Oracle Partitioning

Oracle Partitioning

Oracle Partitioningにより、大規模なデータベースの管理性、パフォーマンス、可用性が向上します。

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パーティション化の概要

パーティション化とは、表、索引、および索引構成表の細分化を可能にする強力な機能です。パーティション化することで、これらのデータベース・オブジェクトのよりきめ細かい管理およびアクセスが可能になります。Oracleでは、あらゆるビジネス要件に対応する幅広いパーティション化スキームを提供しています。さらに、SQL文ではパーティション化が完全に透過的に処理されるため、パッケージ化されたOLTPアプリケーションからデータウェアハウスまで、どのようなアプリケーションでもパーティション化を使用できます。

主な特長

パーティション化:

  • 関連するデータに対してのみ操作が行われるためパフォーマンスが向上
  • パーティション単位で管理ができるため可用性が向上
  • 最適な方法でデータが保存されるためコストが低減
  • アプリケーションおよび問合せの変更が不要なため実装が簡単
  • 何千ものオラクルの顧客に使用されている完成度が高い実証済みの機能
     

パーティション化の方法

Oracleでは、さまざまなパーティション化方式をサポートしています。

  • レンジパーティション化 - 値の範囲に基づいてデータを分散します。
  • リストパーティション化 - 個別の値リストの定義に基づいてデータを分散します。1つ以上の列をパーティションキーとして使用できます。
  • 自動リストパーティション化 - リスト方式の機能を拡張したもので、新しいパーティションキー値に対応する新しいパーティションが自動的に定義されます。
  • ハッシュ・パーティション化 - パーティションキーに内部ハッシュ・アルゴリズムを適用してパーティションを決定します。
  • コンポジット・パーティション化 - 2つのデータ分散方法を組み合わせて使用します。最初に、データ分散方法1を使用して、表をパーティション化します。次に、2番目のデータ分散方法を使用して、各パーティションをサブパーティションに分割します。
  • 複数列のレンジパーティション化 - 後の列ほど定義が詳細になる複数の列でパーティションキーが構成されている場合に使用できる方式です。
  • インターバル・パーティション化 - レンジパーティション化の機能を拡張したもので、表のメタデータの一部として定義された時間隔を使用して等間隔のパーティション範囲を自動的に定義し、将来のパーティションに対応する方式です。
  • 参照パーティション化 - 既存の親子関係を利用して表をパーティション化します。親表のパーティション化戦略は主キーのリレーションシップを使用して子表に継承されます。
  • 仮想列ベースのパーティション化 - 表に存在する1つ以上の列を使用した式をパーティションキーとし、メタデータとしての式のみを保存することができます。
  • インターバル参照パーティション化 - 参照パーティション化を拡張したもので、インターバル・パーティション化表を親表にして参照パーティション化を行うことができます。

概要

パーティション表は内部ヒープ表または索引編成表として作成でき、外部表としても作成できます。Oracle Database 19cからはハイブリッド・パーティション表を作成できるようになりました。個々のパーティション化方法を使用できるかどうかは表の種類によって変わります。

データベースをアップグレードする準備を整えたら、My Oracle Supportにアクセスして、アップグレード前ユーティリティをダウンロードしましょう。