまたはExadata X9Mストレージ拡張ラックを接続することによる卓越した拡張性

Exadataに関する最新情報

最小限のコストで最高のパフォーマンスと可用性を実現

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概要

Oracle Exadata Database Machineは、Oracleデータベースのパフォーマンス、コスト効率、および可用性を劇的に向上させるように設計されています。Exadataは、スケールアウトの高パフォーマンス・データベース・サーバー、最新式のPCIeフラッシュによるスケールアウトインテリジェント・ストレージ・サーバー、Exadata RDMAメモリーを使用した最先端のストレージ・キャッシュ、およびすべてのサーバーとストレージを接続するクラウド・スケールRDMA over Converged Ethernet (RoCE)内部ファブリックを備えた最新のクラウド対応アーキテクチャを備えています。Exadataの独自のアルゴリズムとプロトコルは、ストレージ、コンピュート、ネットワーキングにデータベース・インテリジェンスを実装し、他のプラットフォームよりも低コストで高いパフォーマンスと容量を実現します。オンライントランザクション処理(OLTP)、データウェアハウス(DW)、インメモリ分析、モノのインターネット(IoT)、金融、ゲーム、コンプライアンスデータ管理などのあらゆる種類の最新データベースワークロードや、混合ワークロードの効率的な統合に対応しています。

高速かつ高い信頼性と拡張性を実現する設計

Exadata Database Machineは、Oracleデータベースを実行する上で最もコスト効率が高く、最高のパフォーマンスを発揮するプラットフォームです。Exadataは、データベースサーバ、ストレージサーバ、ネットワークがオラクルのエキスパートによって事前に設定、調整、テストされているため、ミッションクリティカルなシステムでも容易に導入することができます。広範なエンド・ツー・エンドのテストと検証により、データベース・ソフトウェアやオペレーティング・システム、ハイパーバイザー、ドライバー、ファームウェアを含むすべてのコンポーネントがシームレスに連動し、パフォーマンスのボトルネックや単一障害点が発生しないようになっています。

すべてのExadata Database Machineは同一に構成されているため、他の何千ものお客様のExadata Database Machineの導入事例を活用することができます。また、お客様のマシンは、Oracle Supportが問題の特定と解決に使用するマシン、Oracle DevelopmentがOracle Databaseの開発とテストに使用するマシン、およびオラクルのパブリック・クラウド・サービスを実行するマシンとも同一です。Exadataは、Oracle Databaseを実行するために最も徹底的にテストされ、チューニングされたプラットフォームです。

現在Oracle Databaseを使用しているアプリケーションは、アプリケーションに変更を加えることなく、Exadata Database Machineにシームレスに移行することができます。同様に、Oracle DatabaseもExadataから容易に移行できるため、「ロックイン」の懸念も解消されます。

最先端の強力なデータベース・ハードウェア

Exadata Database Machineは、最も汎用性の高いデータベース・プラットフォームです。Exadata Database Machineはスケールアウト型のインテリジェントなストレージ・レイヤーを使用しており、単にデータを保存して送るだけでなく、データベース・リクエストの処理に対応することができますHigh Capacity(HC)、Extreme Flash(EF)、Extended Storage(XT)の3つの構成があり、Oracle Databaseのあらゆるストレージ要件に対応します。高帯域幅、低レイテンシのRDMA over Converged Ethernet(RoCE)ネットワーク・ファブリックが、Exadata Database Machine内のすべてのコンポーネントを接続します。専用のデータベース・ネットワーク・プロトコルは、汎用の通信プロトコルに比べてはるかに低いレイテンシと高い帯域幅を実現し、OLTP処理の応答時間や分析ワークロードのスループットを向上させます。

スマートなシステム・ソフトウェアによるデータベース処理の高速化

データ量が急速に増加する中、従来のストレージ・アレイでは、ディスクやフラッシュからデータベースサーバにデータを迅速に転送し、CPUをフル稼動させることに苦慮してしまいます。何十ものCPUコアを持つ最新のサーバーであれば、1秒間に何十から何百ギガバイトものデータを消費することができます。これは、従来のストレージ・アレイがストレージ・コントローラやストレージ・ネットワークを通じてデータを配信できる速度よりもはるかに速いスピードです。Exadata System Softwareは、Exadata Storage Server上に効率的にデータベースに最適化された独自のストレージインフラを実装することにより、従来のストレージのようなボトルネックのない形で、Exadataの比類ないパフォーマンスをを実現します。各ストレージ・サーバーには、データベース処理のオフロードに使用されるCPUプロセッサが搭載されています。ストレージ・サーバーのCPUは、データベースのCPUを置き換えるものではありません。そうではなく、グラフィックス・カードが画像処理に特化したワークロードを高速化するのと同じように、データベース集中型のワークロードを高速化するものです。

ミッションクリティカルな高可用性

Exadata Database Machineは、最高水準の可用性を提供できるように設計されています。ディスク、サーバー、ネットワークなどの単純な障害から、複雑なサイト障害や人的エラーまで、あらゆる種類の障害から保護することができます。オラクルのMaximum Availability Architecture(MAA)を使用してデプロイされたExadataはアナリスト企業であるIDCによって、少なくとも5ナインの可用性を実現するシステムとして認定されており、IDC AL4 fault-tolerant market segmentに分類されています1。業界トップレベルの可用性を誇るExadata Database Machineは、銀行間の資金移動やオンライン証券取引、リアルタイムの通話追跡、Webベースの小売など、大手企業が最も重要とするアプリケーション向けに導入されています。Exadataのミッションクリティカルな可用性は、OLTPワークロードに限らず、ウェアハウスや分析にも適用されています。
1Worldwide AL4 Server Market Shares 2019: Fault- Tolerant Systems Become Digital Transformation Platforms IDC、 Paul Maguranis Peter Rutten July 2020

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